登場人物
タック(Tuck “Dunkmaster” Johnson)
→ 熱血派のストリートボーラー兼YouTuber。感覚でバスケを語るのがモットー。派手なプレーが大好きで、理屈よりも「すごいものはすごい!」が信条。
カズ(Kaz “The Analyst” Petrov)
→ 冷静沈着なデータアナリスト。NBAの歴史とスタッツに詳しく、理論的にバスケを分析するのが得意。データと論理がすべて。
GOATって本当に1人に決められるのか?
タック:「よし、今日は前回の続きだ。GOAT論争に決着をつけるぞ!」
カズ:「前回、マイケル・ジョーダンとレブロン・ジェームズを比較したが、結論は出なかったな。」
タック:「それな! 俺はジョーダンをGOATだと思ってるし、お前はデータ的にレブロンもありだって言ってたけど…正直、GOATって1人に絞る必要あるのか?」
カズ:「それは重要な視点だな。そもそも“GOATの定義” が曖昧だからこそ、みんなが意見を分かれるんだ。」
GOATの定義を整理してみる
カズ:「GOATを決める基準は人それぞれだが、だいたいこんな感じに分かれる。」
GOATの基準 | 例 |
---|---|
優勝回数・リングの数 | ビル・ラッセル(11回) |
個人のスタッツ | カリーム・アブドゥル=ジャバー(歴代2位の得点) |
オールラウンド能力 | レブロン・ジェームズ(通算得点&アシストのバランス) |
ピーク時の支配力 | マイケル・ジョーダン(6回優勝・無敗) |
時代の影響力 | ステフィン・カリー(3P革命を起こした) |
タック:「なるほど…でも、これ見て思ったんだけど、GOATの基準って1つじゃないんだな!」
カズ:「その通り。だからこそ、『GOATは◯◯だ!』と断言するのが難しいんだ。」
タック:「たしかに、優勝回数ならビル・ラッセルが圧倒的だけど、現代のNBAであんな支配できる選手はいないよな。」
カズ:「時代によってルールやプレースタイルも変わるからな。たとえば、現代ではスリーポイントが重要視されるが、90年代にはそんな概念はなかった。」
じゃあ、時代ごとにGOATを決めるべき?
タック:「ってことは、GOATは時代ごとに分けたほうがよくね?」
カズ:「そういう考え方もある。たとえば、年代別にGOATを決めるとこんな感じだな。」
時代 | GOAT候補 |
---|---|
1960年代 | ビル・ラッセル、ウィルト・チェンバレン |
1970年代 | カリーム・アブドゥル=ジャバー、ジュリアス・アービング |
1980年代 | マジック・ジョンソン、ラリー・バード |
1990年代 | マイケル・ジョーダン |
2000年代 | シャキール・オニール、コービー・ブライアント、ティム・ダンカン |
2010年代 | レブロン・ジェームズ、ステフィン・カリー |
2020年代(現在) | ヤニス・アデトクンボ、ニコラ・ヨキッチ、ルカ・ドンチッチ? |
タック:「こうやって見ると、どの時代もGOAT級の選手がいるな!」
カズ:「だからこそ、『GOATは時代によって変わる』という考え方が一番しっくりくるんだ。」
結論:「GOATは1人に絞れない!」
タック:「じゃあ、お前も『GOATはジョーダンだ!』って認めるんだな?」
カズ:「いや、俺はあくまで“GOATは1人に決められない”という立場だ。」
タック:「くそっ、また理詰めかよ…。でもまあ、確かにGOATって1人に決めるのは無理があるかもしれないな。」
カズ:「それぞれの時代やプレースタイルによって、違うGOATがいてもいいだろう。」
タック:「でもさ…もし俺たちが選ぶなら、結局誰をGOATにする?」
カズ:「俺は…総合的に考えるとジョーダンがGOATだと思う。ただし、“最も完成された選手”ならレブロン、現代の影響力ならカリー”という見方もできる。」
タック:「つまり…『GOATは1人に決められない!』が結論ってことか?」
カズ:「そういうことだな。」
タック:「でも、それだと”最強”を決めた感じがしないんだよなぁ…。じゃあ、次回は”最強の1on1プレイヤー”を決めるのはどうだ?」
カズ:「面白いな。それなら個人のスキル勝負だから、1人に絞りやすいかもしれない。」
【読者に質問!】
GOATは1人に決めるべき? それとも時代ごとに分けるべき?
あなたの考えをコメントで教えてくれ!
次回:「NBA史上最強の1on1プレイヤーは誰?」で議論! お楽しみに!