11月6日、Bプレミアの北海きたえーるでレバンガ北海道と秋田ノーザンハピネッツが対戦し、北海道が123対118で勝利しました。両チーム合わせて241得点という点の取り合いになり、北海道はこれで3連勝です。試合後にはロイブルHCが守備についてはまず映像を見直してから考えたいと話すほど、両チームの攻撃力がそのままぶつかり合う展開になりました。
北海道は1試合平均95.3得点とリーグ2位の攻撃力を誇るチームです。スコアリーダーの富永啓生に加え、今季加入したマークイーズ ボールデンとゲイリー クラークの得点力も強みになっています。一方の秋田は1試合平均86.7失点と守備が課題で、前節もアルティーリ千葉に連敗するなど苦しい状況が続いていました。そんな中で迎えたこの試合は、お互いの持ち味がそのまま出た打ち合いになったと言えそうです。
両チーム合わせて241得点、守備より攻撃が目立った夜
最終スコアは北海道123対秋田118です。両チーム合わせて241得点というのは、Bプレミアでもそうそう見られない数字だと思います。ロイブルHCは試合後、守備についてはまず映像を見てから話したいと前置きしつつ、両チームのオフェンスの質はかなり高かったという趣旨のコメントを残しています。采配を振るう立場としては悔しさもありながら、それだけ見応えのある試合だったという裏返しなのかもしれません。
北海道にとっては、これで今季3連勝です。見どころの時点で7勝5敗だったチームが、この勝利で8勝5敗まで記録を伸ばしました。東地区でも上位を狙える位置につけており、ホームで自慢の攻撃力を出し切れたことの意味は大きいはずです。
北海道のホームゲームでこれだけの打ち合いを演出できたのは、ブースターにとっても満足度の高い夜になったのではないでしょうか。攻撃的なチームカラーがはっきりしてきた今の北海道は、見ていて飽きが来ないチームの一つだと自分は思っています。
富永啓生、痛みを抱えながら36得点
この試合で際立ったのが、北海道のスコアリーダーである富永啓生です。コンディション面に痛みを抱えながらの出場だったと伝えられていますが、それでも36得点という数字を残しました。富永は今季開幕から複数回30得点台を記録しており、開幕4戦の時点では平均30.5得点というペースでシーズンに入っています。開幕4戦で平均30.5得点を記録した際の記事でも触れましたが、今の富永はシュートタッチが続いているだけでなく、痛みがある状況でも結果を出せる勝負強さを見せています。
富永はこれまでにも横浜BC戦で35得点を記録した試合など、大量得点をマークした試合が何度かありました。今回はそれを上回る36得点を、万全の状態ではない中で記録したという点に自分は注目しています。痛みを抱えながらこれだけの得点を取れてしまうあたりに、今のコンディションと勢いの良さが表れているのではないでしょうか。
富永はネブラスカ大学でプレーした経験を持つ選手で、帰国後はBリーグでも遠慮なく3Pを放つスタイルが持ち味になっています。日本代表の将来を考えても、こうして痛みを抱えた状態でも得点を積み重ねられる選手がいるのは心強い材料だと自分は感じています。シーズンはまだ序盤なので、この勢いがどこまで続くのか引き続き追いかけていきたいところです。
新戦力ボールデンとクラークの存在感
北海道は今季、マークイーズ ボールデンとゲイリー クラークという2人の新戦力を迎えています。事前の見どころ記事などでは、この2人の得点力が富永とともにチームの攻撃力を支える柱になると見られていました。この試合における2人の個人スタッツの詳細は確認できていませんが、チーム全体で123得点という数字を記録した背景には、富永だけでなくこの2人の得点力も関わっていたはずです。シーズンを通してこの3人が機能し続けるなら、北海道の攻撃力はさらに安定していきそうです。
ボールデンとクラークはいずれも今季加入のビッグマンで、ゴール下の得点力とリバウンドでチームに新しい厚みを加えています。富永が外から得点を作り、2人がインサイドで体を張るという役割分担がはっきりしてくれば、北海道の攻撃パターンはさらに増えていくはずです。
