2026年NBAオフシーズン移籍・トレードまとめ|ヤニス、ブラウン、カワイら主な動きをチーム別に整理

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2026年のNBAオフシーズンは、ここ数年で一番動いた夏だったかもしれません。ヤニス・アデトクンボがマイアミへ、ジェイレン・ブラウンがフィラデルフィアへ、カワイ・レナードがトロントへ。フランチャイズの顔と言われてきた選手が、次々とチームを離れました。

10月20日(現地)の開幕を前に、この夏の主な移籍・トレード・FA契約・契約延長を1ページにまとめました。「あの選手、結局どこに行ったんだっけ?」となったときに見返せるよう、チームごとの動きと、それぞれの詳しい記事へのリンクも付けています。情報は2026年10月7日時点のもので、合意が報じられただけの契約は「報道」と分けて書いています。

まず押さえたい大型トレード5つ

時期 主な選手 移籍の流れ 主な見返り
2026年6月 ヤニス・アデトクンボ、ボビー・ポーティス バックス → ヒート タイラー・ヒーロー、ケレル・ウェア、ハイメ・ハケスJr.、カスパラス・ヤクチョニス、2031年・2033年の無保護1巡目、2030年のスワップ権、2033年2巡目
2026年6月 ラメロ・ボール ホーネッツ → ティンバーウルブズ ナズ・リード、ミネソタの2033年無保護1巡目、2028〜30年のスワップ権
2026年夏 マイルズ・ブリッジズ ホーネッツ → サンズ グレイソン・アレン、ロイス・オニール、サンズの2033年1巡目
2026年7月 ジェイレン・ブラウン ⇄ ポール・ジョージ セルティックス ⇄ 76ers セルティックスが2031年の76ers無保護1巡目、2028年の1巡目スワップ、2巡目2本を獲得
6月合意・9月14日成立 カワイ・レナード クリッパーズ → ラプターズ ブランドン・イングラム、グレイディ・ディック、2031年・2033年の無保護1巡目、2027年の1巡目スワップ、2巡目2本

指名権の細かい条件や、ほかのチームの保有状況はNBA全30チームの将来ドラフト指名権まとめで確認できます。

ヤニス・アデトクンボ、13年過ごしたバックスからヒートへ

この夏最大のニュースです。2021年にバックスを50年ぶりの優勝へ導いたヤニスが、ボビー・ポーティスとともにヒートへ移りました。バックスは主力級の若手4人と複数の1巡目を受け取り、再建に近い形へ舵を切っています。ヒートは8月にクレイ・トンプソンとも契約し、ヤニス、バム・アデバヨ、アンドリュー・ウィギンズ、クレイが並ぶロスターになりました。(ヤニスのトレードについて、クレイのヒート加入について)

ジェイレン・ブラウンとポール・ジョージの交換

2024年のファイナルMVPで、まだ29歳のブラウンを出し、36歳のジョージを迎えたセルティックスの判断は大きな話題になりました。セルティックスはさらにFAでマイク・コンリー、ニックスで優勝したミッチェル・ロビンソンを獲得しています。ロビンソンは3年4,740万ドルと報じられています。(セルティックスの再編について)

76ers側はブラウンに加えてレブロン・ジェームズも加入し、ジョエル・エンビード、タイリース・マクシーと並ぶ顔ぶれになりました。開幕戦はニックスとの対戦です。

カワイ・レナード、7年ぶりのラプターズ復帰

6月末に基本合意していたものの、クリッパーズのサラリーキャップ回避疑惑をめぐるNBAの調査で保留になっていたトレードが、9月14日に正式に成立しました。カワイはその後、ラプターズと2年1億1,500万ドル(3年目にプレイヤーオプション)の延長にサインしたと報じられています。マックスより低い金額で、トレードキッカーも放棄したとされます。(トレードの詳細、延長契約について)

一方のクリッパーズは、調査結果を受けて2029〜33年の1巡目指名権を計5本没収される処分を受けました(処分の内容)。

主なFA移籍・契約

選手 移籍先 契約内容(報道ベース)
クレイ・トンプソン ヒート マーベリックスとの契約をバイアウト後、2年約1,150万ドル(2年目はプレイヤーオプション)
八村塁 クリッパーズ レイカーズを退団し、ミッドレベル例外で2年2,800万ドル(2年目はチームオプション)
ジョナサン・クミンガ ティンバーウルブズ 2月にウォリアーズからホークスへトレードされた後、FAで加入。9月3日に正式成立
デマー・デローザン ナゲッツ 1年390万ドル
マイク・コンリー セルティックス FAで加入
ミッチェル・ロビンソン セルティックス 3年4,740万ドル(3年目はプレイヤーオプション)
ベン・シモンズ キングス 1年のベテランミニマム契約
ベネディクト・マサリン ペリカンズ 2年1,600万ドル(プレイヤーオプション付き)

日本人選手では、河村勇輝がExhibit 10契約でクリッパーズのキャンプに参加し、八村と同じチームで開幕ロスター入りを目指しています(河村のロスター争い、八村の移籍の経緯)。

