うわ、これはきつい。
シェイドン・シャープが膝の半月板を断裂。報道では最大6カ月程度の離脱が見込まれていて、約6カ月後に再評価される予定とのことです。
シャープはまだ23歳。しかも昨シーズンは平均20.8得点まで伸ばして、ようやく「身体能力がすごい若手」から「普通に20点取れるNBAのスコアラー」になってきたところでした。
そして今オフにはジャ・モラントがポートランドへ加入。
ジャとシャープが一緒に走ったらどうなるんだろう、というのは普通に楽しみにしていました。リングの上で生きてるようなガード2人が同じチームにいるわけですからね笑
それがシーズン始まる前にシャープ離脱。
これはブレイザーズかなり痛いと思います。
シャープ、昨季めちゃくちゃ伸びてたんですよね
改めて昨シーズンの数字を見てみると、シャープは50試合で平均20.8得点、4.3リバウンド、2.6アシスト。FG45.2%、3P33.7%でした。
20.8得点。
ついに20点超えです。
2022年のドラフト7位で入ってきた時から身体能力は明らかにおかしかったですよね。とにかく跳ぶ。ハイライトだけ見ると毎試合ダンクコンテストみたいなことをやってる。
ただ、最初の頃は「で、NBA選手としてどこまで伸びるんだろう?」という感じもありました。
それが1年目9.9点、2年目15.9点、3年目18.5点、そして昨季20.8点。
毎年ちゃんと伸びています。
これ結構すごくないですか?
身体能力だけで終わる選手も山ほどいる中で、得点力を毎年上げて本当にチームの中心になってきた。
だからこそ、このタイミングの怪我はもったいなさすぎます。
しかも去年4年90Mで延長したばかり
シャープは昨年10月、ブレイザーズと4年9000万ドルの契約延長を結んでいます。
当時は平均18.5得点だったので、ポートランドとしても「こいつは今後のコアだ」と判断したんでしょう。
そしてその直後のシーズンで20.8点まで伸びた。
ここまではかなり順調。
ブレイザーズ自身も昨季はウェスト7位まで上がり、4年ぶりにプレイオフ復帰。1回戦でスパーズに負けたとはいえ、ずっと再建していたチームがようやく次の段階に入ってきました。
シャープ、トゥマニ・カマラ、デニ・アブディヤ、ドノバン・クリンガン。
若い選手もかなり揃ってきた。
そこに今オフ、まさかのジャ・モラント。
「お、ポートランド結構面白くない?」
となってたところなんですよね。
ジャとシャープ、一回普通に見たかったよね笑
ジャ・モラントとシェイドン・シャープ。
この2人の名前を見て最初に思うの、たぶん戦術じゃないですよね。
跳びすぎ。
これです笑
ジャがトランジションで走って、反対側をシャープが走る。
どっちに出してもリングの上まで行ける。
これは普通に見たかった。
もちろんバスケットボールなので、「身体能力すごい!ダンクすごい!」だけで勝てるわけではありません。2人ともボールを持った方が良い選手なので、実際どれくらい噛み合うのかは自分も気になっていました。
ジャがメインのボールハンドラーになるなら、シャープは今まで以上にオフボールでどう得点するかを覚える必要がある。
逆にジャがベンチにいる時間は、シャープにボールを持たせて得点を作らせることもできる。
これがうまくいけば結構面白そうだったんですよね。
その答えを見るのがかなり先になってしまいました。
というかポートランド、ガード多いんですよね
ただ今回の怪我を見ていて、改めてブレイザーズのロスターを見たらガードが結構すごいことになっています。
ジャ・モラント。
シャープ。
スクート・ヘンダーソン。
そしてデイミアン・リラードもいます。
ジャを取った時点で、
「これシャープとスクートどう使うんだ?」
という問題は元々ありました。
特にシャープは昨季20.8得点まで伸びたので、普通ならもっとボールを渡して成長させたい。
でもジャが来たら当然ジャがかなりボールを持つ。
シャープにとって2026-27シーズンは、単純に数字を伸ばすだけじゃなくて、強いチームの中でどう20点取るのかを覚えるシーズンになると思っていました。
