冬になると体育館の床が冷えて、ほこりも増えます。そのせいかバッシュが急に滑るようになったと感じる人は多いと思います。ストップやターンのたびに足元がずれると、思いきったプレーができません。
この記事は、部活でバスケをしている中高生や保護者の人、社会人チームで週末にプレーしている人に向けて書いています。バッシュの滑り止めスプレーと粘着マット、そして靴のクリーナーと消臭グッズを合わせて8つ紹介します。
ほかの記事との違いは、使う場面ごとに分けている点です。試合の前と試合中のベンチ、そして練習のあとの家。この3つに分けて考えると、必要なものがはっきりします。全部そろえる必要はないので、自分の悩みに近いものから選んでみてください。
バッシュが滑る原因と滑り止めグッズの選び方
まず知っておきたいのは、バッシュが滑る理由はひとつではないことです。靴底にほこりが付いている場合と、靴底そのものがすり減っている場合では、対策がまったく違います。
ほこりが原因なら、拭くか粘着シートで取るかスプレーでなじませるかのどれかでかなり戻ります。すり減りが原因なら、グッズでは限界があるので買い替えを考えたほうが早いです。自分の足に合うバッシュの探し方はバッシュの選び方とフィッティングの記事でまとめています。
ポイント1 使う場面で選ぶ
試合中にベンチで何度も使うなら、踏むだけで済む粘着マットが便利です。自分のタイミングでさっと使いたいなら、ポケットに入るスプレーが向いています。練習後のケアには、クリーナーや消臭グッズを家に置いておく形が続けやすいです。
ポイント2 床を汚さないかを確かめる
体育館は共用の場所なので、床を汚さないことは大事です。スプレーは成分や使い方の説明を読み、使ったあとに拭き取る手順があるかを確認しましょう。会場によってはグリップ剤の使用に決まりがある場合もあるので、チームや施設のルールも確かめておくと安心です。
ポイント3 個人用かチーム用かで考える
粘着マットは数千円しますが、チームのベンチに1台置けばみんなで使えます。個人で持つならスプレーのほうが安く済みます。保護者がチーム用にそろえる場合は、交換シートの値段も合わせて比べておくと後で困りません。
ポイント4 ニオイ対策は乾燥とセットで
冬でもバッシュの中は汗で湿ります。消臭グッズを使うときは、使ったあとに乾かすことまでをひとつの流れにすると効果を感じやすいです。汗を吸いやすい靴下を選ぶのも一つの方法で、バスケ用ソックスの選び方も参考になると思います。
滑り止めとお手入れグッズ8つの比較早見表
まずは8つの商品を一覧で比べてみます。価格は目安で、時期や販売店によって変わります。
| 商品名 | 向いている人 | 特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| ミューラー Bシャープ | 安く試したい人 | スプレーして拭くタイプ | 千円以下 |
| グリップスプレー ノンスリップ | グリップを強めたい人 | 床でなじませるスプレー | 1千円台 |
| ミカサ Compact Sticky Mat | チームのベンチ用 | 折りたたみ粘着マット | 7千円前後 |
| リーディングエッジ シューズクリーナーシート | 個人やチームの常備用 | 60枚つづりで専用バッグ付き | 5千円前後 |
| ジェイソンマーク READY TO USE FOAM | バッシュを長くきれいに履きたい人 | 水なしの泡クリーナー | 2千円台後半 |
| ミズノ ZERO+ シューズフォームシャンプー | 家族の靴もまとめて洗いたい人 | 水なしの泡シャンプー | 千円台半ば |
| Dr.Scholl 消臭抗菌靴スプレー | 毎日のニオイ対策 | 逆さ噴射ができる消臭スプレー | 千円以下 |
| グランズレメディ 無香料 | 強いニオイを集中ケア | 靴に入れる消臭パウダー | 3千円前後 |
バッシュの滑り止めとお手入れグッズおすすめ8選
ここからは1つずつ特徴を見ていきます。前半の4つが滑り止め、後半の4つがお手入れと消臭のグッズです。
ミューラー Bシャープ

