11月に入ると体育館の空気が一気に冷たくなります。練習の最初のほうは体が温まらず、休憩のたびに汗が冷えて寒い思いをしている人も多いのではないでしょうか。
この記事は、冬の体育館でバスケをする人に向けたインナー選びのガイドです。部活の中高生や社会人チームで再開した人を主な読者にしています。上半身のシャツだけでなく、ハーフパンツの下にはくタイツまで上下でまとめました。
インナーはどれも似て見えますが、実は保温を重視した冬向けの生地と、汗を逃がす夏向けの生地で性格がかなり違います。冬に夏用のインナーだけで済ませていると寒さを感じやすいので、選び方のポイントから順番に整理していきます。
冬の体育館で使うバスケ用インナーの選び方
バスケのインナー選びで見ておきたいポイントは4つです。どれもメーカーの商品説明に書かれている項目なので、買う前に販売ページで確認してみてください。
ポイント1 保温重視か汗処理重視か
まず決めたいのは生地のタイプです。アンダーアーマーでいえばコールドギアが保温寄りで、ヒートギアが汗を逃がす寄りの素材です。裏側が起毛している生地は暖かい反面、たくさん汗をかくと乾くまでに時間がかかることがあります。
冬でもフルコートで走り続ける部活なら、汗処理寄りのシャツの上にロングTシャツやウォームアップを重ねるほうが調節しやすいです。社会人の週1回の練習や寒い体育館での待ち時間が長い人は、保温寄りのシャツが向いています。
ポイント2 締めつけの強さ
コンプレッションと書かれていても、締めつけの強さは商品によって違います。マクダビッドのように締めつけをレベル表記している商品もあるので、初めてならソフトなものから試すと失敗しにくいです。
きつすぎるインナーは呼吸がしにくく感じたり、長時間の着用で肌に負担がかかったりします。メーカーも長時間連続での使用には注意書きを出しているので、サイズ表と自分の胸囲やウエストを照らし合わせて選びましょう。
ポイント3 首の形と袖の長さ
首まわりはクルーネックとモックネックとハイネックの3種類が多いです。首元まで覆うハイネックは暖かいですが、ユニフォームの襟から見えやすくなります。試合でも着たい人はクルーネックのほうが合わせやすいです。
袖は長袖が冬の定番です。ただしシュートのときに手首まわりが気になる人もいるので、袖口がもたつかない細身の作りかどうかも見ておくと安心です。
ポイント4 下半身はタイツの丈で選ぶ
下半身のインナーは、太ももまでのショート丈とひざ下までの3/4丈とくるぶしまでのロング丈に分かれます。冬に冷えを防ぎたいならロング丈か3/4丈が向いています。
バスパンの丈との相性も大事です。ひざが隠れる長めのバスパンなら3/4丈がすっきり収まります。バスパンの選び方はバスパンのおすすめと丈の選び方の記事でまとめています。
公式戦で着るなら色のルールも確認
試合でインナーを着る場合は、大会ごとに色の決まりがあることが多いです。チームで色をそろえるように求められることもあるので、大会要項や指導者に確認してから色を選ぶと安心です。
冬向けバスケ用インナー8選の比較早見表
今回紹介する8つを一覧にしました。価格はおおよその目安です。
| 商品名 | 向いている人 | 特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| UAコールドギアアーマー コンプレッション モックネック | 寒い体育館で練習する人 | 保温寄りの高密度マイクロファイバー | 4千円前後 |
| UAヒートギアアーマー コンプレッション ロングスリーブ | 冬でも汗を多くかく人 | 汗処理寄りでメッシュパネル付き | 3千円前後 |
| マクダビッド コンプレッション ロングスリーブシャツ | 締めつけはソフトがいい人 | 背面メッシュとラグランスリーブ | 5千円前後 |
| ミズノ バイオギアシャツ ハイネック長袖 | 首元まで暖かくしたい人 | 動きに合わせた独自設計 | 3千円前後 |
| おたふく手袋 サーモデオ JW-276 | まず安く冬用を試したい人 | 微細起毛と全面消臭糸 | 1,500円前後 |
| マクダビッド HEX コンプレッションタイツ | 脚全体を冷やしたくない人 | くるぶしまでのロング丈 | 5千円前後 |
| マクダビッド 3/4レングスタイツ | 長めのバスパンと合わせたい人 | ひざ下丈で3Dカット | 5千円前後 |
| コンバース バスケサポートアクティブタイツ | ユニフォームの下に1枚ほしい人 | ヒップに合わせたカッティング | 3千円前後 |
冬の体育館におすすめのバスケ用インナー8選
ここからは上半身のシャツを5つと下半身のタイツを3つ紹介します。特徴はメーカーの商品説明をもとにまとめています。
アンダーアーマー UAコールドギアアーマー コンプレッション ロングスリーブ モックネック シャツ

