ブルズが教えてくれた。NBAで一番つらいのは“弱いチーム”じゃない説。

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「NBAで一番つらいチームってどこ?」

こう聞かれたら、多くの人は最下位のチームを思い浮かべると思います。

でも僕は最近、ちょっと違う答えになりました。

シカゴ・ブルズです。

別に弱すぎるわけじゃないんですよ。むしろ毎年そこそこ勝つ。プレイインも狙える。でも優勝は見えない。そしてドラフト1位も狙えない。

この“中途半端”こそ、NBAで一番抜け出しにくい地獄なんじゃないでしょうか。

ブルズは何年「あと一歩」を繰り返してきたのか

デリック・ローズ時代が終わってからのブルズって、本当に不思議なチームでした。

完全にタンクするわけでもない。

かといって大型補強で優勝を狙うわけでもない。

気付けば毎年30〜40勝台。

順位で言えば8〜11位くらい。

ファンとして一番リアクションに困る順位です。笑

「来年こそ!」

と言いながら、またプレイイン付近。

この数年間、ブルズはずっと同じ景色を見ていました。

最下位なら、まだ希望がある

ここが今日一番言いたいことです。

NBAって意外と、最下位の方が希望があります。

もちろん負け続けるのはしんどい。

でもその先には上位指名権があります。

ウェンバンヤマ。

クーパー・フラッグ。

そういう“人生が変わるレベル”の選手を引ける可能性がある。

だからファンも耐えられるんですよね。

「今年は育成の年だ」

「来年のドラフトが本番だ」

って。

希望があるから。

プレイインがゴールになる瞬間

一番怖いのはここです。

プレイイン進出がシーズン最大の目標になること。

もちろんプレイイン自体は素晴らしい制度です。

でも本来は優勝を目指す途中のチームが使うもの。

それがゴールになってしまうと、フロントも選手もファンも現状維持に慣れてしまいます。

「まあ今年も38勝なら悪くないか」

この感覚が一番危ない。

ブルズはまさに、その空気に飲まれていた気がします。

ようやくブルズが「どっちか」に動いた

だから今年のブルズは少し期待しています。

2026年ドラフト4位でケイレブ・ウィルソンを指名。

さらに新HCにはティアゴ・スプリッター。

フロントも若返りました。

ESPNも「ブルズはようやく新しい時代へ舵を切った」と特集しています。 <Cite refs={[“turn2search13”]}/>

ここで大事なのは、ウィルソンが将来スターになるかどうかじゃありません。

ちゃんと方向性を決めたこと。

それだけでも前進です。

NBAは「真ん中」にいる時間が一番もったいない

優勝候補ならリングを狙える。

再建中なら未来を狙える。

でも真ん中は何も狙えない。

NBAのサラリーキャップ制度って、実はこの真ん中を一番苦しくします。

そこそこ勝てる選手には高い年俸が必要。

でもスターじゃない。

その結果、キャップだけ埋まって身動きが取れなくなる。

ブルズだけじゃなく、過去にはウィザーズやホーネッツも似たような時期がありました。

「悪くない」が続くと、気付けば一番苦しい場所にいる。

これ、会社でも人生でも結構ある話かもしれません。笑

ケイレブ・ウィルソンは救世主なのか

もちろん4位指名だからといって、すぐ救世主になるわけではありません。

NBAのスターは時間をかけて育つことも多い。

でもブルズに必要なのは、救世主より先に希望です。

「このチームはどこへ向かうのか」が見えること。

それだけでファンの見え方は全然変わります。

今までのブルズは、そこが一番見えませんでした。

優勝しろとは言わない。でもどっちかに行ってくれ

僕はブルズファンじゃありません。

でも毎年ブルズを見るたびに、ちょっと切なくなるんですよね。

勝てないわけじゃない。

でも勝てそうにも見えない。

タンクもしない。

優勝も狙えない。

この状態が一番長い。

だから今年だけは期待しています。

優勝しろとは言いません。

でも、

とりあえず、どっちかに行ってくれ。笑

NBAで一番怖いのは、弱いことじゃない。

“そこそこ弱い”を何年も続けることなのかもしれません。

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