バッシュが欲しいけれど2万円近い新作には手が出しにくい。そう感じている人は多いと思います。部活を始めたばかりの中高生や、週1回だけ体育館に通う社会人なら、なおさら予算は抑えたいところです。
この記事は、1万円前後までの予算でちゃんとしたバッシュを選びたい人に向けて書きました。部活の1足目を探している人や、子どもの買い替えが早くて困っている保護者の方、久しぶりにバスケを再開する社会人の方に読んでほしい内容です。
自分が調べていて気づいたのは、安いバッシュには2種類あるということです。最初から低価格で作られた入門モデルと、定価は1万5千円以上あるのに型落ちや色違いで値下がりしているモデルです。この記事では後者もしっかり拾っています。ここが他の比較記事にはあまり無い視点だと思います。
安いバッシュの選び方5つのポイント
価格を下げても失敗しにくくするために、自分は次の5つを見るようにしています。
1. 定価と今の値段の差を見る
Amazonでは同じモデルでもサイズや色によって値段が大きく変わります。定価が1万5千円を超えるモデルでも、特定の色だけ1万円を切っていることがあります。欲しいサイズを選んだ状態で値段を確認するのがコツです。
2. 自分のプレーに合うタイプを選ぶ
素早く動くガードなら軽さを重視したモデルが合います。インサイドで体を当てることが多いなら、クッションや安定感を売りにしたモデルが安心です。メーカーの商品説明にどんな選手向けかが書いてあるので、そこを読むと迷いにくくなります。
3. 足幅の展開を確認する
日本人は幅広の足の人が多いと言われます。3種類のウイズを展開しているモデルや、幅広をうたうモデルを選ぶと合わないリスクを下げられます。幅広の足で悩んでいる人は幅広の足に合うバッシュの記事も参考にしてください。
4. ローカットかミッドカットか
最近のバッシュはローカットが主流です。足首まわりのホールドを構造で補っているモデルも増えています。足首に不安がある人は、カットの高さよりもかかとがしっかり固定されるかを重視するのがおすすめです。
5. 出品者と在庫を確認する
安いからといって知らない出品者から買うと、サイズ交換で苦労することがあります。Amazon本体やスポーツ量販店が販売しているものを選ぶと安心です。今回紹介する商品も、この記事を書いた時点でそうした販売元から在庫があるものを選んでいます。
1万円前後で買えるバッシュの比較早見表
今回紹介する8足を一覧にしました。価格帯はこの記事を書いた時点の目安で、サイズや色によって変わります。
| 商品名 | 向いている人 | 特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| アシックス GLIDE NOVA FF 4 | 素早く動くガード | 軽量でスプリットタン構造 | 1万円前後 |
| アシックス UNPRE ARS LOW 2 | 切り返しが多い人 | 横ブレを抑える安定性 | 8千円前後 |
| アシックス GELHOOP V17 | 初めての1足 | 軽量で3種類の足幅 | 7千円前後 |
| ニューバランス TWO WXY v5 | オールラウンダー | 2種類のクッションを組み合わせ | 9千円前後 |
| ニューバランス HESI LOW v2 | スピード重視の人 | 全面FuelCellで軽量 | 8千円前後 |
| ミズノ ウエーブトランジスタ | 中高生や1on1が多い人 | 横の動きの安定性 | 9千円前後 |
| プーマ オールプロ ニトロ | 反発感が欲しい人 | NITROFOAMのクッション | 5千円から1万円前後 |
| コンバース CONS ACCELERATOR | 見た目も楽しみたい人 | 復刻デザインのパフォーマンスモデル | 5千円から1万円前後 |
1万円前後で買えるおすすめバッシュ8選
ここからは1足ずつ紹介します。特徴はメーカーの公式情報や商品ページの説明をもとにまとめています。
アシックス GLIDE NOVA FF 4

