バッシュを買い替えるほどではないけれど、ジャンプの着地でかかとが痛い。土踏まずが疲れる。そんなときに手軽に試せるのがインソールです。ただ種類が多く、どれがバスケに合うのか分かりにくいですよね。
この記事は、部活でバスケをしている中高生やその保護者と、社会人になってバスケを再開した人に向けて書いています。商品ページやメーカーの公式情報をもとに、比べやすく整理しました。
ほかの比較記事ではあまり触れられていない、バッシュの中に入れたときの厚みの問題も詳しく書いています。せっかく買ったのに靴がきつくて使えない、という失敗を避けたい人は参考にしてください。
バスケ用インソールの選び方
バスケは走るだけでなく、跳んで止まって切り返す動きを何度も繰り返します。インソールを選ぶときは、次の5つのポイントを順番に見ると迷いにくくなります。
1. 土踏まずの高さに合うか
インソールには、土踏まずをしっかり持ち上げるものと、やわらかく支えるものがあります。土踏まずが低い人に高いアーチのものを入れると当たって痛くなることがあり、逆に高い人には物足りなく感じることがあります。ザムストのように、アーチの高さを選べる商品なら合わせやすいです。
2. つま先とかかとの厚み
ここが一番見落とされやすいポイントです。バッシュはもともと足にぴったり合うように作られているので、厚いインソールを入れると甲やつま先が圧迫されることがあります。商品ページにつま先の厚さが書かれている場合は、必ず確認してください。
買う前に、今のバッシュの中敷きを取り出して厚みを見ておくと比べやすいです。中敷きが接着されていて外せないバッシュもあるので、その場合は薄いタイプを選ぶのが無難です。バッシュ自体のサイズの合わせ方は、バッシュの選び方とフィッティング基準の記事でまとめています。
3. かかとの衝撃吸収
リバウンドやレイアップの着地では、かかとに体重がかかります。ジェルや衝撃吸収材がかかとに入っているかを見ておくと、自分の目的に合うかどうか判断しやすいです。
4. 表面のグリップと汗への強さ
バッシュの中で足が滑ると、せっかくのクッションも生かしにくくなります。表面にグリップのよい素材や起毛素材を使っているか、消臭や抗菌の加工があるかもチェックしましょう。靴下との相性も大事なので、バスケ用ソックスの選び方もあわせて読んでみてください。
5. サイズの刻み方
インソールは、1つのサイズで1cmほどの幅をカバーする商品が多いです。足が大きさの境目にある人は、大きいほうを買ってつま先側をハサミで切って合わせるのが一般的なやり方です。切れるかどうかは商品ごとに違うので、商品ページで確認してください。
バスケ用インソールの比較早見表
今回紹介する8つを、向いている人と特徴と価格帯で比べました。価格は変わることがあるので目安として見てください。
| 商品名 | 向いている人 | 特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| ザムスト フットクラフト クッションプラス | 土踏まずの高さに合わせて選びたい人 | アーチ3タイプから選べる | 4千円前後 |
| シダス アクション3D | 横の動きが多いガードやウイング | コート競技向けの立体形状 | 5千円台 |
| シダス マックスプロテクト ジャンプ | ジャンプが多いビッグマンや部活生 | 反発エリアとジェルヒール | 3千円前後 |
| ソルボ DSISソルボバスケット | バスケ専用のものを手頃に選びたい人 | ソルボセインと3つのアーチ構造 | 2千円台 |
| ドクターショール ジェルアクティブ アクティブプラス | まずは安く衝撃対策を始めたい人 | 前足部とかかとのジェル | 2千円以下 |
| ザムスト フットクラフト クッションド | バッシュの中に余裕が少ない人 | 薄くて軽いクッション型 | 2千円前後 |
| アシマル スポーツ | かかとのぐらつきが気になる人 | 少し硬めのプラスチックで安定 | 4千円前後 |
| Rela Kino 02アクティブ | 練習用と普段用を兼ねたい人 | 理学療法士が運営するブランド | 1千円台 |
バスケ用インソールのおすすめ8選
ここからは1つずつ特徴を紹介します。内容は各商品ページとメーカーの公開情報をもとにしています。
ザムスト フットクラフト クッションプラス