テーピングなどで知られるミューラーの、室内競技用のシューズ滑り止めです。靴底に直接スプレーしてタオルで軽く拭き取り、湿り気を取ってから使う仕組みです。靴底の汚れを落としてグリップを戻すタイプなので、ほこりで滑るときの対策と相性が良いです。
片手に収まるサイズで、試合や遠征のバッグに入れておきやすいのも特徴です。ストップの効きが落ちたら同じ作業をくり返せばよいので、ベンチに置いておく一本として使えます。
向いている人は、まず安く試したい人や部活の練習で毎日使いたい人です。気をつける点として、拭き取り用のタオルが別に必要です。使ったタオルはほかの洗濯物と分けて洗うよう案内されているので、専用のタオルを1枚決めておくと楽です。
グリップスプレー ノンスリップ

バスケ選手向けに作られた、バッシュに塗るタイプの滑り止めスプレーです。2回から3回ほどスプレーして床にこすってなじませ、軽く布で拭いてから使います。松脂やオイルを使っていないので床を汚さないと説明されていて、審判の人にも使われていると販売ページに書かれています。
容量は30mlのコンパクトなサイズで、ポケットやバッグのサイドポケットに入ります。まずは一度試してみたい人が手に取りやすい量です。
向いている人は、汚れを落とすだけでは物足りなくて床をとらえる感覚を強めたい人です。気をつける点として、量が多いと逆に滑ることがあるとメーカーが注意しています。グリップが強くなるぶん腰などに負担がかかることも書かれているので、使う前のストレッチは丁寧にしておきましょう。
ミカサ Compact Sticky Mat

ボールで有名なミカサの、折りたたみ式の靴用粘着マットです。踏むだけで靴底のほこりが取れてグリップが戻る、いわゆる粘着マットのスターターセットになっています。
サイズは36センチ×21.5センチで、専用のアンダーボードと粘着面カバー、交換用のフィルム30枚が付いています。たためるので、体育館への持ち運びや保管がしやすい作りです。
向いている人は、チームのベンチに置く粘着マットを探している人や、試合中に何度もグリップを戻したい人です。気をつける点として、価格は7千円前後と今回の中では高めです。フィルムを使い切ったら交換用を買い足すことになるので、ランニングコストも考えておきましょう。
リーディングエッジ シューズクリーナーシート

元Bリーガーが監修した、靴底のほこりを取る粘着シートのスターターセットです。60枚つづりのシートに加えて、土台と持ち運び用の専用バッグが付いています。
シートは残り枚数がひと目で分かるカウントダウン式なので、補充のタイミングを逃しにくいです。土台には滑り止めが7か所あり、強く踏んでも安定するように作られています。
向いている人は、粘着マットを個人で持ちたい人や、ミニバスや部活の保護者がチーム用にそろえたい場合です。気をつける点として、価格は5千円前後です。シートの枚数とマットの大きさは商品ごとに違うので、ミカサと比べるときは1枚あたりの値段も確かめておくと安心です。
ジェイソンマーク READY TO USE FOAM

スニーカー用クリーナーで定番のジェイソンマークの、泡タイプのクリーナーです。水がいらず、泡をブラシに直接つけて磨き、拭き上げるだけで使えます。
レザーやスウェード、ニットやメッシュなど多くの素材に使えるとされているので、素材が混ざったバッシュでも使いやすいです。ココナッツ由来の洗剤で、汚れを落としながらコンディショニングもできると説明されています。容量は207mlです。
向いている人は、お気に入りのバッシュやNBA選手のシグネチャーモデルを長くきれいに履きたい人です。気をつける点として、価格は2千円台後半です。ブラシで磨く使い方なので、手持ちのブラシがなければ一緒に用意してください。
ミズノ ZERO+ シューズフォームシャンプー

ミズノのシューズケア用品で、水を使わずに泡で手軽に洗えるタイプのシャンプーです。容量は200mlで日本製です。
素材の99パーセントが天然由来成分とされていて、水を含んだ数字だと書かれています。香りはレモングラスです。
向いている人は、練習のあとに玄関でさっとバッシュを拭きたい人や、子どもの靴もまとめて手入れしたい家庭です。気をつける点として、靴底のほこりを取ってグリップを戻すのは、粘着マットや滑り止めスプレーのほうが向いています。こちらは日ごろの汚れ落としとして使い分けると良いです。
Dr.Scholl 消臭抗菌靴スプレー

