ケスラーがレイカーズデビュー戦で12本中12本の26得点!10ダンクでウォリアーズを圧倒した夜

ケスラーがレイカーズデビュー戦で12本中12本の26得点!10ダンクでウォリアーズを圧倒した夜
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レイカーズの開幕戦でとんでもない数字が出ました。

今オフにジャズから加入したウォーカー・ケスラーがレイカーズでのデビュー戦でフィールドゴール12本中12本を決めて26得点。ダンクだけで10本です。チームもウォリアーズに127対105で快勝し最高のスタートを切りました。

外したシュートはゼロ。しかもそのほとんどがリング際のダンクという内容で、見ていて気持ちいいくらいの無双ぶりでした。この記事ではケスラーのスタッツと記録、試合の流れ、そしてなぜここまで決まったのかを整理していきます。

試合結果

チーム 1Q 2Q 3Q 4Q 計
ウォリアーズ 33 19 16 37 105
レイカーズ 34 32 36 25 127

現地10月21日にクリプトドットコム・アリーナで行われたレイカーズの開幕戦です。日本時間では22日の午前11時ティップオフでした。

第1Qは34対33とほぼ互角。そこから第2Qを32対19、第3Qを36対16と一気に突き放し、最大で35点までリードを広げました。第4Qはウォリアーズが37対25と盛り返していますが、すでに勝負はついていた時間帯です。

ケスラーのスタッツ

項目 数字
得点 26
FG 12/12(100%)
ダンク 10本
リバウンド 9(オフェンス2、ディフェンス7)
ブロック 2
アシスト 1
フリースロー 2/4
ペイント内得点 24
プラスマイナス +24
真のシュート効率(TS%) 94.5%

26得点のうち24点がペイント内。残りの2点はフリースローです。つまりリングの近く以外からは1本も打っていません。自分の得意な場所だけで勝負して全部決めたということです。

フリースローは4本中2本でしたが、もともとフリースローが得意なタイプではないのでここはご愛嬌といったところ。むしろフィールドゴールが完璧すぎて逆に目立ってしまった感じです。

どれだけすごい記録なのか

12本中12本というのは数字だけ見てもすごいのですが、歴史と比べるとさらに価値がわかります。

  • レイカーズで1本も外さずにこれだけ決めたのは1969年のウィルト・チェンバレン以来。チェンバレンは1969年3月11日のピストンズ戦で14本中14本を決めています
  • 1試合10ダンクはレイカーズでは2003年のシャキール・オニール以来
  • OptaSTATSによると、新しいチームでのデビュー戦でノーミスのFG成功数としてはNBA史上最多

チェンバレンとシャックという、レイカーズの歴史に残る2人のセンターの名前がいきなり並んだわけです。中継のインタビューでチェンバレンと比べられたケスラー本人は、ウィルトと比べるのはどうかなと照れたように話していました。

アメリカではシャック本人からユニークなあだ名をもらったことも話題になっていて、チャールズ・バークレーがシャックをいじるネタにまでなっているそうです。それくらいインパクトのあるデビュー戦だったということですね。

なぜここまで決まったのか

ルカとリーブスが作った簡単なシュート

ケスラーの12本は自分で1対1を仕掛けて決めたものではありません。ほとんどがルカ・ドンチッチとオースティン・リーブスのピック&ロールからのロブやダンクです。

ケスラー自身も試合後にこのメンバーとプレーするのは簡単だと話していて、ルカのパスについてはあれがルカマジックだと笑っていました。ルカとの連携を特に打ち合わせたわけではないとも話していて、それでこれだけ合うのだから先が楽しみです。

選手 得点 リバウンド アシスト FG メモ
ルカ・ドンチッチ 28 8 7 7/18 3P 5/12、FT 9/9、3スティール
ウォーカー・ケスラー 26 9 1 12/12 10ダンク、2ブロック
オースティン・リーブス 23 4 6 6/11 FT 10/10、2スティール
ジェイク・ラレイビア 10 2 2 4/5 3P 2/3
ザイール・ウィリアムズ 9 3 4 4/7 3P 1/2、4アシスト

ルカは30分足らずの出場で28得点8リバウンド7アシスト。リーブスも23得点6アシストでフリースローは10本全部成功です。この2人で13アシストを記録していて、そのかなりの部分がケスラーへのパスでした。

とにかく全部ダンクにいく意識

もうひとつ大きいのはケスラー本人の意識です。試合後には、何でもダンクしにいくという姿勢とメンタリティを持つことが一番大事だと話していました。

身長は約218cm。中途半端なフックやレイアップではなくリングに叩きつけるので外れようがない。10本のダンクはまさにその姿勢がそのまま数字に出たものです。

チーム全体もペイントで圧倒

項目 レイカーズ ウォリアーズ
FG 46/81(56.8%) 38/92(41.3%)
3ポイント 11/28(39.3%) 8/36(22.2%)
ペイント内得点 66 56
リング際のFG 26/33(78.8%) 23/30(76.7%)
速攻での得点 21 17
ターンオーバーからの得点 25 20
アシスト 28 25
スティール 11 15

