ウォリアーズのクリスタプス ポルジンギスが、競技から離れると発表しました。現地時間11月6日の報道です。健康を優先するための決断とされていますが、球団側はすでに出場停止期間分の給与を差し止めており、12月16日までのトレード成立を望んでいるとも報じられています。ただの休養ではなく、トレードをめぐる駆け引きと表裏一体になっているのが、今回の話の難しいところです。
無期限離脱から一歩進んだ、健康優先の発表
ポルジンギスについては、以前原因非公表のhealth issueで無期限離脱となったことを伝えた記事でも取り上げていました。今回の発表は、そこからさらに一歩進んだ内容です。本人は競技から離れて健康を優先する立場を明らかにしており、現状では今のままの状態ではいたくないという気持ちを示しています。シーズン序盤からこの状態が続いているだけに、本人にとっても苦しい時間が続いているはずです。
役務を提供していないとして、給与の支払いを停止
今回の報道で注目したいのが、球団側の対応です。ポルジンギスは今年6月、2年4,000万ドルの契約をウォリアーズと結んでいました。2年目の2027-28シーズンはプレイヤーオプションで、1年目にあたる今季の年俸は2,000万ドルです。ウォリアーズはこの1年目の給与について、本人が役務を提供していないという立場から、支払いを止めていると報じられています。
健康上の理由での離脱に対して給与を止めるというのは、かなり強い対応です。報道によれば、選手会側もこの判断を争う予定はないとされています。ポルジンギスの年俸は差し止められている間もサラリーキャップやラグジュアリータックスのアプロンには引き続き算入されるため、ウォリアーズにとっても身軽になれるわけではありません。それでも給与自体は止める、という線引きをしてきたことになります。
トレード先探しは継続中、ウォリアーズは12月16日を一つの目標に
ウォリアーズは現在もポルジンギスのトレード先を探している最中です。報道では、ウォリアーズが12月16日までにトレードを成立させたいという意向を持っているとされています。NBAのトレードデッドラインを解説した記事でも書いたとおり、今季のトレードデッドラインは2027年2月11日です。そこまでであれば、今回のように給与の支払いを止めたままでもトレードできる見通しとされており、12月16日はあくまでウォリアーズ側が早めに動きたいという内部的な目標のようです。
ウォリアーズは今シーズン、カリーとの契約延長を終えています。さらにクミンガをティンバーウルブズへ送り出すなど、チームの構成を大きく動かしてきました。そこに加えて、ポルジンギスの去就まで今シーズン中に動く可能性が出てきたことになります。バトラーもムーディもいない今季のウォリアーズにとって、これ以上の戦力の入れ替わりは正直かなり痛いはずです。
チームにとっても難しい決断
ポルジンギスは本来、センターでありながら3ポイントを高い確率で沈められる貴重なタイプの選手です。健康に離脱が多いことは以前から課題でしたが、ウォリアーズとしても簡単に手放したい選手ではなかったはずです。それでも給与の差し止めやトレードの希望時期まで報じられている以上、両者の関係はすでにかなり難しい状況に入っていると見てよさそうです。
自分としては、まずポルジンギス本人の健康が最優先であってほしいと思います。そのうえで、チームとしてどう前に進むのか、今後の発表を追っていきたいところです。
まとめ
- ポルジンギスが競技から離れ、健康を優先すると発表
- ウォリアーズは出場停止期間分の給与を差し止めている
- ウォリアーズは12月16日までのトレード成立を望んでいると報じられている
- カリーの契約延長やクミンガの放出に続き、ウォリアーズは今季も大きく動いている
本人の健康とチームの事情が同時に絡む、かなり複雑な状況です。続報が出れば、またこの記事でも追っていきたいと思います。
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