長崎ヴェルカが琉球に101対84で快勝、昨季ファイナルの再戦を100点ゲームで制す

長崎ヴェルカが琉球に101対84で快勝、昨季ファイナルの再戦を100点ゲームで制す
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

長崎ヴェルカが10月26日、ホームのハピネスアリーナで琉球との一戦に101対84で勝ちました。今季初めて100点を超えた試合で、開幕から4連敗を味わった前王者にとっては、ようやく波に乗れた一夜になったと言えそうです。

前王者がどれだけ苦しんでいたかはこちらの記事でも触れましたが、馬場雄大の負傷やミッチェルの離脱が重なり、開幕から思うように勝ち星を積めない状態が続いていました。昨季はBリーグ参入からわずか5年目で頂点に立ったチームだけに、連敗が続いた序盤戦はファンにとっても落ち着かない時間だったはずです。そこからの今季初100点ゲームなので、チームとしての手応えは小さくなかったのではないでしょうか。

この試合はカードとしても見逃せないものでした。琉球は昨季のBリーグチャンピオンシップ決勝でヴェルカと激突した相手で、第1戦を先取りしながらも最終的にはヴェルカに王座を譲っています。今季の開幕早々にその再戦が組まれていたわけで、連敗中のヴェルカにとっては単なる1試合では済まされない重みがあったのではないかと思います。

試合の流れ

第1クォーターはヴェルカが馬場を中心とした守備で流れをつかみました。森川とアギラールの3Pシュートも決まり、24対15と早々にリードを広げます。第2クォーターも星川が3Pシュートを2本連続で沈め、馬場のバスケットカウントも絡んで26点を奪いました。前半終了時点で50対35、15点のリードを持って後半に入ります。

ここまでの内容を見ると、守備から入ってペースを握り、外のシュートで加点できた立ち上がりだったとうかがえます。開幕後の4連敗では逆に守備の乱れからリズムを失う場面が目立っていたので、この日は立ち上がりの時点でチームの状態が良さそうだという予感があったのではないかと思います。前の対戦で先に王座をかけて戦った相手だからこそ、入りの集中力は普段の試合以上だったのかもしれません。

第3クォーターはランドルフとブラントリーの速攻が効いて28点を加え、78対57まで差を広げました。最終クォーターは琉球が外国籍選手のゴール下を起点に粘りを見せ、このクォーターだけで27点を取り返しました。それでも熊谷と永野の3Pシュートで突き放し、最終的に101対84で試合を終えています。

最終クォーターに許した27点は、この試合でヴェルカが見せた唯一の課題と言えるかもしれません。前半から大きなリードを作れていたからこそ逃げ切れた面もあり、もし接戦の展開でこのクォーターを迎えていたら、結果はもう少しもつれていた可能性もあります。それでも最後まで3Pシュートで加点できたのは、この日の好調ぶりを物語っています。守備の踏ん張りをもう少し最後まで保てれば、次の試合ではさらに楽な試合運びができるはずです。

クォーター別のスコア

1Q2Q3Q4Q合計
長崎ヴェルカ24262823101
琉球1520222784

表にすると、前半のうちに築いた15点のリードをそのまま守り切った試合だったことがよく分かります。最終クォーターこそ琉球に27点を許しましたが、それ以上の点差をすでに作っていたので、チームとして慌てる場面は少なかったのではないでしょうか。

3Pシュート18本という数字

この試合でヴェルカが決めた3Pシュートは18本で、成功率は56%ほどに達し、今季最多の本数だったそうです。ターンオーバーも10個に抑え、相手の13個より少なく済ませています。開幕直後はBリーグ全体のシュート成功率が話題になった時期もありましたが、ヴェルカのこの日の数字はリーグの中でもかなり上振れした夜だったはずです。

この日は森川やアギラールに加え星川や熊谷、永野も沈め、得点源が広がりました。1人のシューターに依存する形ではなく複数の選手が外から脅威になれると、相手としてはどこを守るべきか判断に迷うはずです。開幕直後の連敗ではシュートが入らずに苦しむ展開も多かったので、この夜のように広く得点が分散したことは、チームとしての再現性を考えるうえでも大きな材料になりそうです。