レイカーズはチームとしてもペイントで66点。リング際のシュートは33本中26本を決めています。ケスラーがゴール下にいることで、ルカやリーブスがドライブしたときの選択肢が一気に増えているのがわかります。

ウォリアーズはステフィン・カリーが23得点を挙げましたが、チームの3ポイントは36本中8本の22.2%。外が入らないとこのスコアになってしまうのは仕方ないところです。

ウォリアーズ側から見ると

負けたウォリアーズの数字も見ておきます。

選手 得点 リバウンド アシスト FG メモ
ステフィン・カリー 23 2 1 7/15 3P 2/7、FT 7/7
ブランドン・ウィリアムズ 14 4 3 3/12 FT 7/7、3スティール
ヤクセル・レンデボーグ 12 3 2 5/11 3P 1/4
ゲイリー・ペイトン2世 10 1 0 5/9 ペイントで10点
ドレイモンド・グリーン 2 4 8 1/4 4ターンオーバー
アル・ホーフォード 0 4 2 0/3 3Pを3本打って0本

カリーは23得点を挙げましたが3ポイントは7本中2本。チーム全体でも外のシュートが入らず、ケスラーが守るゴール下にも簡単には入れない。ペイント内では56点を取っていますが、ターンオーバーから25点を奪われ、速攻でも21点を許しています。

ウォリアーズはオフェンスリバウンド15本とスティール15本で粘っていて、ベンチ得点も56対38と上回っています。それでもスタメン同士の差が大きすぎました。とくにビッグマンの部分で、ドレイモンドとホーフォードがケスラーを止められなかったのが痛かったです。

ベテランの多いウォリアーズにとって、218cmのケスラーに上から叩き込まれ続けるのはかなりきつかったはず。今後もレイカーズと当たるときは、ゴール下をどう守るかがテーマになりそうです。

ケスラーってどんな選手?

ここで改めてケスラーのことをおさらいしておきます。

  • 身長7フィート2インチ(約218cm)のセンター
  • ジャズで過ごしたキャリア202試合で平均9.6得点9.3リバウンド2.4ブロック、FG成功率は68.4%
  • リムプロテクターとしての評価が高く、ブロックとリバウンドが持ち味
  • 昨季は左肩の関節唇断裂でわずか5試合の出場にとどまり手術を受けた
  • 今オフにジャズとのサイン&トレードでレイカーズに加入

もともとシュート確率の高い選手ではありましたが、昨季はほとんどプレーできていません。肩の手術明けで迎えた最初の公式戦がこの内容というのは、本人にとっても大きな自信になったはずです。

レイカーズはケスラーを獲るためにかなりの対価を払ったと現地では報じられています。その投資がいきなり正解だったと思わせるデビュー戦でした。

個人的な感想

正直ここまでハマるとは思っていませんでした。

ルカはこれまでもダラスでデレック・ライブリーやダニエル・ギャフォードといったロブを叩き込むタイプのセンターと組んで結果を出してきました。ケスラーはまさにそのタイプで、しかもブロックとリバウンドで守備も支えられる。ルカにとって一番欲しかったピースだったのかもしれません。

もちろん毎試合12本中12本なんてことはありません。それでもこの日の連携を見る限り、ルカとケスラーのピック&ロールは今季のレイカーズの大きな武器になりそうです。

次の試合でもダンクを量産するのか。それとも相手がケスラーへのロブを警戒してきたときにどう対応するのか。ここから先も追いかけていきたいと思います。

次は古巣ジャズとの対戦

そして早くも注目なのが、日本時間10月26日午前6時からのジャズ戦です。会場はソルトレイクシティ。ケスラーにとってはサイン&トレードで出ていった古巣への初めての凱旋になります。

ジャズでは4シーズンを過ごし、リムプロテクターとしてチームの守備を支えてきた選手です。昨季は肩のケガでほとんどプレーできないままチームを離れることになったので、ジャズのファンがどんな反応を見せるのかも気になります。

ケスラーが古巣相手にもこの日のようなダンクを連発できるのか、日本時間の月曜朝はぜひチェックしてみてください。

まとめ

  • レイカーズが開幕戦でウォリアーズに127対105で快勝。最大35点リード
  • ケスラーがレイカーズデビュー戦でFG12本中12本の26得点、9リバウンド2ブロック、ダンク10本
  • ノーミスでこれだけ決めたのはレイカーズでは1969年のチェンバレン以来。10ダンクは2003年のシャック以来
  • ルカ28得点7アシスト、リーブス23得点6アシスト。2人のパスからケスラーのダンクが量産された
  • 昨季は肩の手術で5試合出場のみ。サイン&トレードで加入したケスラーにとって最高の再出発になった

レイカーズの新しいセンターがいきなり歴史に名前を残しました。今季のレイカーズは面白くなりそうです!

参考:Yahoo Sports、SLAM、Basketnews、Newsweek、Sportradarのボックススコアほか

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