ニックスが地元マディソン スクエア ガーデンでマジックに102対111で敗れ、開幕から3連敗を喫しました。53年ぶりの優勝を果たした王者が開幕3連敗となるのは、2011年から2012年シーズンのマブス以来のことだそうです。シーズンが始まってすぐにこの結果が出てしまうと、ニックスファンにとっては落ち着かない気持ちになるのも無理はないと思います。
序盤はニックスが優勢だった試合
試合はニックスが12対0のランで始まり、第1クォーターから第3クォーターまでリードを保っていました。残り9分を切った時点では10点のリードを持っていたそうなので、ここまでの流れを見ると王者らしい試合運びだったと言えそうです。地元のファンも、このまま終われば今季初勝利になると期待していた時間帯だったはずです。
しかしそこからマジックが11対0のランで一気に逆転します。最終クォーターだけでマジックは40点を奪い、逆にニックスはこのクォーターで8つのターンオーバーを重ねてしまいました。終盤の失速ぶりを見ると、勝っていた試合を自分たちで手放してしまった印象も受けます。
残り10分の中で8つもターンオーバーを重ねてしまうと、どれだけ良い入りをしていても試合を持っていかれてしまいます。守備だけでなく、ボールを大事に扱うという基本的な部分でこの試合は負けてしまったと言えるかもしれません。
個人スタッツで見る試合内容
| チーム | 選手 | 成績 |
|---|---|---|
| マジック | フランツ ワグナー | 23得点(うち第4Qで21得点)13リバウンド9アシスト |
| マジック | デズモンド ベイン | 22得点 |
| マジック | アンソニー ブラック | 18得点(足首負傷からの今季デビュー戦) |
| ニックス | ジェイレン ブランソン | 28得点 |
| ニックス | カール アンソニー タウンズ | 22得点14リバウンド |
| ニックス | OGアヌノビー | 22得点(うち第4Qで10得点) |
目を引くのはワグナーの第4クォーターでの爆発です。23得点のうち21点をこのクォーターだけで挙げており、終盤の逆転劇をほぼ1人で演出した形になります。13リバウンド9アシストという数字も含めると、オフェンスだけでなくゲーム全体を組み立てる働きができていたことが分かります。
ニックス側もブランソンの28得点やタウンズの22得点14リバウンドなど主力はしっかり仕事をしていました。それでも終盤に相手の勢いを止められなかったあたりに、チームとしての課題が残っていると言えそうです。アヌノビーも第4クォーターだけで10得点と踏ん張っていましたが、チーム全体としては終盤の守備で後手を踏んでしまった印象です。
王者の開幕3連敗という重み
ニックスは昨季53年ぶりの優勝を果たしたチームです。その王者がシーズン開幕から3連敗を喫するのは、2011年から2012年シーズンのマブス以来だそうで、優勝チームとしてはかなり珍しい記録になってしまいました。
タウンズの契約延長交渉が停滞している状況はこちらの記事でも触れましたが、セカンドエプロンの制約を抱えながらの連覇挑戦は、思っていたよりも難しい道になりそうです。開幕からの3連敗が一時的な調整不足なのか、それとも構造的な課題なのか、しばらくは注意深く見ていく必要がありそうです。
連覇を目指すチームにとって、開幕の数試合で結果が出ないことそのものは珍しくありません。ただ王者という立場である以上、周囲からの視線はどうしても厳しくなるものです。ここからどう連敗を止めて軌道に乗せていくかが、シーズン序盤の大きなテーマになりそうです。
マジック側の収穫
一方のマジックにとっては、チームの得点源であるバンケロを負傷で欠いた状態での勝利という点が大きな収穫だったはずです。ワグナーが穴を埋める形で結果を出し、足首の負傷から復帰したブラックも18得点とデビュー戦で存在感を見せました。主力が1人離脱してもチームとして勝ちきれる層の厚さは、今後バンケロが戻ってきた時の上積みにも期待が持てます。
ベインの22得点も含めると、マジックは複数の選手が得点源になれるチームに育ってきているように見えます。バンケロが抜けた穴を誰か1人に頼るのではなく、チーム全体でカバーできているのは、今後のシーズンを考えても良い材料だと思います。
まとめ
- ニックスがマジックに102対111で敗れ、開幕から3連敗
- 王者の開幕3連敗は2011年から2012年のマブス以来という珍しい記録
- マジックはワグナーの第4Q21得点を含む23得点13リバウンド9アシストが光った
- ニックスはブランソン28得点、タウンズ22得点14リバウンドも終盤に失速
残り9分で10点のリードを持っていたのに、そこから逆転されてしまう展開は王者としては見過ごせないはずです。それでもシーズンはまだ始まったばかりなので、ここからどう立て直していくのか、ニックスの戦いぶりを引き続き追いかけていきたいと思います。王者としての重圧をはねのけて連勝に持ち込めるか、次の試合は見逃せません。
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