馬場雄大の存在感

この日の公式発表には馬場個人の得点やリバウンド数までは載っていませんが、第1クォーターの守備や第2クォーターのバスケットカウントなど、流れを作る場面にはしっかり名前が出てきます。日本代表でも主力を担う選手なので、点数だけでは測れないところでチームを引っ張っているのだと感じます。開幕直後に離脱した時期があっただけに、こうして試合の節々に関わっている様子を見られるのは、ファンとしても安心できる材料だと思います。

チームの現状と次の試合

この勝利でヴェルカは5勝7敗まで戻し、西地区では8位に位置しています。優勝チームとしては苦しい序盤戦だったのは間違いありませんが、今季初の100点ゲームでシュートが好調だったことは、これから上位を追いかけるうえでの土台になりそうです。名古屋Dの開幕8連勝のような勢いのあるチームもいる中で、ヴェルカがどこまで巻き返せるか注目したいところです。

Bプレミアはまだシーズンの序盤で、1つの勝敗で順位が大きく動く時期でもあります。だからこそ、連敗を止めるだけでなく今季初の100点ゲームという内容を伴った勝ち方ができたのは大きいはずです。中身の良い勝利を重ねられれば、西地区の順位表も少しずつ見え方が変わってくるのではないかと自分は見ています。

ヴェルカは28日、東アジアスーパーリーグの1次リーグでアウェーのマカオ ホウチョンと対戦します。中3日というタイトな日程ですが、この日のようなシュート感覚を維持できれば、連戦も悪くない流れで乗り切れるのではないでしょうか。国内リーグと国際大会を並行して戦うのは体力的に楽ではないはずですが、今季初の100点ゲームを経験した直後だけに、チーム全体の気持ちは上向いているはずです。

東アジアスーパーリーグは韓国や中国、台湾などのクラブも参加する国際大会で、ヴェルカにとっては国内のBプレミアとは違う強度の相手と戦う貴重な機会になります。こうした場で勝ち方を積み重ねられれば、選手個々の経験値はもちろん、チーム全体の自信にもつながっていくはずです。連敗からの脱出とアウェーでの国際試合が重なるタイミングだけに、ここからの数試合はヴェルカにとって一つの分かれ道になるかもしれません。

昨季のファイナルを制した時のヴェルカは、馬場を中心に外国籍選手との連携がかみ合った時の爆発力が持ち味でした。今シーズンもその形が戻ってくれば、5勝7敗というスタートから順位を上げていくことは十分に可能だと思います。まずはこの1勝を次につなげられるかどうかが、しばらくの注目点になりそうです。

一方で東アジアスーパーリーグのような国際大会を並行して戦うのは、選手のコンディション管理という面では簡単なことではありません。移動の多い日程のなかでリーグ戦の勝ち星も積んでいかなければならないので、ベンチメンバーも含めたチーム全体の層の厚さが今後ますます問われてくるはずです。馬場やミッチェルが本来のコンディションに戻ってくる時期とも重なれば、ヴェルカの巻き返しはより現実的になってくると思います。

Bプレミアはまだシーズンが浅く、1つの勝利で見える景色がすぐに変わる時期だと思います。開幕直後の連敗で評価を下げていたチームが、昨季のファイナル相手を100点ゲームで下したことで、このまま調子を上げていけるのではないかという期待を持たせてくれました。次節以降もスコアだけでなく、守備の安定感やベンチの貢献度といった部分も含めて見ていきたいと思います。

まとめ

  • 長崎ヴェルカが琉球に101対84で勝利し、今季初の100点ゲームを記録
  • 前半のうちに15点のリードを作り、最後まで守り切る展開に持ち込んだ
  • 3Pシュート18本、成功率56%ほどで今季最多の本数を記録した
  • ヴェルカは5勝7敗で西地区8位、28日はマカオ ホウチョン戦に挑む

開幕4連敗から馬場たちがどう立て直すのか気になっていたので、このタイミングでの100点ゲームは個人的にもうれしい結果でした。しかも相手が昨季のファイナルで競った琉球だったので、単なる連敗脱出以上の意味を感じた人も多かったのではないでしょうか。前半のうちに主導権を握り、最後まで渡さなかった試合運びも含めて、見応えのある一戦だったと思います。優勝チームとしての強さを取り戻せるかどうか、しばらくはヴェルカの試合を追いかけてみようと思います。次の対戦相手との結果も合わせて、連勝に伸ばせるかを楽しみに見ていきたいです。

楽天でチェック

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
タイトルとURLをコピーしました