NBAの2026-27シーズン開幕まで、もう3週間ほどです。現地10月20日、日本時間だと10月21日(水)の朝に開幕します。この時期になると「今年こそちゃんとNBAを見たいけど、結局どこに入ればいいの?」という声をよく見かけます。正直その気持ちはすごく分かります。ここ1〜2年で日本の視聴環境はガラッと変わったので、昔の感覚のままだと普通に迷うはずです。なので今回は、2026年9月30日時点で確認できた情報をもとに、日本からNBAを見るためのサービスの種類と料金、入会方法、キャンペーンの状況を整理して、自分なりの選び方も書いてみます。
まず前提、楽天(NBA Rakuten)はもう無い
昔からNBAを見ている人ほど「NBAといえば楽天」というイメージが残っているかもしれません。ただ、NBA Rakutenは2025年6月30日に新規販売と自動更新を止めて、2025年7月31日でサービスを終了しています。楽天モバイルの「NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル」も同じく2025年7月31日23:59で提供終了です。2026-27シーズンに楽天が戻ってくるという情報も確認できませんでした。
楽天時代に値上げで色々言いたくなっていた身としては、選択肢が増えたこと自体はありがたい変化だと思っています。ただその分、「どれに入ればいいか」が分かりにくくなったのも事実です。今回確認できた、日本からNBAを見る公式ルートは次の4つでした。
- NBA docomo(NTTドコモ)
- Amazon Prime Video「NBA on Prime」
- NBAリーグパス(Prime Videoチャンネル経由)
- WOWOW(放送+WOWOWオンデマンド)
ABEMAやDAZN、U-NEXT、NHKなどで2026-27シーズンのNBAが見られるかどうかは、今回の調査では確認できませんでした。「無い」と言い切れる材料も無いので、ここでは確認できた4つに絞って話を進めます。
NBA docomo:日本語実況で一番たくさん見られる
2025-26シーズンから始まったのがドコモの「NBA docomo」です。ドコモとNBAは2025年に複数年のメディアライセンス契約を結んでいて、2026-27シーズンについては2026年9月3日に内容が発表されました。ドコモの発表では、レギュラーシーズン400試合を全試合日本語実況・解説付きで配信するとのことです。これに加えてプレーオフ、NBAファイナル、オールスター、GリーグやWNBAの一部も対象になっています。400試合をすべて日本語実況で、というのは素直にすごいなと思いました。
配信の中心になるチームは、レイカーズ、ウォリアーズ、サンダー、スパーズ、クリッパーズの5チームです。2025-26はレイカーズ、ブルズ、サンダー、ウォリアーズが中心だったので、今季はブルズが外れてスパーズとクリッパーズが入った形です。クリッパーズが入ったのは、日本のファンにとっては大きいポイントです(理由は後で書きます)。ただ、中心チームの試合が全試合配信されるのかどうかまでは明示されていなかったので、そこは期待しすぎないようにしておきます。
料金はこうなっています(いずれも税込)。
- ドコモMAX/ドコモ ポイ活 MAX:追加料金なし(「選べる特典」でNBA docomoを選んだ場合)
- ahamo:月額1,078円
- その他のドコモ回線・他社回線・回線なし:月額2,728円
- 2026-27シーズンパス:16,500円(2027年9月30日まで視聴可能)
シーズンパスには早割があって、14,300円で買えるのは2026年9月30日までの期間限定です。10月1日以降は通常価格の16,500円になります。
ドコモ回線を持っていない人だと、月額2,728円かシーズンパス16,500円の二択になります。ざっと計算すると、16,500円÷2,728円で約6ヶ月分なので、7ヶ月以上見るならシーズンパスの方が安くなります。開幕の10月からプレーオフが終わる6月までだと9ヶ月あるので、シーズンを通して見るつもりの人はパス一択かなというのが自分の感覚です。逆に「プレーオフだけ見たい」「とりあえず1ヶ月試したい」という人は月額の方がいいと思います。
ちなみにドコモMAXの「選べる特典」は、NBA docomoを含む4つの対象サービスから最大2つまで追加料金なしで選べる仕組みです。他の特典との選択制なので、すでに別の特典を2つ選んでいる人は注意が必要です。ahamoの人は、既存ユーザーならahamoのNBA特設ページのリンクから、新規の人はahamoを契約した後に申し込む流れになっています。
見逃し配信にも対応していて、対象の試合は後からアーカイブで見られます。視聴できるのはスマホ、タブレット、パソコン、テレビ、Fire TVで、キャスト機能もあります。NBAの試合は日本だと平日の午前中になることが多いので、後から見られるかどうかは社会人にとっては死活問題です。支払いはドコモのケータイ料金との合算かクレジットカードです。なお、同時に何台で視聴できるかは公式ページに記載が無く、確認できませんでした。
