【学生バスケ】プライドと自信を持て

  1. 12月29日は高校バスケ、通称ウィンターカップの決勝でしたね!

福岡の大濠高校対新潟の帝京長岡高校の対決。どちらも優勝候補を倒して決勝まで進んだチームです。

決勝は超ロースコア、シュート率も悪く、戦術やベンチワークもグタグタだなと感じました。

日本バスケの特徴の一つでもあるDFは粘り強くしつこいのにOFの選択肢の悪さが目立ちました。

最近学生バスケを見なくなった理由と日本人プレイヤーはプライドを持つべきという危機感からこの記事を書きました。

共感は得られないかもしれませんが、日本バスケ発展のためには必要な指摘だと思います。

問題点

私が思う学生バスケの問題点、特に高校バスケにおいては下記3点です。

①得点力不足

②ベンチワーク

③留学生問題

それでは1点ずつ問題と思う理由と改善点を説明していきます。

問題点①得点力不足

最初にして、これが最大の問題かもしれません。

近年3ptシュート多用するためほぼ全試合が100点も取るチームがNBAでは増えてきましたが、日本ではBリーグ含めまだまだ50〜70点台の試合が多いかと思います。

その要因の一つは日本バスケの特徴である粘り強いDFでしょう。俊敏性を活かしてドライブさせないようなDF力は世界に通用するものがあると思っています。

ただ、DFがいくら良くても肝心の得点が入らなければ試合には勝てません。では何故シュートが入らないのか?

それはセットプレイが皆無、かつスクリーンからのパターンも少なく、オープンなシュートにこだわるからだと考えます。

スクリーンでドライブはよく見かけるようにはなりましたが、そこからの展開が全く無く、ただただピックして終わり…一切イマジネーションの無い単調な攻めが目立っていました。これではいくらスクリーンが良くてもゴール下のアドバンテージがあってもシューターがいても、効果的な得点は期待できません。

オフェンスのデザインが無く、選手達のひらめきから生まれる自由なプレーが感じられないのは、部活という、監督の元で無難なプレーをせざるを得ないからでしょうか…はたまた目立たぬようにしたいという国民性なのでしょうか。

とにかく我々日本人プレーヤーはもっと自由にプレーして良いと思います。学生の頃は監督や周りが全てと思いますが、それは自分の才能を殻に閉じ込めているだけかもしれません。

少し意識を変えるだけで得点力は増えていくでしょう。

問題点② ベンチワーク

問題点二つ目は、ベンチワークです。

具体的にどういうことかというと、試合に出る選手が少ない点です。つまり殆どの時間帯でスタメンを出し続けてベンチメンバーは数分しか出ないことです。

これでは学生バスケのトーナメントなんて疲労が溜まる一方で本当の実力を発揮できないのではないでしょうか。

疲労はシュート率に直結します。

問題点①にも挙げましたが得点力不足に疲労は直結します。

2021ウィンターカップ決勝では接戦であるという点を除いても、ほとんどスタメンが出て、ベンチ入り15人中8人しかお互いに出場しておりませんでした。あんなにベンチすら入らない選手が多くいて、選ばれたにも関わらず1秒もコートに立てないのはどうなんでしょうか…。

効果的な戦術や選手の組み合わせが考えられないのであれば戦略家を招致すべきですし、無限に交代できるバスケにおいて連戦でスタメンにこだわるのは選手への信頼の無さなのか、戦術家としての自信のなさなのか…。

日本バスケは特にこの点が顕著だと思います。ミニバスのように全員出さないといかないとは思いませんが、少なくとも全国決勝まで行くチームのベンチメンバーで戦力になってないなんて考えられません。そんな素晴らしい才能を40分間座らせておくのは宝の持ち腐れではありませんか?

スタメンと同等の能力は持ってるだろうし、少しでも疲労を取り除きシュート率を一定以上にし、常にフレッシュなメンバーを出せばもっと得点力もチームとしての総合力も上がるのに勿体無いと言わざるをえません。

問題点③ 留学生問題

問題点最後は全国大会に出るチームじゃなくても抱えている問題かと思いますが、バスケのためだけに日本に来るデカい留学生問題です。

これは本当に日本人プレイヤーのチャンスを奪い、金で勝利を買ってるに過ぎないと思います。

そういう意味で今回、大濠高校が日本人だけで留学生擁するチームに勝ったことは嬉しかったです。

個人的な意見を言わせてもらうと、私は留学生を招致することを認めている環境は大反対です。こういうチームが勝ち上がるのは本当に悔しいですし、好きにはなれません。

バスケのためだけに留学生を呼んできて、当然のように全国大会に出て無双してって…社会人マラソンのアフリカ選手と同じでは?身体能力の高いアフリカ人選手を止められる高校生なんてそうそういないですし、そんなのに毎試合30点も取らせてたら試合が壊れてしまいます。

語学勉強という名目で留学を認めてるんでしょうが、日本バスケ協会は本気でここに今すぐメスを入れないと学生バスケが弱くなる一方だと思います。

外国人選手に対する経験を得られるという反論もあるかもしれませんが、そんなことよりも、こういうチームに負けて全国大会出れない方がよっぽど残酷だと思います。

高校時代のレブロン呼んできて優勝したら皆様どう思いますか?そういうのはプロでやるべきですし学生バスケで認めるべきでは絶対ありません。

結果として日本人ビッグマンが育たないし、日本代表の弱体化にも繋がるのではないでしょうか?

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

中々辛辣な指摘もありましたが、本気で学生バスケを変えていかないと日本バスケはいつまでもアメリカにダブルスコアで負け続けます。

1人でも多く、共感して貰えると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

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