マーベリックスの2026年メディアデーで一番話題になったのは、契約やトレードの話ではなく、まさかの「身長」でした。新人王クーパー・フラッグが、オフシーズンの間にさらに背が伸びていたことを公式に確認したのです。19歳にしてすでに規格外の活躍を見せた男が、フィジカル面でもまだ成長途中だったという事実に、素直に驚かされます。
そもそもルーキーシーズンの数字が異常だった
まず前提として、フラッグの1年目がどれだけ規格外だったかを振り返っておきます。
| 項目 | 成績 |
|---|---|
| 出場試合数 | 70試合 |
| 得点 | 21.0点 |
| リバウンド | 6.7本 |
| アシスト | 4.5本 |
| FG% | 46.8% |
| 3P% | 29.5% |
この数字を70試合で残し、19歳112日でルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。さらにチーム内の得点・リバウンド・アシスト・スティールの4部門すべてで自身がトップという、NBA史上マイケル・ジョーダン(1984-85)に次ぐ2人目の記録も達成しています。10代選手としてのシーズン最多得点記録となる51得点(対マジック戦)もマーク。1年目からチームの顔になっていたのは間違いありません。
そのフラッグの身長が、さらに伸びていた
そんなフラッグが、9月23日(現地時間)に行われたメディアデーで明かしたのが身長の変化でした。ルーキーシーズンは6フィート9インチ(約206cm)でしたが、今回の公式計測では靴を脱いだ状態で6フィート10インチ(約208cm)に到達。本人も「靴を履かない状態で6-10」とコメントしており、オフシーズンの噂を自ら認めた形です。マサイ・ウジリ球団社長も成長を認めた上で「競争心が強く、ジムで多くの時間を費やしている」と説明しており、フィジカルだけでなく取り組み方も含めての成長と言えそうです。ヘッドコーチのダスティ・メイにとっても、この身長はラインアップの柔軟性を広げる材料になりそうです。
本人が明かした反省点、「準備なしで進んだ部分があった」
一方でフラッグ自身は、1年目のシュート面には決して満足していません。FG46.8%は悪くない数字ですが、3P成功率は29.5%にとどまっており、本人も「決定的でなく、自信がなかった」と振り返っています。オフシーズンについては「昨年は準備なしで進んだ部分がある」と反省した上で、「準備、自信、メンタリティが揃ったとき、より高いパーセンテージになる」とコメント。ハンドリングやフィニッシュも含めて、今オフは意識的に「準備」に重点を置いて取り組んだとのことです。1年目からあれだけの成績を残した選手が、なお伸びしろを語っているのは頼もしい限りです。
カイリー・アービングとの共存にも手応え
今シーズンのマーベリックスで大きいのが、ACL断裂から復帰するカイリー・アービングとの関係です。9月にはロサンゼルスで2人が一緒にワークアウトする様子が球団公式から発信されるなど、順調な合流ぶりがうかがえます。フラッグ自身も「彼と一緒にプレーすると簡単に適応できる」「偉大な才能で、人格も素晴らしい」とコメントしており、19歳のスター候補とベテランガードの共存には期待が持てそうです。今夏のマーベリックスはロスター編成でも動きが多く、フラッグを中心にチームを作り直している最中というのが実情に近いと思います。
首脳陣も太鼓判「世代を超えた才能」
球団側の評価も揃っています。ウジリはフラッグを「世代を超えた才能」と表現し、適切な環境の中でさらに伸びると期待。メイも「19歳であれだけの思考とプレーができるのは並外れた才能」と評価しており、チームとしてフラッグを中心に据える方針がはっきりと見えてきます。
まとめ
今回のメディアデーを振り返ると、ポイントは大きく3つあると思います。
- ルーキーシーズンは平均21.0得点、ROY受賞、NBA史上2人目のチーム4部門トップという規格外の内容
- 身長はさらに伸びて6-10(約208cm)に到達、本人も公式に認める
- 3P成功率など課題も自覚しており、「準備」をテーマにしたオフシーズンを過ごした
- 復帰するカイリー・アービングとの連携にも手応え、球団も「世代を超えた才能」と太鼓判
1年目からあれだけの結果を残しながら、なお伸びしろだらけというのが率直な感想です。身長も含めてまだ成長途中のフラッグが、2年目のシーズンをどんな数字で終えるのか、今から楽しみにしています。