東地区は3チームが並ぶ大混戦
Bプレミアの東地区は、今のところかなりの混戦になっています。事前の見どころ記事の時点で、秋田を含む3チームが同じ勝敗で並んでいると紹介されていました。1試合で10点以上が動く展開がいくつも起きている時期でもあり、上位と中位の差がまだはっきり固まっていない印象です。北海道がここで3連勝を積み重ねられたことは、この後の順位争いを考えるとかなり大きいはずです。
北海道は次節、11月9日に京都との対戦をアウェーで控えています。秋田は11月8日に信州との対戦が組まれており、連敗を止められるかが注目されます。どちらのチームも次の一戦に向けて立て直しの時間は多くないだけに、しばらくは目が離せない東地区の順位争いが続きそうです。
自分としては、今季のBプレミアはこういう高得点の打ち合いが増えている印象を持っています。以前Bリーグのシュート成功率について調べた記事でも触れましたが、国内リーグはユーロリーグなどと比べてシュート成功率が高めに出る傾向があります。今回のように241得点という数字が出る試合は珍しいとはいえ、攻撃力の高いチームが増えてきたことの延長線上にある結果なのかもしれません。守備より攻撃が目立つ試合は見ている側としては単純に楽しいですが、プレーオフを見据えるチームにとっては、ここからどう守備を締めていくかも問われてくるはずです。
秋田は新戦力としてリード トラビスを獲得していますが、前節は欠場が響く場面もありました。今回の試合でも守備の人数が揃わない時間があったのか、118失点という数字につながった可能性はあります。ジャオ バイチンのように結果を出し始めている新戦力がいる一方で、戦力がフルに噛み合う試合がまだ少ないというのが、今の秋田の正直な状況だと自分は見ています。けがや欠場が落ち着いてくれば、守備の数字も少しずつ変わってくるのではないでしょうか。
東地区の上位は、アルバルク東京と仙台89ERSが11勝4敗で並び、仙台がこの日の直接対決を制して首位に立っています。北海道は7勝台からのスタートでしたが、今回の3連勝でその2強からそこまで遠くない位置につけました。シーズンはまだ長いものの、攻撃力でどこまで押し切れるかという北海道らしい戦い方が、ここからどこまで通用するのか自分も楽しみにしています。
秋田は守備の立て直しが急務
敗れた秋田にとっては、118失点という数字がそのまま今のチーム状況を表しているように見えます。東地区では3チームが同じ勝敗で並ぶ混戦の中にいて、前節もアルティーリ千葉に連敗していました。新戦力のリード トラビスが前節は欠場するなど、戦力をフルに揃えられていない時期も続いています。その中で、ジャオ バイチンが直近の試合で2桁得点を連発するなど、新戦力が少しずつ結果を出し始めているのは明るい材料です。守備とリバウンドでどこまで踏ん張れるかが、この先の秋田にとって大きなテーマになりそうです。けがで離脱していた選手が戻ってくる時期とも重なるだけに、戦力が揃ってからの巻き返しに期待したいところです。
| チーム | 最終スコア | この試合後の成績 |
|---|---|---|
| レバンガ北海道 | 123 | 8勝5敗(3連勝) |
| 秋田ノーザンハピネッツ | 118 | 4勝10敗 |
まとめ
- 北海道が秋田に123対118で勝利し、今季3連勝
- 両チーム合わせて241得点という点の取り合いに
- 富永啓生は痛みを抱えながら36得点をマーク
- 新戦力ボールデンとクラークの得点力もチームを支える
- 秋田は守備とリバウンドの立て直しが今後の課題
自分としては、この時期にこれだけ点を取り合えるチームが北海道にいるというのは、見ていて単純に楽しいです。富永がこのまま好調を維持してくれるなら、今季の東地区争いはさらに面白くなりそうだと思っています。次節以降、この得点力が守備の成長とどうかみ合っていくのかも含めて、北海道の戦いぶりには引き続き注目しておきたいところです。
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