メーカーが素早くコートを駆けるプレーヤーに向けた快適軽量モデルと説明しているシリーズの4代目です。シュータンを縦に2分割したスプリットタン構造を採用していて、フィット感と脱ぎ履きのしやすさを両立させています。中足部にはトラスティックが入っていて、速い動きの中でも足がブレにくい作りです。
向いているのは、スピードで勝負するガードやウイングの選手です。Amazonのメンズバスケットボールシューズの売れ筋でも上位に入っていて、手に入れやすい定番の1足です。
気をつける点は、軽さを優先したモデルなのでクッションの厚みを最優先したい人には物足りない可能性があることです。体重がある人やジャンプの着地が多い人は、他のモデルと比べてから決めてください。
アシックス UNPRE ARS LOW 2

篠山竜青選手の着用でも知られるUNPRE ARSシリーズのローカット版です。メーカーは素早い切り返しや左右への激しいステップワークを支える安定性に優れたモデルと紹介しています。シリーズのミッドソールは外側に硬めのスポンジ材を配置していて、ステップ時の横ブレを抑える設計です。
ドライブからのストップや逆方向への切り返しが多い人に向いています。靴底は接地面積が広いフラットな形で、足裏全体で踏み込む感覚を重視しているのも特徴です。
定価は1万6千円台のモデルなので、1万円を切る色やサイズが見つかればかなりお得です。ただし人気サイズは値下がりしていないこともあるので、サイズを選んでから値段を確認してください。
アシックス GELHOOP V17

アシックスが軽量性が特徴のベーシックモデルと位置づけている、長く続く定番シリーズです。ミッドソールには軽さとクッション性を両立したFLYTEFOAMを使っています。中足部のトラスティックと巻き上げを大きくして安定性を高めているのもポイントです。
最大の特徴は、NARROWとSTANDARDとEXTRA WIDEの3種類の足幅を展開していることです。足に合うかどうかが心配な初めての1足や、成長期で足の形が変わりやすい中高生に向いています。
ポジションを問わず使える反面、どれか1つの性能が突き抜けているタイプではありません。上級者が特定の動きを重視するなら、専用のモデルと比べてみてください。
ニューバランス TWO WXY v5

ニューバランスがポジションレスなプレーを得意とする選手のために作ったシリーズの5代目です。反発性に優れたFuelCellをミッドソールに使い、かかとと母指球にはクッション性のあるFresh Foam Xを組み合わせています。トーボックス周辺にも柔らかな感触のゾーンクッションが入っています。
外からのシュートもインサイドのプレーもこなすオールラウンダーに合うモデルです。商品名にも軽量と幅広とあるので、幅広の足の人も候補に入れやすいと思います。
2種類のクッションを組み合わせたぶん、とにかく軽いモデルを探している人には少し重く感じる可能性があります。前のモデルであるv4も販売されているので、買うときは型番を確認してください。
ニューバランス HESI LOW v2

かかとからつま先まで全面にFuelCellを入れた軽量モデルです。メーカーは急なカットやストップや加速から生まれる一瞬のチャンスを活かすためのシューズと説明しています。アウトソールのふちを丸くして左右の移動をスムーズにしているほか、かかとには外付けのヒールカウンターがあり着地時の安定感を補っています。
スピードで相手を抜きたいガードや、ハンドリングが多い選手に向いています。定価は1万6千円台なので、7千円から8千円台で見つかれば値下がり幅が大きいモデルです。
軽さと反発を重視した作りなので、足首まわりの硬いホールド感を求める人には合わないかもしれません。足首に不安がある人はサポーターとの併用も考えてみてください。
ミズノ ウエーブトランジスタ

ミズノが7年ぶりに出した中高生向けのバスケットボールシューズとして2024年に発売されたモデルです。1on1の局面に負けない横の動きに特化した設計で、足首まわりのフィット感を高めるDynaHeel Lockという独自構造を採用しています。
ソールは接地面積を広げるアウトリガーとフラットな形を組み合わせていて、サイドステップで踏み込んだときの安定性を重視しています。かかとにはクッション性と反発性のあるMizuno Enerzy nxtが入っています。メーカー発表では片足340gの軽さとされています。
部活でディフェンスの練習が多い中高生にぴったりの1足です。ローカットなので、ミッドカットの安心感が欲しい人は試着してから選ぶのがおすすめです。
プーマ オールプロ ニトロ

