ラプターズがブルズに43点差の大勝、カワイ レナードは23得点で存在感

ラプターズがブルズに43点差の大勝、カワイ レナードは23得点で存在感
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今オフ、ラプターズに復帰したカワイ レナード。トロントでの再出発がどう転ぶか、シーズン前から気になっていた人は多いはずです。10月21日、敵地でのブルズ戦でその答えの一つが出ました。スコアは135対92、点差43点というラプターズの大勝です。

この43点差は、2026-27シーズンのNBA全体で見てもここまでの最大点差です。ブルズにとっては今季ここまでの最少失点ならぬ最少得点、ラプターズにとっては最大得点差での勝利という、両チームの今季のワーストとベストが同じ試合で同時に生まれた格好になりました。

カワイのトロント復帰は、今季のNBAの中でもかなり大きなストーリーの一つです。シーズン開幕前から、果たしてどんな形でチームにはまるのかという話をあちこちで見かけました。初戦から派手な個人記録を狙うのではなく、周りの選手と並んで試合を作っていくスタイルを見せたのは、長いシーズンを見据えた入り方として悪くないんじゃないかと思います。

試合結果、クォーターごとのスコア

チーム1Q2Q3Q4Q計
ブルズ2321272192
ラプターズ43263432135

注目したいのは第1クォーターです。ラプターズはここだけで43点を取っています。ブルズの1クォーターあたりの平均得点にも近い数字を、開始10分強で奪ってしまったことになります。この時点でほぼ試合の輪郭が決まってしまったと言っていいでしょう。その後も3クォーター、4クォーターとラプターズが上回り続け、最終的に43点差まで広がりました。

4人が20得点以上、バランスの良い攻撃

ラプターズの攻撃は一人のスター選手に偏らない内容でした。スコッティ バーンズとカワイ レナードが23得点で並び、イマニュエル クイックリーも23得点、RJ バレットが20得点。主力4人が20得点以上という、かなり効率の良い分散攻撃でした。

選手得点リバウンドアシスト
スコッティ バーンズ2365
カワイ レナード2362
イマニュエル クイックリー2347
RJ バレット2043
ジャコビ ウォルター1034

チーム全体のアシストも31本と多く、個人のスタッツ以上にボールがよく動いていた試合だったことがうかがえます。リバウンドも51本とブルズの57本に対してそう大きく負けておらず、どちらかというと得点効率の差で押し切った試合でした。

ベンチからもジャコビ ウォルターの10得点4アシストなど、控えの選手がしっかり仕事をしていたのも見逃せないポイントです。先発5人だけで試合を作るのではなく、ベンチも含めたチーム全体で点差を広げていったという意味で、今回の勝利は内容の面でも評価できる一戦だったと思います。

ブルズはベンチも含めて噛み合わず

ブルズ側はマタス ブゼリスの17得点が最多でした。ケイレブ ウィルソンが16得点、ジェイレン スミスとノーマン パウエルが15得点と、得点自体は複数の選手に散っていました。ただ守備でラプターズの分散攻撃を止められず、第1クォーターの時点で既に20点差をつけられてしまいます。ブルズはここ数年、強すぎず弱すぎない中途半端な立ち位置が一番つらいという話をしてきたチームです。今回のような大敗は、そうした立ち位置の難しさを改めて示した一戦だったとも言えそうです。

なお、パトリック ウィリアムズはコーチ判断で出場がなかったそうです。理由は明らかにされていませんが、今季のブルズを見ていく上では気になる情報です。

復帰したカワイ、23得点で存在感

2019年の優勝メンバーだったカワイ レナードが、トレードで7年ぶりにラプターズへ戻ってきたのが今オフの大きな話題でした。契約面でも、マックスより低い条件を自分から受け入れて残留を決めたという経緯があり、チームとしても特別な一年になっています。

その船出となったシーズン序盤、カワイは23得点6リバウンドと安定した成績を残しています。派手な一人舞台ではなく、バーンズやクイックリーと並んで23得点という並び方が、今のラプターズがスター一人に依存しないチームになっていることを表しているようにも見えます。個人的には、この分散型の強さが続くなら、今季のラプターズは思っていたより面白い存在になるんじゃないかと感じています。

RJ バレットとイマニュエル クイックリーがラプターズに加わったのは、OG アヌノビーをニックスへ送ったトレードがきっかけでした。あのトレードから時間が経ち、今では2人ともチームの中心として得点源になっています。移籍してきた選手が時間をかけてチームにはまっていく過程を見るのも、NBAを追いかける楽しみの一つだなと思います。チームを離れたアヌノビー本人の今後も、個人的には気になるところです。

ラプターズはこの夏、カワイの復帰以外にも足元を固める動きを見せていました。2巡目45位指名だったジャマール シードと3年2400万ドルで延長契約を結んだのもその一つです。スター選手の復帰だけでなく、こうした地味な補強を重ねてきたことが、今回のような分散型の強さにつながっているのかもしれません。

一方のブルズは、ここ数年主力の入れ替わりが多いチームです。17年間プレーしたタジ ギブソンが引退してコーチに転じたことも話題になりましたが、チームとしての方向性がまだ固まりきっていない印象は残ります。今回の大敗をその過程の一つと見るか、それとも深刻な課題と見るか。この先の試合を見てから判断したいところです。

今季最大の43点差という記録

この43点差は、2026-27シーズンがまだ始まって間もない時期の記録としてはかなり大きな数字です。ブルズにとっては今季ここまでの最少得点、ラプターズにとっては今季最大の勝利差という、両チームの今季の記録が同時に書き換わった試合でもあります。開幕直後の1試合でこれだけの差がつくのは珍しく、シーズンを通じてどちらのチームにとっても印象に残る一戦になりそうです。

実はこの日のNBAは、大差の試合が重なった一日でもありました。同じ夜にはサンズがトレイルブレイザーズに83対124で敗れ、今季ここまでの最少得点を記録しています。開幕から2週間ほどのこの時期に、こうした大差の試合がまとまって出てくるのは、チームごとの完成度の差がまだはっきり残っているからだと思います。

今季のNBAは、開幕直後から大きな点差の試合がいくつか出ています。開幕戦のピストンズ対セルティックス戦でも、最大22点差からピストンズが逆転するという展開になりました。シーズン序盤は選手のコンディションやチーム作りの進み方に差が出やすい時期で、大差の試合が重なるのもある程度は織り込んでおいたほうがいいのかもしれません。

その中でラプターズがここまで分散型のバランスを見せているのは、好意的に受け取っていい材料だと思います。1人のスター選手に頼る攻撃は、相手に対策されると急に止まってしまうことがよくあります。今回のように複数の選手が20点以上取れる試合が続くなら、カワイの負担を分け合える形でシーズンを戦っていけるはずです。

まとめ

  • ラプターズがブルズに135対92、43点差で勝利、今季最大のマージン
  • スコッティ バーンズ、カワイ レナード、イマニュエル クイックリーが23得点で並ぶ分散攻撃
  • ブルズは第1クォーターで20点差をつけられ、立て直せなかった
  • カワイは復帰後も安定した成績で、チームはスター依存ではないバランスの良さを見せている

開幕して間もない時期にこれだけの点差がつくと、どうしても強弱がはっきり見えてしまいます。ただシーズンはまだ長いので、ブルズがこの一戦だけでどうこう判断されるのは早すぎるとも思います。ラプターズがこのバランスの良さをどこまで維持できるか、個人的には楽しみに見ていきたいところです。

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