バスケを続けていると、足首の次に気になってくるのがひざです。ジャンプのあとにひざ下がうずく、切り返しでひざがぐらっとする、ルーズボールで床に膝を打って青あざができる。どれもよくある悩みですが、実は必要なサポーターの種類がそれぞれ違います。
この記事は、部活でバスケをしている中高生とその保護者、そして社会人になってから再開した人に向けて書きました。ひざ用のサポーターを目的ごとに3つに分けて、選び方とおすすめの8商品を紹介します。
意外と知られていませんが、ひざのサポーターはメーカーによってサイズの測り方が違います。ひざ頭の周りで測るもの、ひざの上の太さで測るものがあるので、その点も選び方の中で整理しました。
バスケの膝サポーターの選び方
目的で3つのタイプに分ける
ひざのサポーターは大きく分けると3つあります。1つめはひざ下に巻くストラップ型で、ジャンプが多い人のひざ下の負担を考えたものです。2つめは筒状やオープン型で、ひざのブレを抑えることを目的にしています。3つめはパッド入りのニーパッドやスリーブで、床に膝をついたときの衝撃からひざを守るためのものです。
同じひざ用でも、ブレを抑えるタイプは床に膝を打ったときの衝撃にはあまり向きません。逆にニーパッドはひざのぐらつきを抑えるものではありません。まずは自分の悩みがどれに近いのかを決めるのが一番の近道です。
サポートの強さを確認する
ザムストやマクダビッドは、サポートの強さを段階で示しています。強いものほど固定力は上がりますが、動きにくさや暑さも増えます。練習では軽めのもの、試合では強めのものと使い分ける人もいます。
サイズの測り方はメーカーごとに違う
今回紹介する商品だけでも測る場所は3通りあります。ザムストのZKシリーズはひざ上の太さで選びます。マクダビッドはひざ周りで、バンテリンはひざ頭の周囲でサイズを決めています。同じMでも測る場所が違うので、購入前にメジャーで測り、それぞれのサイズ表と照らし合わせてください。
暑さと着け外しのしやすさも見る
体育館は冬でも練習中はかなり汗をかきます。通気性のある素材かどうかと、シューズを履いたまま着け外しできるかどうかは、長く使ううえで意外と大事です。足首も一緒に守りたい人はバスケ用足首サポーターの選び方もあわせて読んでみてください。
おすすめの膝サポーター早見表
| 商品名 | 向いている人 | 特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| ザムスト JKシリーズ | ジャンプでひざ下が気になる人 | ひざ下とお皿まわりのパッド | 千円台から3千円前後 |
| ザムスト ZKシリーズ | ひざのぐらつきが気になる人 | 前方と左右のブレを抑えるハードサポート | 7千円前後 |
| ザムスト EKシリーズ | 軽く着けたい人 | 薄くて軽いフルオープン型 | 3千円台から4千円台 |
| マクダビッド HEX レッグスリーブ EX | すねまで守りたい人 | 10mmパッドのロングスリーブ2本入り | 2千円台から5千円台 |
| マクダビッド フレックス ニーパッド M602 | 膝を床に打ちやすい人 | 12mmパッドのワイド設計 | 3千円前後 |
| マクダビッド HEX ニーパッド 3/4タイツ | インナーと一体にしたい人 | ひざにパッド付きの7分丈タイツ | 9千円前後 |
| ミューラー ジャンパーズニー | 手軽にひざ下を圧迫したい人 | 巻き付けるだけのストラップ型 | 千円台 |
| バンテリンサポーター ひざ用 | まず安く試したい人 | 日本製の筒状タイプ | 千円前後 |
バスケにおすすめの膝サポーター8選
ザムスト JKシリーズ ひざサポーター

ジャンプ系の競技で起きやすいひざのトラブルに向けて作られたモデルです。ひざ下にH形状のジャンパーズパッドがあり、お皿のまわりには半円状のパテラパッドが入っています。メーカーはこの2つのパッドでひざ下とお皿まわりを圧迫する構造だと説明しています。
圧迫の強さはアンダーストラップで調節できます。本体の素材は通気性のあるパワーダブルラッセルで、曲げ伸ばしの違和感が少ないことも特徴として挙げられています。
向いている人 リバウンドやジャンプシュートが多くてひざ下に負担を感じている人に向いています。
気をつける点 サイズで価格が変わり、千円台から3千円前後が目安です。床に膝をついたときの衝撃を受け止めるためのパッドではないので、ディフェンスで転ぶことが多い人は別にニーパッドを考えてください。
ザムスト ZKシリーズ ひざサポーター