プーマのバスケットボール部門であるPUMA Hoopsの技術を詰め込んだシリーズです。このページでは2代目のAll Pro NITRO 2も選べます。ミッドソールのNITROFOAMは多方向への速い動きに対して反発とサポートを発揮するとされています。アッパーにはPWRTAPE SQDという補強を入れてホールド感を高めています。
アウトソールにはPUMAGRIPという耐摩耗性の高いトレッドパターンを使っています。反発感のあるクッションを手頃な価格で試したい人に向いています。
同じページに初代と2代目が並んでいるので、注文前にモデル名と色をよく確認してください。サイズによって値段の差も大きいモデルです。
コンバース CONS ACCELERATOR

コンバースのバスケットボールカテゴリから出ている本格的なパフォーマンスモデルです。過去のモデルであるACCELERATORを、今の技術でアップデートした1足とされています。
昔ながらのバッシュらしい見た目が好きな人や、練習でもおしゃれを楽しみたい人に向いています。サイズや色によっては5千円前後で見つかることもあり、今回の中では予算を一番抑えやすい候補です。
メーカーの商品説明にはクッション素材などの細かい情報が少なめです。ハードに動く人は他の候補と比べたうえで、店頭で履き心地を確かめてから選ぶと安心です。
タイプ別のおすすめ
部活を始める中高生の1足目なら
足幅を選べるアシックスのGELHOOP V17か、中高生向けに作られたミズノのウエーブトランジスタが候補です。どちらも1万円以内で探しやすく、サイズが変わって買い替えになっても負担が軽く済みます。
スピード重視のガードなら
軽さを重視するならアシックスのGLIDE NOVA FF 4か、ニューバランスのHESI LOW v2がおすすめです。切り返しの安定感も欲しい人は、UNPRE ARS LOW 2も比べてみてください。
週1で楽しむ社会人なら
クッションを重視したいならニューバランスのTWO WXY v5が合います。社会人で再開する人の選び方は社会人がバスケを再開するときのバッシュの記事でも詳しくまとめています。
とにかく予算を抑えたいなら
プーマのオールプロ ニトロやコンバースのCONS ACCELERATORは、サイズや色によってかなり安く見つかることがあります。浮いたお金でバスケ用ソックスをそろえると、足元の快適さがぐっと上がります。
安いバッシュでよくある疑問
1万円以下のバッシュでも試合で使えますか
今回紹介したモデルは、どれもメーカーがバスケットボール用として作ったシューズです。価格が安いのは型落ちや色の在庫状況によるものも多く、性能が試合に向かないという意味ではありません。
型落ちモデルを買っても問題ありませんか
型落ちといっても1年から2年前のモデルであることが多いです。最新モデルとの差はクッション素材やデザインの改良が中心で、普段の練習で困ることは少ないと自分は考えています。
ネットで買うときサイズはどう選べばいいですか
まずは普段履いているバッシュと同じサイズを基準にして、メーカーごとのサイズ表を確認するのが基本です。各メーカーの基準はバッシュの選び方の記事で詳しく調べています。返品や交換の条件も事前に確認しておくと安心です。
外のコートで履いてもいいですか
室内用のバッシュは体育館の床に合わせて作られているので、屋外で使うと靴底がすり減りやすくなります。外で練習する人は、外用と室内用を分けて用意するのがおすすめです。
足や足首が痛いときはどうすればいいですか
シューズを替えても痛みが続く場合は、無理をせず医療機関で相談してください。シューズはあくまで動きを支える道具なので、痛みの原因を自己判断しないことが大切です。
まとめ
1万円前後の予算でも、メーカーがきちんと作ったバッシュは十分に選べます。ポイントは定価の高いモデルが値下がりしているタイミングを狙うことと、自分のプレーと足幅に合うタイプを選ぶことです。
迷ったら、初めての1足はGELHOOP V17かウエーブトランジスタがおすすめです。スピード重視ならGLIDE NOVA FF 4かHESI LOW v2を、クッション重視ならTWO WXY v5を選んでみてください。ブランドごとの違いが気になる人はバッシュのブランドの記事も合わせてどうぞ。
価格や在庫は変わることがあるので、購入前に販売ページで確認してください。
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