無料お試し期間については、公式ページに記載がありませんでした。無料で見られるのはハイライトや「WEEKLY NBA docomo」などのオリジナルコンテンツで、試合本編を無料で試せるという情報は見当たりませんでした。
NBA docomoの入会方法
ドコモ運営のLeminoニュースで紹介されている手順は以下の通りです。
- NBA docomoの登録ページにアクセスする
- dアカウントでログインする(dアカウントは無料で作れるので、ドコモ回線が無くても大丈夫です)
- プランと支払い情報を入力する
- 申し込み内容を確認する
- アプリをダウンロードするか、ブラウザでログインして視聴開始
シーズンパスはチケットぴあでも販売されていて、こちらもdアカウントでのログインが必要です。
プライム会員ならまずPrime Videoの「NBA on Prime」
もうひとつの大きな柱がAmazonです。NBAとAmazonは2024年に11年間のメディア権契約を結んでいて、日本でもPrime Videoの「NBA on Prime」でNBAが見られます。プライム会員特典なので、すでにプライム会員の人は追加料金なしで見られるのが一番の強みです。
2026-27の日本向け配信は10月24日(土)から始まります。初日はダブルヘッダーで、8:00からニックス対セルティックス、10:30からロケッツ対スパーズです。ここは勘違いしやすいところですが、NBA自体の開幕は日本時間10月21日で、Prime Videoの日本向け配信が始まるのが10月24日、という順番です。開幕直後の数日の試合がどこで見られるかは、今回確認できませんでした。
配信内容は、レギュラーシーズンの注目カードに加えて、エミレーツNBAカップ(ノックアウトステージは全試合)、パリとマンチェスターで行われるNBAグローバルゲームズ、プレイイン・トーナメント全6試合、プレーオフの厳選試合、そしてイースタン・カンファレンス・ファイナルの全試合です。イースタン・カンファレンス・ファイナル全試合の配信は今季が初めてとのことで、プライム会員特典の範囲でここまで見られるのは正直ちょっとずるいくらいです。笑日本語実況と英語の現地音声を選べるのも嬉しいところです。試合前後の番組も用意されています。
レギュラーシーズンの配信数については、日本向けに発表された日程に載っているのは60試合ほど、と報じられています(プレイインやプレーオフは別枠)。ただこれは報道ベースの数字なので、あくまで目安として見ておいてください。チームごとの配信数は報道によって数字が違っていたので、ここでは触れません。
プライム会費は「月額600円・年額5,900円」と紹介されていることが多いのですが、今回Amazonの公式ページで直接確認できなかったので、入る前に公式で確認してください。無料体験についても同じで、日数は公式ページで確認するのが確実です。
全試合見たいならNBAリーグパス
「全試合見たい」「推しチームが中心5チームにもPrime Videoの注目カードにも入っていない」という人は、NBAリーグパスになります。日本ではPrime Videoのチャンネルとして契約する形で、全試合をライブと見逃しで見られます。
料金は、2025-26シーズン時点ではチームパスが月額2,890円、リーグパスが月額3,190円、リーグパスプレミアムが月額4,190円でした。ただ2026-27シーズンの料金は公式ページで確認できなかったので、値段が変わっている可能性もあります。契約前にPrime Videoのチャンネルページで最新の料金を確認してください。無料体験についても情報源によって内容が食い違っていて、確認できませんでした。
チームパスは1チームに絞って全試合を追えるので、推しがはっきりしている人には一番合理的です。自分もサンズ推しなので、NBA docomoの中心5チームにサンズが入っていないのはちょっと寂しいんですが、そういう人の逃げ道としてチームパスがあるのはありがたいです。一方で、日本語実況が付くかどうかは2026-27については確認できていないので、英語実況に抵抗がある人はそこも気にしておいた方がいいかもしれません。
WOWOWはテレビ派の人に
WOWOWも2026-27シーズンの放送・配信を5月20日に発表しています。レギュラーシーズンは毎週注目の2試合を実況・解説付きで、プレーオフは1回戦が最大14試合、カンファレンスセミファイナル・カンファレンスファイナル・NBAファイナルがそれぞれ最大7試合です。オールスターウィークエンドも放送・配信されます。
試合数だけで見るとNBA docomoやリーグパスにはかないませんが、BSのテレビ放送とWOWOWオンデマンドの配信の両方で見られるのがWOWOWの良さです。プレーオフを家族と一緒にテレビの大画面で見たい、NBA以外にもWOWOWで見たいものがある、という人には合っていると思います。料金は月額2,530円と紹介されていることが多いのですが、WOWOWの公式料金ページは今回確認できなかったので、こちらも加入前に公式サイトでチェックしてください。
八村塁と河村勇輝を見たい人はどうする?