ザムストのひざ用の中でも、前方と左右のブレを抑えることを目的にしたシリーズです。この商品ページではハードサポートに分類されていて、激しい動きのある競技向けとされています。対応する競技にもバスケが入っています。
サイズはヒザ上の太さで選ぶ方式です。たとえばSはヒザ上40から43cmと決められているので、購入前にメジャーで測っておくと選びやすくなります。
向いている人 切り返しや着地のときにひざがぐらつく感じがあり、しっかり固定したい人に向いています。
気をつける点 価格は7千円前後と高めです。固定力が強いぶん動きやすさは軽いタイプに劣るので、試合だけ着けるなど使う場面を決めておくと失敗しにくいです。
ザムスト EKシリーズ ひざサポーター

薄くて軽い素材を使った、手軽なタイプのひざサポーターです。メーカーはひざ全体の軽い圧迫と保護に向けたモデルとしていて、着けていることを忘れるほどの薄さをうたっています。
前が全部開くフルオープンタイプなので、シューズを履いたままでも着け外しができます。肌にふれる部分にはなめらかな素材を使い、内側の縫い目も減らしてあるそうです。
向いている人 強い固定はいらないけれど、ひざに何か着けていたほうが安心できる人や社会人で久しぶりに動く人に向いています。
気をつける点 価格は3千円台から4千円台が目安です。固定力は控えめなので、ぐらつきがはっきりある人はZKシリーズのような強めのものと比べてください。
マクダビッド HEX レッグスリーブ EX(2本入)

六角形のHEXパッドが入ったスリーブで、ひざから下を広く覆う長めのタイプです。メーカーの説明では、通常のHEXレッグスリーブよりスリーブ部分が上に7.5cm、下に10cm長くなっています(Lサイズの場合)。
パッドの厚さは10mmで、吸汗速乾の素材を使っています。2本入りなので左右両方に着けられるのも助かる点です。サポートのレベルはメーカー基準でミドルサポートです。
向いている人 ルーズボールに飛び込んだり床に膝をついたりすることが多い人と、すねまで守りたい人に向いています。
気をつける点 価格はサイズや色で変わり、2千円台から5千円台が目安です。サイズはヒザ周りで選び、Mが30から34cmとされています。関節のぐらつきを抑えるものではない点は覚えておいてください。
マクダビッド フレックス ニーパッド M602(2個入り)

ひざの前面から両側面までを広く覆うワイド設計のニーパッドです。パッドは12mm厚のフォームラバーで、メーカーは柔軟性と衝撃吸収性を特徴に挙げています。
本体はニット素材で通気性と伸び縮みを確保していて、お皿まわりに沿う立体的な形をしています。サイズはヒザ周り26cmから50cmまでをXSからXLの5段階で分けています。
向いている人 スリーブより短いほうが動きやすい人や、膝の横を床にぶつけやすいセンターやフォワードに向いています。
気をつける点 2個入りで3千円前後が目安です。保護が目的の商品なので、ひざの痛みへの対策として選ぶものではありません。
マクダビッド HEX ニーパッド 3/4レングス タイツ

ひざの位置にHEXパッドを配置した、7分丈のコンプレッションタイツです。サポーターとパッドを別々に着けるのではなく、タイツ1枚でひざの保護まで済ませたい人のための商品です。
生地は伸縮性と動きへの追従性をうたうhDcファブリックで、吸汗速乾の機能があります。UVカットは99%以上なので、屋外のコートで使うときにも向いています。
向いている人 バスパンの下にインナーを履く習慣がある人や、パッドがずれるのが気になる人に向いています。
気をつける点 価格は9千円前後と今回の中では高めです。サイズが合わないとパッドの位置がひざからずれるので、サイズ表をよく確認してください。
ミューラー ジャンパーズニー(ひざ下ストラップ)

