NBAは2026年10月26日、開幕週間となる第1週の週間MVPを発表しました。西カンファレンスはグリズリーズのタイ ジェローム、東カンファレンスはシクサーズのタイリース マキシーが選ばれています。対象期間は10月20日から25日までの試合です。
この賞は毎シーズンの最初に発表される分だけ、その後の活躍を占う意味でも注目されます。過去にもヨキッチやミッチェルが選ばれているように、この時期の週間MVPにはシーズンを象徴する選手が名を連ねることが多いです。開幕週にいきなり評価される選手は、そのままシーズン通してチームの軸になっていくことも珍しくありません。
タイ ジェロームが見せた歴史的な立ち上がり
西カンファレンスで選ばれたタイ ジェロームは開幕3試合で平均34.7得点を記録しました。平均得点はこの週のリーグ最高です。アシストは平均6.0でフィールドゴール成功率は56.3%でした。そのうえで開幕3試合で早々に100得点に到達し、これはグリズリーズの球団史上2人目の記録だそうです。チームも3連勝で滑り出しています。
| 選手 | 平均得点 | 平均アシスト | FG成功率 | チーム成績 |
| タイ ジェローム | 34.7 | 6.0 | 56.3% | 3勝0敗 |
自分はジェロームというとベンチから試合を動かすタイプの選手という印象がずっと強かったので、この平均得点を見てかなり驚きました。昨シーズンまでの役割から考えると、ここまでの得点力を見せるのは正直予想していなかったです。この勢いがどこまで続くのか、グリズリーズの今シーズンを追う上で欠かせない選手になりそうです。
ジェロームの経歴を振り返ると、かなり渡り歩いてきた選手だということが分かります。バージニア大学時代は2019年のNCAA優勝メンバーで、同年のドラフトでは1巡目24位でした。指名権自体はセルティックスを経由してサンズに渡りました。そこからサンダーとウォリアーズ、キャバリアーズを渡り歩きました。昨シーズンの夏にグリズリーズと3年2800万ドルで契約しています。
何度もチームを移りながら少しずつ出場機会を広げ、ここでキャリアの新しい一面を見せたという流れです。こういう積み重ね方をしてきた選手が開幕早々でリーグ最高の得点平均を記録しているのは、見ていて素直に応援したくなります。
複数のチームを経験してきた選手だけに、周りからの見られ方もこれから変わっていきそうです。ベンチの得点源という評価から、もう一段階上の役割を期待されるようになるかもしれません。グリズリーズとしても、再契約した直後にこれだけの結果が出たのは嬉しい誤算だったはずです。
タイリース マキシーは安定感で評価
東カンファレンスで選ばれたタイリース マキシーは1試合平均28.8得点を記録しました。リバウンドは平均4.0でアシストは平均4.8です。チームは3勝1敗という成績でした。紹介された試合では26得点4リバウンド4アシストを記録し3ポイントも4本成功させています。第1クォーター終了間際にコート中央付近から決めた3ポイントも話題になりました。
マキシーについては、ここ数年でシクサーズの得点の軸として安定して結果を残している印象があります。派手な一発の記録ではなく、試合を通してコンスタントに得点を重ねられるところが評価されての受賞だと思います。オールスター選出の常連になっていく選手かどうかは、こうした安定感が続くかどうかにかかってくるはずです。
マキシーはケンタッキー大学出身で2020年ドラフト1巡目21位でシクサーズに指名されています。2024年には5年2億400万ドルのマックス契約を結び、チームの中心選手として迎えられました。その契約に応える形で開幕からしっかり結果を出しているのは、見ている側としても安心感があります。
大型契約を結んだ選手がシーズン序盤からきっちり結果を出すというのは、簡単に見えて実は難しいことだと思います。期待と結果が噛み合っているうちは、チームとしても安心して戦い方を組み立てられるはずです。マキシーがこのまま安定した成績を積み重ねていけば、シクサーズの今シーズンの土台はかなり固いものになりそうです。
その他の候補選手たち
この週は他にも候補として多くの名前が挙がっていました。西カンファレンスと東カンファレンスそれぞれの候補を並べてみます。
- 西の候補 ルカ ドンチッチ
- 西の候補 オースティン リーブス
- 西の候補 アンソニー エドワーズ
- 西の候補 シェイ ギルジャスアレクサンダー
- 西の候補 アメン トンプソン
- 東の候補 ケイド カニンガム
- 東の候補 ダイソン ダニエルズ
- 東の候補 ジェイレン ジョンソン
- 東の候補 タイリース ハリバートン
- 東の候補 パスカル シアカム
名前を並べるだけでも豪華なメンバーです。得点王争いの常連になっている選手たちが序盤からこれだけ並んでいるのを見ると、今シーズンの得点ランキングも最後まで目が離せなくなりそうだと感じます。
候補に挙がった選手を見ても分かるように、開幕週はまだチームごとの力関係が固まり切っていない時期です。ここで結果を出した選手がそのまま波に乗っていくのか、それとも他の候補たちが巻き返してくるのか、週ごとの発表を追いかけるだけでも今シーズンの流れがつかみやすくなると思います。
個人的にはドンチッチとエドワーズが早い段階から候補に挙がっているのが気になります。2人とも終盤まで得点ランキングの上位に残りそうな選手なので、今後も週間MVPの候補として何度も名前が出てくるはずです。
まとめ
- 開幕週の週間MVPは西がタイ ジェローム、東がタイリース マキシー
- ジェロームは平均34.7得点でグリズリーズを3連勝に導く
- 開幕3試合で100得点到達は球団史上2人目
- マキシーは平均28.8得点、4.8アシストと安定した活躍
- 候補にはドンチッチやエドワーズなど豪華な名前が並ぶ
開幕週からこれだけ気になる選手が出てくると、今シーズンも長く楽しめそうな予感がします。特にジェロームの得点力がどこまで本物なのか、次の週間MVPの発表も含めてしばらく追いかけていきたいと思います。マキシーのように契約に見合う結果を出し続ける選手が増えてくると、リーグ全体のレベルもさらに上がっていくはずです。週間MVPは毎週発表される賞なので、今後も気になる受賞者が出てくるたびに紹介していきたいと思います。
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