Bプレミア2026-27シーズンが9月22日に開幕してから2週間ほど経ちましたが、西地区にちょっと信じられない名前が沈んでいます。前シーズンのB1王者、長崎ヴェルカです。10月3日と4日に京都ハンナリーズとのアウェー2連戦に連敗し、開幕から4連敗というスタートになってしまいました。正直、自分も順位表を見て二度見してしまいました。
王者が崩れるときは大抵、理由があるものです。長崎の場合はそれが分かりやすく、主力ビッグマンのアキル・ミッチェルの離脱に尽きます。今回はこの2連戦の内容と、チームが抱える課題を整理してみました。
京都との連戦、2試合とも大差で敗戦
長崎は10月3日に京都に76-84で敗れ、続く4日のにっしんでんきアリーナ京都での試合も65-90で落としました。4日の試合は立ち上がりからつまずき、第1クォーターはわずか2得点に抑えられ、この時点で2-21と大きく出遅れています。第2クォーターはランドルフ選手の個人技や馬場雄大選手の3ポイントで多少持ち直しましたが、前半を24-41で終えました。
後半も京都の勢いを止められず、第3クォーターで45-72まで広げられると、第4クォーターに土屋選手と熊谷選手の連携で得点を重ねたものの、最終的には65-90で試合を終えています。ターンオーバーは長崎の15に対し京都は10、リバウンドも24対41と、ほぼ全ての項目で後手に回ってしまいました。
| クォーター | 長崎 | 京都 |
| 第1Q | 2 | 21 |
| 前半(2Q終了時) | 24 | 41 |
| 第3Q終了時 | 45 | 72 |
| 最終 | 65 | 90 |
※10月4日、にっしんでんきアリーナ京都での試合経過
アキル・ミッチェル離脱というダメージの大きさ
そもそもこの苦しいスタートの発端は、9月29日にアキル・ミッチェルが右大腿二頭筋を損傷し、インジュアリーリストに登録されたことです。ミッチェルは昨シーズンの優勝に大きく貢献したビッグマンで、長崎のインサイドを支えていた存在でした。チームは10月2日に4季ぶりとなるパブロ・アギラールの復帰を発表しましたが、週末の2試合にはまだ出場していません。
穴を開けたまま迎えた連戦で、インサイドの強度が落ちているのは数字にも表れています。京都戦のリバウンド差(24対41)は、まさにその象徴だと思います。1人のビッグマンが抜けるだけでここまで変わるのかと、改めて層の薄さを痛感させられる展開でした。
馬場雄大が背負う重責
こうした状況で前面に立たされているのが、エースの馬場雄大選手です。攻守にフル稼働を求められるなか、本人は「この状況で良いパフォーマンスができれば選手として、人として成長できる」と語っています。苦しい序盤戦をポジティブに捉えようとする言葉で、個人的にはこのコメントだけでも読む価値があると感じました。
同じ長崎からは、NBA球団のキャンプに参加しているイ・ヒョンジュン選手の挑戦も話題になっていましたが(長崎ヴェルカ優勝の立役者イ・ヒョンジュンがブレイザーズのキャンプへ)、チーム本体は馬場選手を中心に踏ん張るしかない状況が続いています。
まとめ
- 長崎ヴェルカは10月3日・4日の京都戦に連敗し、Bプレミア開幕から4連敗
- 主力ビッグマン、アキル・ミッチェルが右大腿二頭筋損傷で9月29日からIL入り
- 代役のパブロ・アギラールはまだ実戦出場なし
- エース馬場雄大が苦しい序盤を前向きな言葉で乗り越えようとしている
新シーズンが『シン・バスケ』として9月22日に開幕してからまだ2週間強ですが、前王者がこれだけ苦しむ姿を見ると、Bプレミアの競争がどれだけ激しくなっているかが分かる気がします。ミッチェルがコートに戻ってくるまで、長崎がどう耐えるのか。個人的には馬場選手のコメント通り、この苦しい時期が後々チームを強くする糧になってくれることを期待したいです。