フットケアブランドのドクターショールが出している、靴専用の消臭と抗菌のスプレーです。天然消臭成分でニオイをすぐに取り、抗菌と防カビの成分でニオイ菌が増えるのを抑えると説明されています。
逆さにしてもスプレーできるので、届きにくいつま先まで噴きかけやすいです。運動靴や革靴、ブーツにも使える万能タイプで、容量は150mlの無香性です。
向いている人は、練習のたびにバッシュのニオイが気になる人や、家族の靴も一緒にケアしたい人です。気をつける点として、スプレーしたあとはしっかり乾かしてからバッグにしまいましょう。湿ったまま閉じこめると、ニオイの原因が残りやすくなります。
グランズレメディ 無香料 50g

ニュージーランド生まれの、靴用の除菌と消臭のパウダーです。靴の中のニオイのもとになるバクテリアに働きかけるタイプで、こちらは香りのない無香料です。
スプレーと違って粉を靴の中に入れて使うので、毎日履くバッシュよりも、ニオイが強くなったバッシュを集中してケアしたいときに向いています。国内正規品と書かれたものを選ぶと安心です。
向いている人は、スプレーでは物足りなかった人や、香りでごまかさずにケアしたい人です。気をつける点として、価格は3千円前後とスプレーより高めです。粉が靴底に付いたまま体育館に入ると滑る原因になりかねないので、履く前に靴の外側をさっと払っておきましょう。
場面とタイプ別のおすすめ
試合中のベンチで使いたい人
交代のたびに靴底をきれいにしたいなら、ミカサのCompact Sticky Matかリーディングエッジのシューズクリーナーシートが向いています。チームで1台置くなら、交換シートの手に入りやすさも含めて選ぶと長く使えます。
まずは安く試したい人
最初の一歩なら、ミューラーのBシャープが手に取りやすいです。拭き取り用のタオルと一緒にバッグに入れておけば、練習でも試合でも使えます。もう少しグリップを強めたいと感じたら、グリップスプレーのノンスリップも試してみてください。
バッシュをきれいに長く履きたい人
お気に入りの1足を大事にしたい人は、ジェイソンマークの泡クリーナーが合います。家族の靴もまとめて手入れしたいなら、ミズノのZERO+のほうが気軽に使えます。中敷きをこまめに替えるのも長持ちのコツで、バスケ用インソールの記事でも紹介しています。
ニオイが気になる人
毎日のケアならDr.Schollの消臭抗菌スプレーで十分です。すでにニオイが強くなっているなら、グランズレメディのパウダーで集中してケアする方法もあります。どちらも使ったあとに乾かすことを忘れないでください。
社会人で久しぶりにプレーする人
久しぶりの体育館は床の状態が分からないことも多いので、ポケットに入るスプレーを1本持っておくと安心です。バッシュ自体を新しくするなら、社会人がバスケを再開するときのバッシュの記事も合わせて読んでみてください。
バッシュの滑り止めでよくある疑問
手で靴底を拭くのはだめですか
NBAの試合でも選手が手で靴底を拭く姿はよく見ますし、ほこりを取るという意味では一定の効果があります。ただ手が汚れたままボールを触ることになるので、タオルや粘着シートを使うほうが清潔です。
滑り止めスプレーはどのくらいの頻度で使えばいいですか
商品ごとに使い方が違うので、まずは販売ページやパッケージの説明に従ってください。ストップの効きが落ちたと感じたらもう一度使う、という案内の商品が多いです。量を増やせば良いわけではなく、つけすぎると逆に滑ることもあります。
グッズを使っても滑るときはどうすればいいですか
靴底の溝がすり減って平らになっているなら、グッズで戻すのは難しいです。その場合は買い替えのサインと考えましょう。足首やひざに痛みが続く場合は、無理をせず医療機関で相談してください。
屋外のコートでも使えますか
今回の滑り止めスプレーや粘着マットは、体育館などの室内競技向けとして案内されているものが中心です。屋外で使うときは砂や小石の影響が大きいので、屋外向けのバッシュを選ぶほうが現実的です。
まとめ
冬の体育館でバッシュが滑るときは、まず原因がほこりなのかすり減りなのかを見分けることが大切です。ほこりが原因なら、スプレーか粘着マットでかなり改善できます。
自分は、個人ならスプレーを1本にしてチームならベンチに粘着マットを1台置く組み合わせが無理のない形だと思います。そこに練習後のクリーナーと消臭スプレーを足せば、バッシュを良い状態で長く履けます。シーズン本番に向けて、足元の準備も整えておきましょう。
価格や在庫は変わることがあるので、購入前に販売ページで確認してください。
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