個人的にはそこがめちゃくちゃ重要だったと思うんですよね。
再建中のチームなら、多少効率が悪くても若手に20本シュートを打たせられる。
でもプレイオフを狙うチームではそうはいかない。
ジャがいて、デニがいて、他にも得点できる選手がいる中で、自分の武器をどう出すか。
そこを経験できるはずだった1年が怪我でかなり削られてしまう。
チームへのダメージも大きいですが、シャープ本人の成長という意味でもかなり痛いと思います。
「6カ月」はシーズン終了ではない。でも…
報道では最大6カ月程度の離脱が見込まれています。
8月末から6カ月と考えると、単純計算では来年2月末頃。
なので現時点で「今季全休」と決まったわけではありません。
ただし、6カ月経ったら即NBAの試合に戻れる、という話でもないでしょう。
再評価されて、そこから実戦復帰に向けてコンディションを上げる時間も必要になる可能性があります。
となると、かなりシーズン後半。
プレイオフ争いの真っ最中です。
しかもシャープのプレースタイルを考えると、個人的には焦って戻ってほしくない。
この選手の一番の魅力って、やっぱりあの異常な身体能力じゃないですか。
23歳で膝をやって、復帰を急いで、その爆発力に影響が出たらそれが一番嫌です。
ポートランドとしても4年9000万ドルで延長した選手なので、今シーズンの数試合より今後数年間の方が当然大事。
復帰できる状態になっても、かなり慎重に使うんじゃないかなと思います。
じゃあ誰が穴を埋める?
ここは普通に気になります。
ジャがかなりボールを持つことになるのは間違いないでしょう。
そしてシャープがいない分、デニ・アブディヤの得点面での役割も大きくなるはず。
スクートにとっては、正直かなり大きなチャンスでもあります。
ジャ加入で「スクートの立場どうなるんだ?」と思っていたところにシャープが離脱。
もちろん怪我で誰かの出番が増えるというのは本人たちも望んだ形ではないでしょうが、NBAではこういう時に一気に序列が変わります。
スクートがここで結果を出せれば、ポートランドとしてもガード陣の未来がまた変わってくる。
逆にジャへの依存が一気に高くなってしまうと、それはそれで少し怖い。
ジャ自身もこれまで怪我で試合を欠場してきた選手なので、シーズンを通して「全部ジャよろしく」は避けたいでしょう。
シャープの20.8得点って、数字だけ見る以上にかなりデカかったのかもしれません。
それでもブレイザーズは結構楽しみ
ここまで結構ネガティブなことを書きましたが、個人的にはそれでも今季のブレイザーズは見たいです。
ジャ・モラントが環境を変えてどうなるのか。
デニがさらに伸びるのか。
カマラのディフェンス。
クリンガンの成長。
そしてスクート。
若手ばかりだった数年前とは違って、ようやく「育成しながら勝てたらいいね」ではなく、ちゃんとプレイオフを狙えるチームになってきています。
昨季もすでにウェスト7位ですからね。
そこにジャを追加した。
本来ならシャープまで揃って「今年どこまで行くんだ?」というシーズンでした。
だから本当に残念。
シャープは焦らなくていいと思う
シャープはまだ23歳です。
これが37歳のベテランなら「残された時間が…」という話になりますが、幸いシャープにはまだ時間があります。
大型契約もすでに決まっている。
チームから期待されていることも明らか。
昨季20点取れることも証明した。
だったら、もう今はちゃんと治すしかないですよね。
個人的には今季終盤に無理して戻ってきて15試合出るより、完全に状態を戻してまたあの意味わからんジャンプを見せてほしい。
ジャがドライブ。
ディフェンスが寄る。
ロブ。
シャープが飛ぶ。
たぶんパスが多少高くても普通に届くでしょう笑
今季の早い段階でそれを見られないのは残念ですが、ジャとシャープの組み合わせ自体がなくなったわけではありません。
とりあえず焦らず治してほしい。
そして復帰したらまたアホみたいに飛んでください笑

