八村塁30得点。僕ら、NBAを見すぎて八村の凄さに慣れてない?

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八村塁が、またやりました。

2027年FIBAワールドカップ・アジア地区予選のカタール戦。日本代表は123-70で圧勝し、八村は30得点、6リバウンド、4アシスト、3スティール、4ブロック。FG9/15、3P6/8という、とんでもないスタッツを残しました。

しかも、その前のサウジアラビア戦では29得点。

2試合で59得点です。

いや、普通にヤバい。笑

でもこの試合を見ながら、僕はちょっと別のことを思っていました。

「八村なら、まあこれくらいやるか」

……いやいやいや。

俺ら、八村塁に慣れすぎてない?笑

八村塁、2試合で59得点

まず今回の2試合を振り返ってみます。

サウジアラビア戦では28分の出場で29得点。FG11/14、3P3/4という高確率で、日本は106-78で勝利しました。八村は3スティール、1ブロックも記録しています。

そしてカタール戦。今度は30得点。特に3Pが6/8。カタール戦だけ切り取っても十分凄いんですが、サウジ戦と合わせると2試合で59得点です。

しかも日本も2連勝。

カタール戦なんて123-70ですからね。

53点差。

バスケの試合で53点差って、途中から「どっちが勝つか」じゃなくて「最終的に何点差になるんだろう」になるやつです。笑

日本代表に入ると、八村が急にデカく見えるそして今回あらためて感じたのがこれです。

八村、デカい。強い。いや、知ってるんですよ。八村は205cmあります。

知ってるんですけど、NBAを普段見ていると感覚がおかしくなるんですよね。

ヨキッチがいる。ウェンビーがいる。ヤニスがいる。毎晩のように人間のサイズじゃない人たちを見ているので、205cmの八村を見ても、

「まあNBAのフォワードだよね」くらいの感覚になってしまう。でも日本代表に入った八村を見ると、「あれ?八村ってこんなにデカかったっけ?」となります。

フィジカルも強い。

走れる。

ミドルも打てる。

3Pも入る。

そして相手によってはサイズそのものが完全なミスマッチになる。

NBAというリーグが異常なだけで、八村も十分に異常な側の人間なんですよね。笑

NBAを見すぎて、僕らの感覚が麻痺している

これ、八村を長く追っているNBAファンほど起きている気がします。

今では八村がNBAの試合に出てもニュースになりません。

10点取っても普通。

15点取っても、

「今日はまあまあ良かったね」

くらい。

20点取ってようやく、

「お、今日八村良かったじゃん」

となる。

でも少し考えてみてください。

日本人がNBAで普通にローテーションに入って、世界最高峰の選手たちと毎日のように戦っている。

これ、とんでもないことなんですよ。

八村がNBA入りした頃は、試合に出るだけでも日本でニュースになっていました。

NBAドラフトで1巡目9位指名されたこと自体が歴史的でした。

それが今では、NBAにいること自体が当たり前になってしまった。

八村が普通になったんじゃありません。

僕らの基準が八村によって引き上げられすぎたんです。

だから代表戦を見ると「NBA選手ってヤバいな」と思い出す

僕が今回の2試合で面白かったのは、八村を見ることで逆にNBAの異常さまで分かることです。

代表では圧倒的なフィジカルを持っている八村が、NBAに戻れば毎日のように同等以上のサイズ・身体能力を持った選手とマッチアップします。

今回のカタール戦では、八村は3Pを8本打って6本成功。

30得点だけでなく、3スティール、4ブロックまで記録しています。

攻守でこれだけ存在感を出せる選手が、NBAでは「チームの絶対的エース」ではない。

そう考えると、

NBA、やっぱり意味分からん。笑

八村の凄さを再認識すると同時に、NBAがどれだけ化け物の集まりなのかも分かります。

じゃあNBAでも八村にもっとボールを持たせるべき?

そしてNBAファンとしては、やっぱりここも考えたくなります。

「NBAでも、もうちょっと八村にボール持たせたら面白いんじゃない?」

代表の八村を見るたびに思います。

もちろん、これは単純な話ではありません。

カタール戦とNBAではディフェンスのレベルも違いますし、チーム内で求められる役割も違う。

代表で30点取ったからといって、

「じゃあNBAでも毎試合20本打たせよう!」

という話にはなりません。

そんな簡単ならNBAのHCは苦労しません。笑

ただ、代表では自分から仕掛ける八村を見る機会が明らかに増えます。

ミスマッチを見つけて攻める。

ミドルレンジまで入る。

身体をぶつける。

シュートが空けば迷わず打つ。

こういう八村を見ると、

NBAでももう一段階、オフェンスの役割を増やした姿を見てみたい

とは思います。

今季はクリッパーズで新しい八村が見られる

しかも今季は環境も変わります。

八村はレイカーズからクリッパーズへ移籍。

河村勇輝とNBAでもチームメイトになりました。

今回のカタール戦では、その河村も10アシスト。FIBAも今回のWindowで2試合19アシストだったことを紹介しています。

日本代表で一緒にプレーしている2人が、そのままNBAでも同じユニフォームを着る。

これは日本のNBAファンとして普通に楽しみです。

そして今の八村を見ていると、新天地クリッパーズでどんな役割を与えられるのかも気になります。

代表でこれだけ自信を持ってプレーしている八村を見てしまうと、

「そのままNBAにも持って帰ってくれ!」

と思ってしまいます。笑

「八村ならこれくらいやる」が一番凄いのかもしれない

八村30得点。

サウジ戦29得点。

2試合で59得点。

少し前なら、これだけで日本のバスケ界が大騒ぎするような数字だったと思います。

でも今では、

「八村ならやるよね」

と思ってしまう。

僕自身、今回そう思ってしまいました。

でも、考えてみればこれこそが八村の凄さなのかもしれません。

日本人がNBAでプレーする。

NBAでスターターになる。

プレーオフで重要な役割を任される。

日本代表に帰ってきたらエースとして30点取る。

その全部を僕らが「普通」だと思えるところまで持ってきてしまった。

八村塁が普通になったわけじゃない。

僕らが八村塁に慣れすぎただけです。

だから今回の代表戦を見て、あらためて思いました。

八村塁って、やっぱりとんでもない選手ですよ。

……まあ次の試合で25点くらい取ったら、

「今日はちょっと少ないな」

とか言い出すんでしょうけどね。笑

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