9月に入ってからのトレード

キャンプ直前の9月にも、小さくない動きが続きました。

  • バディ・ヒールド:9月22日にホークスからホーネッツへ(見返りはドリアン・フィニー=スミス)。その数日後、ロブ・ディリンガムとの交換でブルズへ移り、5日間で2回トレードされました。ホーネッツはディリンガムを獲得した翌日にウェイブしています。(ヒールドの2回のトレード、ディリンガムのウェイブ)
  • ジョーダン・ホーキンス、マイカ・ピービー:9月8日、ペリカンズからグリズリーズへ。ペリカンズはAJ・ジョンソンとタージ・ギブソンを獲得しました。マサリンとの契約で生じたファーストエプロンの問題が背景にあると見られています。(このトレードの狙い)
  • ダニエル・ガフォード:マーベリックスが1巡目指名権を求めてトレードを検討していると報じられています(10月7日時点で未成立)。(ガフォードのトレード報道)

主な契約延長

選手 チーム 延長内容(報道ベース)
ステフィン・カリー ウォリアーズ 2年1億1,600万ドル(マックスより低い金額)
カワイ・レナード ラプターズ 2年1億1,500万ドル(3年目にプレイヤーオプション)
アメン・トンプソン ロケッツ 5年2億800万ドル
ジャレン・デュレン ピストンズ 5年2億ドルで合意
キオンテ・ジョージ ジャズ 5年1億5,750万ドル(ボーナス込み)
ペレ・ラーション ヒート 4年6,000万ドル
サディック・ベイ ペリカンズ 3年5,550万ドル
ジャマール・シード ラプターズ 3年2,400万ドル

一方、ニックスのカール=アンソニー・タウンズは、セカンドエプロンを避けたい球団の方針もあって延長交渉が止まっていると報じられています(タウンズの延長交渉)。各チームの総年俸や延長後の年俸はNBA年俸データベースでも確認できます。

引退・ウェイブ・去就が注目された選手

  • ラッセル・ウェストブルック:8月に現役引退を発表し、9月には新リーグ「Project B」の共同創業者に就任しました(関連記事)。
  • ニコラ・バトゥーム:NBAで18シーズンを過ごし、引退を発表しました(関連記事)。
  • ディアンジェロ・ラッセル:9月25日にグリズリーズからウェイブされました(関連記事)。
  • ロンゾ・ボール:引退報道が広まりましたが本人が否定し、FAのままNBAからの連絡を待っています(関連記事)。

チーム別に見る、この夏の動き

大きく動いたチームを、獲得(IN)と放出(OUT)に分けて整理します。

チーム 主なIN 主なOUT
ヒート ヤニス、ポーティス、クレイ ヒーロー、ウェア、ハケスJr.、ヤクチョニス、将来の1巡目2本
バックス ヒーロー、ウェア、ハケスJr.、ヤクチョニス、1巡目2本 ヤニス、ポーティス
セルティックス ジョージ、コンリー、ロビンソン、1巡目 ブラウン
76ers ブラウン、レブロン ジョージ、将来の1巡目
ラプターズ カワイ イングラム、ディック、1巡目2本
クリッパーズ イングラム、ディック、八村、1巡目2本 カワイ、処分で1巡目5本
ティンバーウルブズ ラメロ、クミンガ ナズ・リード、2033年1巡目
ホーネッツ ナズ・リード、アレン、オニール、1巡目2本 ラメロ、ブリッジズ

こうして並べると、ヤニス、ブラウン、カワイ、ラメロと、各チームの中心選手が同じ夏に動いたことが分かります。セカンドエプロンの制約で、優勝チームでさえメンバーを保ちにくくなったことも、移籍が増えた理由の一つだと考えられます。制度の背景はセカンドエプロンと戦力均衡の記事で解説しています。

開幕までの注目ポイント

  1. 10月19日(現地):2023年ドラフト組のルーキースケール延長の期限。開幕ロスターの確定も同じ時期です。
  2. 10月20日(現地):開幕。初日はセルティックス対ピストンズ、76ers対ニックス、サンダー対スパーズの3試合です。
  3. タウンズの延長、ガフォードのトレード:開幕前に動くか、シーズン中に持ち越すか。

トレードが成立するかどうかを自分で試したい方は、TRADE LABもぜひ使ってみてください。

よくある質問

トレードとFA移籍は何が違う?

トレードは、契約が残っている選手をチーム同士で交換することです。選手本人の同意がなくても成立するのが基本です。FA(フリーエージェント)移籍は、契約が切れた選手が自分で次のチームを選んで契約します。八村塁のように、サイン&トレードが検討されたものの不成立となり、最終的にFAとして移籍するケースもあります。

シーズン中にもトレードはある?

あります。シーズン中のトレードは2月のトレード期限まで可能で、その後はFAの選手との契約やウェイブ(契約解除)が中心になります。昨シーズンも2月にアンソニー・デイビスのウィザーズ移籍や、ジャレン・ジャクソンJr.のジャズ移籍がありました。

この記事は更新される?

開幕までに大きな動きがあれば追記します。シーズン中の移籍は、それぞれのニュース記事で詳しく書いていきます。

※2026年10月7日時点の情報です。契約金額は報道に基づく数字で、球団が公表していないものを含みます。

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