スポーツ用のサポーターで知られるザムストのインソールです。土踏まずの高さを自分で測って、LOWとMIDDLEとHIGHの3つのアーチタイプから選べるのが一番の特徴です。
メーカーの説明では、硬さと面積の違う3層のパーツを組み合わせた構造で、安定感としなやかさの両方をねらっています。クッションプラスはかかと側の衝撃対策を重視したモデルで、ジャンプの着地が多いバスケと相性のよい設計です。
向いているのは、既製品の中敷きだと土踏まずが当たりすぎたり浮いたりする人です。部活で毎日履く中高生から、週末にプレーする社会人まで幅広く使えます。
気をつける点は、アーチタイプを間違えると合わないことです。商品ページにある測り方を見て、家で一度確認してから買うのがおすすめです。
シダス アクション3D

フランスのインソールブランド、シダスのコート競技向けモデルです。テニスやバスケやバレーの動きに合わせて作られていて、メーカーもバスケを用途に挙げています。
かかとのジェルが着地の衝撃をやわらげ、ナイロン素材のシェルがかかとの安定とアーチを支える作りです。表面にはグリップのよい素材が使われているので、靴の中で足がずれにくいことをねらっています。つま先の厚さは3.5mmと公表されています。
向いているのは、切り返しやストップが多いポジションの人です。今回の中では価格が高めですが、しっかりした作りのものを1枚選びたい人に合います。
気をつける点は、立体的な形なので最初は硬く感じる人もいることです。いきなり試合で使わず、練習で少しずつ慣らしてください。
シダス マックスプロテクト ジャンプ

同じシダスの中で、ジャンプする競技に向けたモデルです。商品名のとおりバスケやバレーの部活を想定していて、反発するエリアを広げてジャンプや左右の動きを支える設計とされています。
かかとにはジェルのパッドが入っていて、衝撃をやわらげながら軽さも保つ作りです。アーチサポートはやや硬めで、つま先の厚さは5.0mmと公表されています。
向いているのは、リバウンドやブロックで跳ぶ回数が多い人です。アクション3Dより手に取りやすい価格帯なので、初めてシダスを試す人にも選びやすい1枚です。
気をつける点は、つま先が5.0mmと少し厚めなことです。もともとバッシュがぴったりの人は、純正の中敷きと重ねて厚みを比べてから使ってください。
ソルボ DSISソルボバスケット

日本のソルボが出しているバスケ専用のインソールです。衝撃吸収材のソルボセインを使い、足裏の3つのアーチを支えるDSISという構造を取り入れています。
メーカーの説明では、バスケのジャンプの着地やストップのときの足のトラブル対策を目的に作られています。バスケ専用と書かれたインソールはあまり多くないので、迷ったときの候補にしやすい商品です。
向いているのは、まず手頃な価格でバスケ向けのインソールを試したい人です。サイズは2SからLまであり、小柄な中学生から使いやすい幅があります。
気をつける点は、バッシュに中敷きが付いている場合は取り外して使う前提なことです。重ねて入れると窮屈になるので注意してください。
ドクターショール ジェルアクティブ アクティブプラス

フットケアブランドのドクターショールが出しているスポーツ向けのジェルインソールです。前足部とかかとにジェルが入っていて、着地の衝撃をやわらげる作りです。
メーカーは、一般的な靴素材の上で使ったときと比べて、かかとへの衝撃を最大で30%吸収すると説明しています。表面には消臭作用のあるゼオライトを使った生地が使われていて、汗をかく部活でも使いやすい仕様です。
向いているのは、まず手頃な価格でインソールを試したい人や、社会人で久しぶりに体育館に立つ人です。今回の中でも手頃な価格帯なので、買い替えもしやすいです。
気をつける点は、アーチの高さを選ぶタイプではないことです。土踏まずの形に強いこだわりがある人は、ザムストやアシマルのように形を重視したものと比べてください。
ザムスト フットクラフト クッションド

ザムストのフットクラフトの中で、軽さと薄さを重視したクッションタイプです。かかとに衝撃吸収素材を使い、表面には足が滑りにくい起毛素材を使っています。
メーカーは、薄いので窮屈さを感じにくく、交換したときの違和感が少ないと説明しています。3Dのアーチ設計も入っているので、純正の中敷きから自然に切り替えたい人に合う作りです。
向いているのは、細身のバッシュを履いていて厚いインソールを入れると足がきつくなる人です。普段のスニーカーにも使えるので、通学や通勤の靴と使い回す人にも向いています。
気をつける点は、メーカーの説明が日常使いやウォーキング寄りなことです。激しい練習で強い支えがほしい人は、クッションプラスなど上のモデルも見比べてください。
アシマル スポーツ