日本のファンにとって一番気になるのはやっぱりここだと思います。2026-27シーズンは、八村塁と河村勇輝がどちらもクリッパーズにいます。八村はレイカーズからFAになり、クリッパーズと2年約2,800万ドルで契約しました。
河村はブルズからFAになり、2026年8月9日にクリッパーズとエキシビット10契約を結んでいます。エキシビット10はトレーニングキャンプに参加するための契約で、開幕ロースターが保証されているわけではありません。本人も「まずは2ウェイ契約、最終的に本契約」と話していて、2026年9月30日時点では開幕ロースター入りは決まっていません。なので「河村の試合が見られる」とはまだ言えない状況です。キャンプでアピールして、なんとか2ウェイだけでも勝ち取ってほしいところです。
その上で、配信の面で見ると、クリッパーズはNBA docomoの配信中心5チームのひとつです。河村自身もNBA docomoの新アンバサダーに就任しています。クリッパーズ戦を日本語実況でたくさん見たいなら、現時点ではNBA docomoが一番近い選択肢だと思います。ただ先ほど書いた通り、クリッパーズ戦が全試合配信されるのかどうかは確認できていません。「1試合も逃したくない」という人は、リーグパスのチームパスでクリッパーズを選ぶのが確実です。ちなみにクリッパーズの開幕戦は日本時間10月22日、本拠地でのキングス戦です。
自分ならこう選ぶ
いろいろ調べてみて、自分ならこう選ぶかなというのを並べておきます。
- ドコモMAXの人:追加料金なしで入れるので、NBA docomoを選ばない理由がほぼ無いと思います。他の特典との兼ね合いだけ確認してください
- ahamoの人:月額1,078円でこの内容なら文句なしにお得です
- プライム会員の人:まずはNBA on Primeで見てみて、物足りなくなったら他を足す、という順番でいいと思います
- ドコモ回線が無くて、シーズンを通して日本語実況で見たい人:NBA docomoのシーズンパス(16,500円)が有力です
- 推しチームの試合を全部見たい人:リーグパスのチームパス
- プレーオフをテレビでじっくり見たい人:WOWOW
個人的には、これからNBAを見始める人こそ日本語実況があるサービスをおすすめしたいです。ルールや選手の特徴を実況・解説がその場で補足してくれるので、慣れるまでのハードルがぐっと下がります。英語実況は、慣れてきてから現地の雰囲気を味わいたくなったときの楽しみに取っておいてもいいはずです。
それと、Prime VideoとNBA docomoは配信される試合の性格がけっこう違うので、両方使うのもありです。プライム会員の人がNBA docomoを足す組み合わせなら、見られる試合の幅は一気に広がります。
キャンペーンは正直あまり期待しない方がいい
最後にキャンペーンの状況です。2026年9月30日時点で確認できたものを並べます。
- NBA docomoのシーズンパス早割(14,300円):2026年9月30日まで(10月1日以降は通常価格16,500円)
- NBA docomoの河村勇輝直筆サイン入りボールが当たるXの引用リポストキャンペーン:9月20日で終了済み
- ドコモ回線の乗り換えキャンペーン(他社からの乗り換えでドコモMAX等を契約すると最大20,000dポイント、要エントリー):NBA専用ではなく回線のキャンペーンで、期間は確認できませんでした
- WOWOWの新規加入キャンペーン:確認できませんでした
2025-26シーズンにあったNBA docomoのウェルカムキャンペーンや、ドコモMAX契約者向けのオールスター観戦パック抽選などはすでに終わっていて、2026-27版の同じようなキャンペーンは見つかりませんでした。以前LeminoニュースなどでNBA docomoがもっと安い月額で紹介されていたのを見た人もいるかもしれませんが、あれは2025-26シーズンの期間限定割引で、すでに終わっています。10月以降に新しく始まる割引や無料期間は、どのサービスでも確認できなかったので、「キャンペーン待ち」で開幕を迎えるよりは、見たいサービスに素直に入ってしまった方がいいと思います。
まとめ
2026-27シーズンに日本からNBAを見る方法は、NBA docomo、Prime Videoの「NBA on Prime」、NBAリーグパス、WOWOWの4つが軸になります。調べてみて感じたのは、「これ1つで全部OK」というサービスは無くて、日本語実況の量、プライム会員ならではの手軽さ、全試合の網羅性、テレビでの見やすさと、それぞれ強みがきれいに分かれているということでした。楽天一択だった頃に値上げでモヤモヤしていたことを思うと、自分の見方や予算に合わせて選べるようになったのは本当に良い変化です。
八村と河村が同じクリッパーズにいて、しかもクリッパーズがNBA docomoの中心チームに入っているという今季は、日本のファンにとってかなり特別なシーズンになりそうです。河村の開幕ロースター入りはまだ決まっていないので、そこは祈りながら待ちたいと思います。料金や無料体験の条件は変わることもあるので、最終的には各サービスの公式サイトで確認してから入ってください。開幕まであと少し、今年こそNBAを見たいと思っている人は、ぜひどこかに入って一緒に開幕を迎えましょう。


