ブランソン、左手首を痛めたまま53年ぶり優勝 手術から万全復帰へ

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53年ぶりの優勝を手にした王者ニックスのジェイレン・ブランソンが、トレーニングキャンプ直前のイベントで「I was told that I am cleared(クリアされたと言われた)」と報告しました。実はブランソン、あのファイナルズのMVP級の活躍を、左手首を痛めたまま続けていたというのです。手術を経て、ようやく万全の状態でキャンプへ入れることになります。

痛みを抱えたまま戦った、スプアーズとのファイナルズ

ニックスは今年6月、サンアントニオ・スパーズとのNBAファイナルを制し、1973年以来53年ぶりとなるチャンピオンシップを獲得しました。その立役者の一人がブランソンです。本人によれば、プレーオフの終盤から左手首に痛みを抱えていましたが、「痛みはあったが、プレーすることはできた(It was painful, but I clearly could play through it)」と振り返っています。優勝という一度きりの機会を逃したくないという思いから、治療を後回しにしてコートに立ち続けていたことになります。

骨の上で腱が引っかかる、地味だが厄介な怪我

気になるのは怪我の中身です。ブランソンの場合、腱そのものが損傷していたわけではなく、腱を正しい位置に保持する軟部組織に問題があり、シュートや手首の動きのたびに腱が骨の上を引っかかりながら動いてしまう状態だったといいます。この反復的な摩擦が痛みの原因でした。構造自体に深刻な損傷がなかったからこそ、プレーオフ中もプレーを続けられていた、ということのようです。

7月7日に手術、約6週間の固定を経て完全復帰

手術が行われたのは、ファイナル終了から3週間後の7月7日。その後は約6週間にわたって患部を固定し、夏の大部分をギプスで過ごすことになりました。固定期間を終えてからはリハビリフェーズへ移行し、8月下旬までに回復してトレーニングキャンプに間に合わせる、というのが当初の見立てでした。実際、9月のメディアデー前後のイベントでは、左手首の完全復帰を宣言。火曜日からのタリータウンでのキャンプ入りに向けて、予定通りの回復を果たした形です。

タイトル防衛へ、万全の状態でスタートできる意味

ニックスは今オフ、カール・アンソニー・タウンズの延長交渉がセカンドエプロンの壁に阻まれるなど、王者ゆえの悩みも抱えています。それでも、チームの心臓であるブランソンが開幕から万全の状態で戦えることは、何よりの好材料です。怪我を抱えながらファイナルMVP級の活躍をした去年とは違い、今年は手首を気にせずプレーできる。これは連覇を狙う上で、決して小さな意味ではないはずです。

まとめ

  • ブランソンはファイナルズを左手首を痛めたままプレーし、53年ぶり優勝に貢献
  • 怪我の正体は腱が骨の上で引っかかる軟部組織の問題で、構造自体への深刻な損傷はなし
  • 7月7日に手術、約6週間の固定を経て、トレーニングキャンプには万全の状態で合流

優勝の裏でこういう痛みを抱えていたと聞くと、あらためてファイナルズでの活躍のすごさを感じます。個人的には、連覇の可能性を占う上でも、ブランソンが開幕からフルに動けるかどうかはかなり大事なポイントだと思っているので、プレシーズンでの様子にも注目していきたいです。

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