アシマルは日本人の足に合わせて開発したとうたうインソールブランドです。スポーツモデルは、走ったり跳んだり打ったりする動きをしやすくすることを目的にしています。
かかとの前後左右のぐらつきを抑えるパワープラスチックが入っていて、スポーツ用は少し硬めの素材で俊敏な動きをねらっています。衝撃吸収スポンジはへたりが少ない素材と説明されています。
向いているのは、着地のときにかかとが内側に倒れやすいと感じる人や、安定感を重視する人です。サイズが細かく分かれているので、足の大きさに近いものを選びやすいです。
気をつける点は、硬めの作りなので合う合わないが出やすいことです。足や膝に痛みがあって使う場合は、無理をせず医療機関で相談してください。
Rela Kino 02アクティブ

Rela Kinoは理学療法士が運営するインソールブランドです。02アクティブは、普段使いと運動の両方を想定したスポーツタイプのモデルです。
土踏まずを支えるアーチサポートが入っていて、毎日の歩行から休日の運動まで幅広く使える作りです。メーカー自身が、購入前に靴の中のゆとりを確認するよう案内しているのも親切な点です。
向いているのは、ミニバスの子どもや保護者が最初の1枚を探すときや、成長でサイズがすぐ変わる時期の人です。今回の中ではいちばん手に取りやすい価格帯です。
気をつける点は、バスケ専用ではなく日常寄りのモデルなことです。激しい部活で使うなら、ソルボやシダスのようなバスケ向けの商品と比べて選んでください。
タイプ別のおすすめ
ジャンプが多いセンターやフォワード
リバウンドやブロックで跳ぶ回数が多い人は、かかとの衝撃対策を重視したものが合います。シダス マックスプロテクト ジャンプか、ザムスト フットクラフト クッションプラスを比べてみてください。
切り返しが多いガード
ドライブやディフェンスで横に動くことが多い人は、靴の中で足がずれにくいものがおすすめです。表面のグリップとかかとの安定を重視したシダス アクション3Dや、ぐらつきを抑えるアシマル スポーツが候補になります。
細身のバッシュを履いている人
バッシュの中に余裕がない人は、厚みの少ないザムスト フットクラフト クッションドから試すのが安心です。足幅が広くて靴がきつくなりやすい人は、幅広の足に合うバッシュの記事も参考になります。
社会人で再開する人や予算をおさえたい人
久しぶりにプレーする人は、まず手頃な価格のドクターショール ジェルアクティブかソルボ DSISソルボバスケットで様子を見るのがよいと思います。バッシュから見直したい人は、社会人がバスケを再開するときのバッシュの記事も読んでみてください。
ミニバスの子ども
成長で足のサイズが変わりやすい時期は、高いものを長く使うより手頃なものを買い替えるほうが合わせやすいです。Rela Kino 02アクティブやソルボの小さめのサイズから選ぶとよいでしょう。
バスケ用インソールのよくある疑問
純正の中敷きと重ねて使ってもいいですか
多くのメーカーは、元の中敷きを外して入れ替えるよう案内しています。重ねると靴の中が窮屈になり、かかとが浮きやすくなることもあるので、基本は入れ替えて使ってください。
どれくらいで買い替えればいいですか
使う頻度や体重で変わるので、決まった期間はありません。クッションがつぶれて薄くなった、表面がすり減って滑るようになった、と感じたら替えどきの目安です。
インソールを入れればケガをしなくなりますか
インソールは足元を支えるための道具で、ケガを防ぐことを約束するものではありません。足首が不安な人は、足首サポーターを併用するのもひとつの方法です。足や膝や腰の痛みが続く場合は、自己判断で使い続けず医療機関で相談しましょう。
サイズの間で迷ったらどうすればいいですか
切って調整できる商品なら、大きいほうを選んで純正の中敷きの形に合わせて切るのが一般的です。切れない商品は、足の長さに近いサイズを選んでください。
まとめ
バスケ用インソールを選ぶときは、土踏まずの高さとバッシュに入る厚みを最初に確認するのが大切です。そのうえで、ジャンプが多いならかかとの衝撃対策を、切り返しが多いなら安定とグリップを重視すると選びやすくなります。
迷ったら、バスケ専用のソルボか、アーチを選べるザムスト フットクラフトから試してみてください。足元が変わると練習の楽しさも変わるので、自分に合う1枚を見つけてみましょう。
価格や在庫は変わることがあるので、購入前に販売ページで確認してください。
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