41歳レブロン、76ersでのプレシーズン初戦は休養で欠場。スター5人は本当に揃うのか

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レブロン・ジェームズの76ers初戦は、まだお預けになりました。現地10月5日のプレシーズン初戦、ニックス戦を欠場しています。ジョエル・エンビードとタイリース・マキシーもそろって欠場で、3人ともケガではなく休養扱いです。この記事では、まず欠場の中身を整理します。そのうえで、76ersのスター5人が本当に揃うのかを考えてみます。

ニックス戦、主力3人がそろって欠場

試合は現地10月5日(月)19:00開始で、会場は76ersのホームでした。76ersの欠場者は、全部で7人です。主力3人のほかに、アンファニー・シモンズ、ドミニク・バーロウ、アデム・ボナ、タッコ・フォールも欠場しました。

ボナは、9月のトルコ代表の活動中に左足を捻挫しました。フォールは左股関節の張りで、2週間後に再評価される予定です。シモンズとバーロウは、キャンプ中の軽いコンディション不良と伝えられています。具体的な診断は発表されていません。

この試合で先発に名を連ねた主力は、ジェイレン・ブラウンとVJ・エッジコムの2人だけです。ブラウンは、この試合で76ersデビューを飾る予定でした。ただ、この記事を書いている時点で試合結果は確認できていません。なので、実際の出場やスコアには触れないでおきます。

ちなみにAP通信は、10月3日の紅白戦の時点でこう書いていました。「レブロンは月曜の試合に出る見込み」。その紅白戦では、レブロン、エンビード、マキシー、ブラウン、エッジコムの5人が先発しています。レブロンは9番を着けていました(AP)。2日前は5人そろって先発していたので、見込みとは違う結果になりました。

「休養」の書かれ方は媒体で少し違う

レブロンの欠場は、媒体によって表現が少し違います。AP通信は、レブロン、エンビード、マキシーの3人を「healthy inactives」と書きました。ケガや病気はないけれど出場しない、という意味です。一方、CBS SportsとRotoWireは「rest(休養)」と表記しています。

どちらも「休養」という点では同じです。ただ、76ers公式のinjury reportの原文は確認できていません。また、10月5日の判断について、ニック・ナースHCが何か話したという情報も見つかっていません。現時点では「休養で欠場」以上のことは言えない状態です。

これとは別に、レブロンの左足については気になる報道があります。ESPNのデイブ・マクメナミン記者が、関係者の話として伝えたものです。レブロンは、左足に慢性的な関節炎を抱えているそうです。長年の専属トレーナーのマイク・マンシアスが、毎日の練習前に左足を特に念入りにケアしていると伝えられています。ただし、今回の欠場理由として報じられたものではありません。なので、ここでは背景の情報として分けて扱います。

同じ報道によると、腰のケアも続けているそうです。レブロンは昨季、坐骨神経痛で開幕から約1か月を欠場しました。今季は41歳で、自身最多となるNBA24年目のシーズンを迎えます。

レブロンが76ersに来た経緯

あらためて、レブロンがどうやって76ersに来たかをおさらいします。7月24日(金)、本人がSNSで76ers入りを表明しました。リーグ上で正式に成立したのは、7月26日(日)です。レブロンにとって、キャバリアーズ、ヒート、レイカーズに続く4球団目になります。

契約は2年総額800万ドルで、2年目はプレイヤーオプションです。プレイヤーオプションは、その年も契約を続けるかどうかを選手側が決められる権利です。さらに、この契約はベテランミニマム扱いと報じられています。ベテランミニマムは、NBAでの在籍年数に応じて決まる最低年俸のことです。

つまり、あのレブロンがほぼ最低年俸で加わったことになります。表明の投稿で本人は「まだ犠牲を払いたいし、まだ努力したい。もう一度優勝する感覚を味わうチャンスがほしい」と書いていました。ESPNの記事では「2回戦で負けるために家族のもとを離れたわけじゃない」とも話しています。報道によると、ニューヨークに住みながら、ヘリコプターでカムデンの練習施設に通っているそうです。

76ersはその前に、セルティックスからジェイレン・ブラウンも獲得していました。7月1日に報じられ、7月6日に正式に成立したトレードです。76ersは、ポール・ジョージと指名権4本を放出しました。内訳は次のとおりです。

  • 2028年1巡目指名権(ボストン有利のスワップに変わる可能性あり)
  • 2031年1巡目指名権(プロテクトなし)
  • 2028年2巡目指名権(GSW / OKC / MILのうち最も有利なもの)
  • 2030年2巡目指名権(WAS / POR / PHXのうち最も有利なもの)

ブラウンは2024年のファイナルMVPです。そこにレブロン、エンビード、マキシー、2年目のエッジコムが並びます。名前だけ見れば、イーストでもトップクラスの5人です。

スター5人は本当に揃うのか

気になるのは、この5人がどれだけ一緒にコートに立てるかです。昨季の出場試合数を見ると、レブロンはレイカーズで60試合でした。平均20.9得点・6.1リバウンド・7.2アシスト、出場時間は33.2分です。一方のエンビードは38試合にとどまっています。それでも平均26.9得点・7.7リバウンド・3.9アシストと、出場すれば数字は残しています。

