ウェンバンヤマが52得点24リバウンド8ブロック、スパーズがマーベリックスに112対111で競り勝つ

ウェンバンヤマが52得点24リバウンド8ブロック、スパーズがマーベリックスに112対111で競り勝つ
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現地時間11月5日、サンアントニオ スパーズがホームでダラス マーベリックスと対戦し、112対111で競り勝ちました。これでスパーズは6連勝です。勝利の主役はビクター ウェンバンヤマです。キャリアベストの52得点に加え、キャリア最多の24リバウンドを記録しました。さらに8ブロックという、ちょっと信じがたいスタッツも残しています。

ウェンバンヤマはすでに2025から26シーズンにクアドラプルダブルを記録するなど、規格外のスタッツを残してきた選手です。NBA歴代クアドラプルダブルについてまとめた記事でも触れましたが、今回の52得点24リバウンド8ブロックという数字も、歴史的に見てそうそう出てくるものではありません。自分としては、またとんでもない夜に出会ってしまったという感覚です。

ウェンバンヤマは身長223センチという規格外の体格を持ちながら、スピードやシュートレンジでもガード顔負けの動きを見せる選手です。センターというポジションの枠そのものを広げてしまう存在だと、自分はこの選手を見るたびに感じています。52得点という数字だけでも十分に異例ですが、それを24リバウンドと8ブロックとセットで記録してしまうところに、他の選手とは違う次元のスケール感があります。

前半だけで25得点10リバウンド5ブロック超え

この試合でとくに話題になっているのが、前半だけでのスタッツです。ウェンバンヤマは前半だけで25得点10リバウンド5ブロック以上を記録しており、これは過去30シーズンで初めてのことだそうです。シーズン序盤からこれだけのスタッツを前半だけで作ってしまう選手は、自分の記憶でもほとんど思い出せません。後半に失速することもなく、最後まで試合の中心にいたことが、この日のスパーズの勝利につながりました。

終盤の攻防、決勝フリースローまでの流れ

試合は終盤までもつれました。スパーズは第3クォーター序盤に19点リードを奪いましたが、マーベリックスも粘り強く差を詰めていきます。残り8分17秒の時点では2点差まで迫り、残り5分38秒にはP.J.ワシントンの3Pで103対100と逆転されました。さらに残り1分41秒、ナジ マーシャルの3Pで111対111の同点に追いつかれるなど、最後まで目を離せない展開が続きました。

そこで同点に追いついた直後、ウェンバンヤマが残り24.2秒でフリースローを決めて再びスパーズがリードを奪います。マーベリックスは最後にカイリー アービングがターンアラウンドジャンパーで逆転を狙いましたが、これが外れて試合終了となりました。ワシントンは21得点10リバウンド、マーシャルはベンチから22得点を記録しています。アービングも29得点と、マーベリックス側も十分に見せ場を作った上での敗戦でした。クーパー フラッグについて書いた記事でも紹介した新人王のフラッグも19得点10リバウンドを記録しており、マーベリックスにとっては悔しいが収穫もある試合だったはずです。

マーベリックスにとっても、この試合は決して悪い内容ではありませんでした。終盤まで接戦に持ち込み、同点にまで追いついた勝負強さは評価できる部分です。ただ、最後の一本がウェンバンヤマのフリースローとアービングのミスという対照的な結末になってしまったのは、今のスパーズとの地力の差を物語っているようにも見えます。次に同じカードが組まれたときには、マーベリックス側がどう修正してくるのかも気になるところです。

選手チームスタッツ
ビクター ウェンバンヤマスパーズ52得点 24リバウンド 8ブロック
カイリー アービングマーベリックス29得点
ナジ マーシャルマーベリックス22得点(ベンチから)
P.J.ワシントンマーベリックス21得点 10リバウンド
クーパー フラッグマーベリックス19得点 10リバウンド
2026年11月5日 スパーズ112対111マーベリックス