アンダーアーマーの冬向けラインであるコールドギアのコンプレッションシャツです。高密度のマイクロファイバー素材を使っていて、寒い時期のトレーニングでも暖かさを保つことをうたっています。
保温寄りでありながら吸汗速乾の機能とメッシュパネルも備えているのが特徴です。4方向に伸びるストレッチ素材なので、ディフェンスで腕を広げる動きにもついてきやすい作りです。
向いているのは、暖房の効きにくい体育館で練習する人や待ち時間の長い社会人チームの人です。首元は少し立ち上がったモックネックなので、首の冷えが気になる人にも合います。
気をつけたいのは、激しく走り続ける練習では暑く感じる場合があることです。汗の量が多い人は次のヒートギアと使い分けるのもひとつの方法です。
アンダーアーマー UAヒートギアアーマー コンプレッション ロングスリーブ シャツ

こちらは汗処理を重視したヒートギア素材の長袖コンプレッションシャツです。汗を素早く吸って外へ逃がす設計で、ムレやすい部分にはメッシュパネルが配置されています。
本来は暑い季節向けの素材ですが、冬でもよく汗をかく人にとっては使いやすい1枚です。上にロングTシャツや練習着を重ねれば、体が温まったあとに1枚脱いで調節できます。
首元のタグに名前や番号を書けるので、部活で同じシャツを着る人が多いチームでも取り違えを防ぎやすいです。
保温力はコールドギアほど高くないので、寒さが一番の悩みという人には物足りないかもしれません。
マクダビッド コンプレッション ロングスリーブシャツ

サポーターで知られるマクダビッドの長袖コンプレッションシャツです。締めつけはレベル1のソフトサポートとされていて、コンプレッションに慣れていない人でも着やすい強さです。
背面に通気性の高いメッシュ生地を使い、袖は腕を動かしやすいラグランスリーブです。吸汗速乾の機能が洗濯で落ちにくいとされるhDcファブリックを採用しています。
向いているのは、強い締めつけが苦手な人やバスケ専門ブランドのインナーを選びたい人です。
洗濯は手洗いのみとされているので、洗濯機でまとめて洗いたい人は手間に感じるかもしれません。カラーはブラックの展開です。
ミズノ アクセル バイオギアシャツ ハイネック長袖

ミズノのコンプレッションシリーズであるバイオギアのハイネック長袖シャツです。動きにフィットする独自の設計を取り入れていて、つっぱり感を減らす素材が使われています。
汗を素早く肌から生地の表面へ移すドライアクセルという機能を持っていて、汗をかいたときのべたつきを抑えることを狙っています。光沢を抑えたマットな見た目なので、練習着の下からのぞいても落ち着いた印象です。
向いているのは、首元まで覆って冷えを防ぎたい人や国内メーカーのサイズ感で選びたい人です。
ハイネックはユニフォームの襟から見えやすいので、試合用にする場合は色やルールを確認しておきましょう。
おたふく手袋 冬用インナー サーモデオ JW-276

作業用インナーで知られるおたふく手袋の秋冬向けコンプレッションインナーです。保温性の高い微細起毛の生地で、高性能な消臭ポリウレタン糸を全面に使っているのが特徴です。
縦にも横にも伸びる生地で、適度な圧力が動きをサポートする作りとされています。スポーツブランドの商品に比べると手に取りやすい価格帯なので、洗い替え用に何枚かそろえたい人にも向いています。
向いているのは、中高生の部活で毎日着替えが必要な人や、まずは安く冬用インナーを試したい人です。
もともとは作業用のインナーなので、バスケ専用の設計ではありません。起毛タイプなので汗を大量にかく練習では乾きにくく感じる場合があります。
マクダビッド HEX コンプレッションタイツ