レギュラーシーズンは82試合です。レブロンが60試合、エンビードが38試合だと、2人がそろう試合はさらに限られてきます。もちろん、今季も同じになるとは限りません。ただ、76ersには41歳のレブロンと、出場試合数が安定しないエンビードがいます。2人の負担をどう管理するかは、避けて通れないテーマです。

76ersは昨季45勝37敗でした。プレーオフのイースト準決勝では、ニックスに0勝4敗でスイープされています。そこにブラウンとレブロンを加えたのですから、狙いはその先です。5人がそろった状態でプレーオフを迎えられるかが、一番のポイントになりそうです。

ナースHCの方針と、カワイの前例

ナースHCは、キャンプ中の9月30日にプレシーズンの起用について話しています。PhillyVoiceによると、ナースHCは「もちろん彼らにはコートに出てプレーしてほしい」と話しました。さらに「全員出ると思う。これまでと同じように、出られる選手は前半に少しプレーすることになるだろう」と続けています。ただ、主力が何試合出るかの具体的な約束はしなかった、と同記事は伝えています。

レブロンとエンビードの負担管理についても、報道があります。PhillyVoiceのアダム・アーロンソン記者によると、ナースHCは2人の負担管理についてチーム内でよく話し合っていると明かしたそうです。バック・トゥ・バック(2日連続の試合)の計画も、ちょうど詰め始めた段階だと伝えられています。ESPNのマクメナミン記者も、ナースHCがレブロンの負担を慎重に管理する方針をすでに示していると報じました。

こうした管理は、いわゆるロードマネジメントと呼ばれるものです。出場試合数や出場時間を調整して、シーズン終盤やプレーオフに体を合わせる考え方です。ナースHCには、この点で有名な前例があります。2018-19シーズンのラプターズです。

2018-19は、ナースHCがラプターズのHCとして迎えた1年目のシーズンでした。この年、カワイ・レナードのレギュラーシーズン出場は60試合です。それでもラプターズは球団初優勝を果たし、カワイはファイナルMVPに選ばれました。ESPNは2019年の記事で、このロードマネジメントが優勝につながったと分析しています。ナースHCは2023年5月に76ersのHCに就任していて、今季が4シーズン目です。

偶然ですが、レブロンの昨季の出場も60試合でした。もちろん、カワイとレブロンでは年齢も状況もまったく違います。それでも、レギュラーシーズンは無理をさせず、プレーオフに照準を合わせる。ナースHCがそういうプランを描いていても不思議ではない、と筆者は感じています。

レブロンのデビューはいつになるか

レブロンの76ersデビューの日付は、まだ分かっていません。球団からも報道からも、次の試合に出ると明言した情報は見つかりませんでした。残りのプレシーズン日程は次のとおりです。

  • 10月8日(木)アウェイ ネッツ戦
  • 10月10日(土)アウェイ セルティックス戦
  • 10月16日(金)ホーム セルティックス戦

ナースHCの「出られる選手は前半に少し」という言葉どおりなら、どこかで顔を見せる可能性はあります。セルティックスとの2試合は、ブラウンにとって古巣との対戦でもあります。

開幕戦はMSG、ニックスのリング授与の夜

そして、レギュラーシーズンの開幕戦が待っています。10月20日(火)19:00(米東部時間)、マディソン・スクエア・ガーデンでのニックス戦です。日本時間では10月21日(水)の朝8:00になります。

相手は昨季王者のニックスです。この日はアダム・シルバー・コミッショナーがリングを授与します。ニューヨークで優勝バナーが掲げられるのは、53年ぶりです。つまり76ersは、昨季自分たちをスイープした相手のお祝いを目の前で見ることになります。正直、76ersの選手にとってはなかなか複雑な夜になりそうです。

76ersのホーム開幕は、10月22日のキャバリアーズ戦です。レブロンにとっては、キャリアをスタートさせた古巣との対戦になります。

まとめ

レブロンの76ersでの初戦は、休養扱いで欠場になりました。AP通信は「healthy inactives(ケガではない欠場)」、CBS SportsとRotoWireは「rest(休養)」と表記しています。エンビードとマキシーも欠場し、先発に名を連ねた主力はブラウンとエッジコムだけでした。左足の関節炎はESPNが背景として報じたもので、今回の欠場理由とは別の話です。

レブロンは2年800万ドルのベテランミニマム扱いで加入し、ブラウンもトレードで加わりました。名前だけなら、イースト屈指の5人です。ただ、昨季はレブロンが60試合、エンビードが38試合でした。5人がどれだけそろうかは、まだ誰にも分かりません。

ナースHCには、カワイが60試合の出場で優勝まで駆け抜けた2018-19の経験があります。今季もレギュラーシーズンの勝ち星より、5人そろってプレーオフを迎えることを優先するのかもしれません。まずはプレシーズンのどこかで、5人が並ぶかどうか。そして10月20日、MSGのリングナイトにどんな顔ぶれで乗り込むのかに注目です。

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