ひざ下に巻き付けるだけの、ベルト型のサポーターです。円柱型の衝撃吸収チューブが入っていて、ひざ下に圧迫を加える構造です。面ファスナーで着け外しできます。
メーカーはジャンパーズニーやオスグッドといった、ひざ下の悩みに向けた商品としています。対応する競技にもバスケが入っています。
向いている人 ひざ全体を覆うサポーターは暑くて苦手な人や、成長期の中高生の保護者が最初に試すものとして向いています。
気をつける点 価格は千円台です。成長期のひざ下の痛みは原因がいろいろあるので、まずは整形外科で診てもらい、そのうえで使うかどうかを決めてください。
バンテリンサポーター ひざ用

興和のバンテリンブランドのひざ用サポーターです。筒状で左右共用、1枚入りです。日本製で、サイズはひざ頭の周囲で選びます。
ふつうのMサイズはひざ頭周囲34から37cmとされていて、ほかにも複数のサイズがあります。Amazonのひざ用サポーターの売れ筋でも上位に入っている定番品です。
向いている人 まずは安く1枚試したい人や、練習のあとや日常生活でも着けておきたい人に向いています。
気をつける点 価格は千円前後が目安です。パッドや調節用のストラップが付いたタイプではないので、試合で激しく動く人はザムストやマクダビッドとも比べてください。
タイプ別のおすすめ
ジャンプのあとにひざ下が気になる人
まずはザムストのJKシリーズかミューラーのジャンパーズニーを比べてみてください。ひざ全体を覆うほうが安心ならJKシリーズ、暑さや着け心地を優先するならストラップ型のジャンパーズニーが候補になります。
ひざのぐらつきが気になる人
切り返しでひざがぶれる感じがある人には、ザムストのZKシリーズが合います。そこまで強い固定がいらなければ、薄くて軽いEKシリーズから始める方法もあります。
ディフェンスやルーズボールで膝を打つ人
パッド入りはマクダビッドの3つから選べます。すねまで守るならHEX レッグスリーブ EX、短く動きやすいほうがよければフレックス ニーパッド、インナーと一緒にしたいなら3/4タイツです。パッド付きのアイテムはバスパンの丈との相性でも見た目が変わるので、そちらも参考にしてみてください。
社会人で久しぶりにバスケを再開する人
久しぶりの運動ではひざより先に体力が切れることも多いので、まずは軽いEKシリーズやバンテリンで様子を見るのがおすすめです。シューズもクッションのあるものを選ぶとひざへの負担を考えやすくなります。社会人の再開向けバッシュの記事でも詳しく紹介しています。
よくある疑問
サポーターは左右両方に着けたほうがいいですか
ブレを抑えるタイプは、気になるほうのひざだけに着ける人が多いです。パッド入りのニーパッドは左右どちらも床に打つことがあるので、2個入りや2本入りの商品を選ぶと安心です。
タイツの上からでも着けられますか
ザムストは商品ページのよくある質問で、基本的には素肌に着けることを想定していると答えています。タイツの素材によってはずれることがあるので、事前に試してから使ってください。
ひざが痛いときにサポーターを着ければ練習を続けても大丈夫ですか
サポーターは痛みを治すためのものではありません。マクダビッドも商品ページで、痛みを取ったり治療の効果をもたらしたりするものではないと書いています。痛みが続くときや腫れがあるときは、無理をせずに整形外科などの医療機関で診てもらってください。
テーピングとどちらがいいですか
テーピングは巻き方で細かく調整できますが、毎回巻く手間と技術が必要です。サポーターは誰でも同じように着けられるのが利点です。テーピングについてはバスケのテーピングの選び方でまとめています。
まとめ
バスケの膝サポーターは3つに分けると選びやすくなります。ひざ下の負担を考えるストラップ型と、ブレを抑える筒状やオープン型、そして床から膝を守るパッド入りです。自分の悩みがどれに当てはまるかを決めて、サイズはメーカーごとの測り方で確認するのがポイントです。
迷ったら、ひざ下が気になる人はザムストのJKシリーズ、膝を打ちやすい人はマクダビッドのHEX レッグスリーブ EXから見てみてください。どちらもサイズの種類が多く選びやすい商品です。
価格や在庫は変わることがあるので、購入前に販売ページで確認してください。
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