マクダビッドのロング丈コンプレッションタイツです。脚全体を覆う長さなので、冬の体育館で太ももやふくらはぎが冷えるのを防ぎたい人に向いています。
締めつけはレベル1プラスのソフトサポートで、メーカーは筋肉のサポートと疲労の軽減をうたっています。肌ざわりのやわらかいhDcファブリックを使い、UVカットの機能もあります。
サイズはウエスト周りでXSからXLまで用意されていて、カラーはブラックとホワイトです。
ロング丈はバスパンの下からはっきり見えるので、試合で使うなら色の決まりを確認しておきましょう。在庫が少なくなっている場合があるので、サイズは早めに確認するのがおすすめです。
マクダビッド 3/4レングス タイツ

同じくマクダビッドのひざ下丈のタイツです。立体的に裁断した3Dアナトミカルカットでフィット感を高めた作りとされています。
ひざ下までの長さなので、ひざまわりの冷えを防ぎつつ足首まわりはすっきりさせたい人に合います。ソックスとの境目が気になりにくいのもこの丈のよいところです。ソックス選びはバスケ用ソックスのおすすめの記事も参考にしてみてください。
右のふくらはぎ側にロゴが入っていて、カラーはブラックとホワイトです。締めつけはレベル1プラスのソフトサポートです。
サイズによっては在庫が少ない場合があるので、購入前に販売ページで確認してください。
コンバース バスケサポートアクティブタイツ

バスケの老舗ブランドであるコンバースのユニフォーム下用サポートインナーです。ヒップの形に合わせて体を引きしめるカッティングで、汗を素早く乾かす速乾生地を使っています。
ユニセックスの商品なので、男女どちらでも選べます。サイズはMとLで、それぞれウエストとヒップの目安が示されています。
向いているのは、バスパンの下に1枚はいておきたい人や、ロング丈は動きにくそうと感じる人です。
脚全体を温めたい冬の練習では、これだけだと寒く感じる場合があります。寒い日はウォームアップパンツを組み合わせると安心です。
タイプ別のおすすめ
迷ったときは、自分の練習環境に近いものから選んでみてください。
- 寒い体育館で待ち時間が長い社会人の人はUAコールドギアアーマーとHEXコンプレッションタイツの組み合わせ
- 冬でも汗を多くかく部活の人はUAヒートギアアーマーの上に練習着を重ねる組み合わせ
- 締めつけが苦手な人はマクダビッドのロングスリーブシャツと3/4レングスタイツ
- 安く洗い替えをそろえたい人はおたふく手袋のサーモデオ
- 試合でユニフォームの下に着たい人はクルーネックのシャツとコンバースのサポートタイツ
社会人で久しぶりにバスケを再開する人は、インナーと一緒にバッシュも見直すと体への負担を考えやすくなります。社会人がバスケを再開するときのバッシュの記事もあわせてどうぞ。
バスケ用インナーのよくある疑問
冬は起毛のインナーを着たほうがいいですか
寒さが一番の悩みなら起毛タイプは選択肢になります。ただし起毛は汗を多く含むと乾きにくいことがあるので、たくさん走る練習なら汗処理寄りのインナーに上着を重ねる方法も考えてみてください。
コンプレッションインナーはケガの予防になりますか
メーカーの多くは筋肉のサポートや疲労の軽減をうたっていますが、ケガを防げると言い切れるものではありません。実際にマクダビッドも傷害を完全に予防することはできないと注意書きをしています。痛みが続く場合は無理をせず医療機関を受診してください。
練習後のケアも気になります
インナーはあくまで練習中の快適さを整える道具です。練習後のケア用品については練習後ケア用品の種類と研究の結論の記事でまとめています。
サイズはぴったりと少し大きめのどちらがいいですか
コンプレッションインナーは体にフィットすることを前提に作られています。大きすぎると締めつけの効果を感じにくく、小さすぎると苦しく感じます。メーカーのサイズ表で胸囲やウエストを確認して、表に合うサイズを選ぶのが基本です。
洗濯で気をつけることはありますか
洗濯機で洗える商品と手洗いのみの商品があります。手洗い指定のものを洗濯機で洗うと生地が傷みやすくなるので、届いたら洗濯表示を確認しておきましょう。
まとめ
冬の体育館でのバスケは、インナー選びで快適さが大きく変わります。寒さが気になるなら保温寄りのシャツを選び、汗を多くかくなら汗処理寄りのシャツに重ね着をするのが基本の考え方です。
下半身はバスパンの丈に合わせてロング丈か3/4丈を選ぶと冷えを防ぎやすくなります。締めつけの強さやサイズをよく確認して、自分の練習に合う1枚を見つけてください。
価格や在庫は変わることがあるので、購入前に販売ページで確認してください。
楽天でチェック


