NBA歴代通算ブロック数ランキングTOP20【2026年最新版】|ハキーム3,830本と、記録が1973年からしかない事情

NBA歴代通算ブロック数ランキングTOP20【2026年最新版】|ハキーム3,830本と、記録が1973年からしかない事情
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NBAの歴代記録といえば、通算得点やアシストのランキングはすぐ出てきますよね。でも「通算ブロック数」となると、意外とパッと出てこないんじゃないでしょうか。

実はこのブロックというスタッツ、歴代ランキングを見るときに知っておかないといけない「前提」があります。それを知らずに表だけ眺めると、ビル・ラッセルもウィルト・チェンバレンも載っていないことに首をかしげることになります。

この記事では2025-26シーズン終了時点での歴代通算ブロック数TOP20を整理しつつ、この記録の「落とし穴」と、ウェンバンヤマがどのあたりにいるのかまで見ていきます。

NBA歴代通算ブロック数ランキングTOP20【2026年最新版】

まずは表から。2025-26シーズン終了時点のレギュラーシーズン通算ブロック数です。

順位選手通算ブロック試合数平均在籍年
1ハキーム・オラジュワン3,8301,2383.091984-2002
2ディケンベ・ムトンボ3,2891,1962.751991-2009
3カリーム・アブドゥル=ジャバー3,1891,2392.571969-1989
4マーク・イートン3,0648753.501982-1993
5ティム・ダンカン3,0201,3922.171997-2016
6デビッド・ロビンソン2,9549872.991989-2003
7パトリック・ユーイング2,8941,1832.451985-2002
8シャキール・オニール2,7321,2072.261992-2011
9ツリー・ロリンズ2,5421,1562.201977-1995
10ロバート・パリッシュ2,3611,6111.471976-1997
11アロンゾ・モーニング2,3568382.811992-2008
12マーカス・キャンビー2,3319732.401996-2012
13ドワイト・ハワード2,2281,2421.792004-2022
14ブルック・ロペス(現役)2,1471,1801.822008-
15ベン・ウォレス2,1371,0881.961996-2012
16ショーン・ブラッドリー2,1198322.551993-2005
17マヌート・ボル2,0866243.341985-1995
18ジョージ・T・ジョンソン2,0828482.461972-1986
19ケビン・ガーネット2,0371,4621.391995-2016
20ラリー・ナンス2,0279202.201981-1994
2025-26シーズン終了時点。出典: Wikipedia「List of NBA career blocks leaders」

20人中18人がセンターかパワーフォワードです。歴代通算得点ランキングがガードやウイングで埋まっているのと、きれいに対照的ですよね。

ハキーム3,830本は、たぶんもう破られません

1位のハキーム・オラジュワンは3,830本。2位のムトンボに541本の差をつけています。1,238試合で平均3.09本、つまり14年以上ずっと「1試合3ブロック」を続けた計算になります。

どれくらい遠い数字かというと、現役最多のブルック・ロペスが2,147本。ここからハキームまであと1,683本です。ロペスのキャリア平均1.82本で埋めるには900試合以上、つまり11年以上フル出場し続ける必要があります。37歳の選手に求める数字ではありません。

このランキングに、ラッセルもチェンバレンもいない理由

ここが一番の落とし穴です。ブロックがNBAの公式記録として集計され始めたのは1973-74シーズンからなんです。

つまり、ビル・ラッセル(1969年引退)とウィルト・チェンバレン(1973年引退)のブロックは、1本たりとも公式記録として残っていません。ラッセルは非公式の目撃証言だと1試合8本以上跳ね返していたと言われる選手ですが、この表には名前すら載らないわけです。

3位のカリーム・アブドゥル=ジャバーも同じ被害者です。デビューは1969年なので、最初の4シーズン分のブロックは丸ごと記録されていません。全盛期に近い4年間が抜け落ちた状態で3,189本なので、本来の数字はもっと上だったはずです。

要するにこのランキングは「NBA史上」ではなく「1974年以降の記録」だと理解しておくのが正確です。ブロックそのものの反則ラインが気になる方はヘルプ&リカバリーの守備戦術の記事も合わせてどうぞ。

現役組の現在地と、ウェンバンヤマの速度

TOP20に入っている現役選手はブルック・ロペスただ1人(14位・2,147本)です。アンソニー・デイビス(1,848本)とルディ・ゴベア(1,842本)が23位と24位につけていて、この2人は今後TOP20に入ってきます。

そして気になるのがビクター・ウェンバンヤマです。3シーズンで181試合、通算627ブロック。1試合平均3.5本というのは、歴代1位のハキーム(3.09本)より高いペースです。

シーズン試合ブロック
2023-2471254
2024-2546176
2025-2664197
通算181627
出典: StatMuse

ただ、ハキームまではあと3,203本。平均3.5本を維持しても915試合が必要です。3シーズンで181試合という出場ペース(年60試合ペース)だと、単純計算で15年かかります。ペースは史上最速級でも、結局は「何試合立てるか」の勝負になるわけです。

「ブロック王」の回数ランキング

通算数とは別に、各シーズンのブロック王(平均ブロック数1位)を何回獲ったかも見ておきましょう。

回数選手
4回カリーム・アブドゥル=ジャバー、マーク・イートン、マーカス・キャンビー
3回ハキーム・オラジュワン、ディケンベ・ムトンボ、アンソニー・デイビス、セオ・ラトリフ、ジョージ・T・ジョンソン、ビクター・ウェンバンヤマ
出典: Wikipedia「List of NBA annual blocks leaders」

ウェンバンヤマは2023-24(3.58本)、2024-25(3.83本)、2025-26(3.08本)と3年連続でブロック王。3年連続はムトンボとキャンビーに並ぶ史上最多タイ記録です。この守備力が評価されて2026年のDPOY(最優秀守備選手賞)を史上初の満票で受賞しています。

まとめ

  • 歴代1位はハキーム・オラジュワンの3,830本。2位に541本差で、当分破られない
  • ブロックの公式記録は1973-74シーズンから。ラッセルとチェンバレンは載っていない
  • カリームも最初の4シーズン分が記録されておらず、実数はもっと多いはず
  • 現役最多はブルック・ロペスの2,147本(14位)
  • ウェンバンヤマは3年627本・平均3.5本と史上最速ペース。あとは出場試合数次第

守備の記録つながりでは歴代通算スティール数ランキングも整理しています。ブロックが「センターの記録」なら、スティールは完全に「ガードの記録」で、顔ぶれがまったく変わるのが面白いところです。優勝という視点なら歴代最多チャンピオンリング保持者もどうぞ。

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