ウォリアーズのジミー・バトラーが、今シーズン開幕を怪我で欠場することはすでに分かっていますが、2026年9月29日のメディアデーで語った膝の状態が、ファンの間で話題になっています。本人いわく「数字は驚異的」。古巣マイアミ・ヒートとの試合で右膝のACL(前十字靱帯)を断裂してから、8カ月あまりが経ちました。今回は、バトラーが負った怪我の経緯と、現在のリハビリの進み具合、そして気になる復帰時期について整理してみます。
1月20日、古巣ヒート戦で起きた悲劇
事の発端は2026年1月20日、ウォリアーズがマイアミ・ヒートを135-112で下した試合でした。第3クォーター残り7分41秒、バトラーはペイント内でエントリーパスを受けようとジャンプした際、ヒートのガード、デイビオン・ミッチェルと接触。着地の瞬間に右膝をひねり、そのままコートに倒れ込みました。右足に体重をかけられず、車いすでコートを後にする姿に、会場は静まり返ったそうです。その後のMRI検査で右膝ACLの完全断裂が判明し、バトラーはシーズン残り全試合を欠場することになりました。ヒートは昨シーズンまでバトラー自身が所属していたチームで、まさかの形での”再会”が大怪我につながってしまったことになります。
手術は2026年2月9日に行われ、右膝ACLの再建手術を受けています。一般的にNBA選手のACL再建からの復帰には、だいたい12カ月前後かかると言われていて、単純計算では2027年2月前後が一つの目安になります。
メディアデーで語った「数字は驚異的」
手術から約8カ月が経った9月29日のメディアデーで、バトラーは検査数値について聞かれ、こう答えています。「自分は数字にこだわるタイプじゃないけど、その数字が『驚異的』で、想定より進んでいると言われているんだ」。さらに「やるべきことは全部、言われた通りにきちんとやってきた」とも話していて、走る動作や軽いダンクまでできるようになっているそうです。36歳という年齢を考えると、焦らず段階を踏んでいる印象を受けます。
ただし、具体的な復帰日が決まったわけではありません。開幕には間に合わないことはすでに確定していて、今後はより強度の高いバスケットボール動作にどこまで対応できるかが次のチェックポイントになる見通しです。一部報道では、12月25日のクリスマスゲーム(ナゲッツ戦)が一つの目標として語られたこともありますが、現時点ではあくまで「早ければ」というレベルの話で、本人も具体的な日付にはあえて触れていません。
バトラー不在のウォリアーズ、開幕はどう戦うのか
ウォリアーズにとって頭が痛いのは、バトラーだけでなくポルジンギスも原因非公表のまま無期限離脱していることです。主力2人を欠いたまま新シーズンに入ることになり、開幕戦の戦力はかなり手薄な状態でのスタートになりそうです。その一方で、カリーは2年116Mドルで正式に残留延長を決めていて、チームの中心が揺らいでいないのは数少ない安心材料と言えそうです。
個人的には、バトラーのような勝負強さを持つベテランが抜けた状態でシーズン序盤を乗り切れるかどうかが、ウォリアーズの今季を占う最初の関門になると思っています。「数字は驚異的」という本人の言葉を信じるなら、シーズン中盤には戦列に戻ってくる可能性も十分にありそうです。
まとめ
- バトラーは2026年1月20日のヒート戦で右膝ACLを断裂、2月9日に再建手術
- 9月29日のメディアデーで「数字は驚異的」とリハビリの順調さを強調
- 開幕には間に合わず、復帰時期は未定。12月25日のナゲッツ戦が一つの目安として語られることも
- ポルジンギスも離脱中のウォリアーズは、主力2人を欠いたまま開幕を迎える見通し
バトラーが本当に「驚異的」な状態でコートに戻ってきたとき、ウォリアーズの順位争いがどう変わるのか。しばらくは怪我人情報から目が離せないシーズンになりそうです。