ボックススコアを見返すと、ウェンバンヤマのシュート効率も含めてほぼ完璧な内容だったことが分かります。52得点をフリースローの比率に頼りすぎず、ミドルやインサイドからも効率よく積み上げていたのが今回の特徴です。マーベリックス側はベンチからの得点源となったマーシャルの存在も大きく、終盤までもつれた要因の一つになっていました。

スパーズは今季すでに6連勝

この勝利でスパーズは6連勝です。昨シーズンのファイナルで敗れた悔しさを抱えてオフシーズンを過ごしたウェンバンヤマですが、メディアデーでのコメントを紹介した記事でも触れたように、新シーズンに向けてかなり気合の入った準備をしてきた様子がうかがえます。開幕から1ヵ月ほどの時点でこの出来というのは、正直かなり早いペースだと自分は感じています。

スパーズは今季、デアーロン フォックスら周りの選手たちも機能しており、ウェンバンヤマ1人に頼りきりのチームではなくなってきています。それでも、ここまでの数字を1試合で出せてしまう選手がチームにいるというのは、対戦相手からすると本当に厄介なはずです。ロケッツ戦でウェンバンヤマが25得点13リバウンドを記録した試合の記事と比べても、今回の52得点24リバウンドがいかに規格外かが分かります。

ウェンバンヤマが前半だけでこれだけのスタッツを作ってしまうと、相手チームは後半の戦い方を根本から変えなければなりません。マーベリックスもダブルチームを強めるなどの対応を見せていたはずですが、それでも最終的にはウェンバンヤマが決勝点を演出する形で終わりました。シーズンを通してこのレベルの試合をどれだけ重ねられるかが、スパーズの今シーズンの行方を左右しそうです。

8ブロックが示すディフェンス面の存在感

今回の数字の中で、自分が52得点や24リバウンドと同じくらい注目しているのが8ブロックという数字です。ウェンバンヤマは昨シーズン、史上初の満票でDPOYを受賞しています。NBA歴代DPOY受賞者についてまとめた記事でも紹介したとおり、満票受賞という結果はそう簡単に出るものではありません。今回のように得点でもリバウンドでも歴史的な数字を残しながら、ディフェンスの要としての仕事もきっちり果たしているあたりに、今シーズンも連覇を狙えるだけの地力を感じます。

シーズン開幕からまだ1ヵ月ほどしか経っていない時期に、キャリアベストとキャリア最多を同時に更新してしまうあたりも含めて、今のウェンバンヤマには勢いしか感じません。レギュラーシーズンはまだ長く続きますが、この後どこまで数字を伸ばしていくのか、シーズンを通して追いかける価値のある選手だと改めて思わされる一夜でした。

開幕1ヵ月で6連勝、西地区の台風の目に

スパーズはこの勝利で6連勝となり、開幕から1ヵ月ほどの時点で西地区の中でもかなり存在感のあるチームになってきています。昨シーズンはウェンバンヤマが途中からの出場だった時期もありましたが、今シーズンは開幕から主力が揃っている状態が続いているようです。周りの選手たちが安定して結果を出せていることも、ウェンバンヤマが思い切ってプレーできる土台になっているのではないでしょうか。守備面でもチーム全体の意識が高く、相手にセカンドチャンスを与えない時間が長くなってきているのも好調の理由の一つだと思います。

まとめ

  • スパーズがマーベリックスに112対111で勝利し6連勝
  • ウェンバンヤマはキャリアベストの52得点、キャリア最多の24リバウンド、8ブロックを記録
  • 前半だけで25得点10リバウンド5ブロック以上は過去30シーズンで初
  • マーベリックスはアービングやフラッグが好調でも最後に力尽きる形に

自分としては、ウェンバンヤマがこれだけの試合をシーズン序盤からもう見せてくれていることに、正直まだ驚きが追いついていません。昨シーズンのファイナルで味わった悔しさをそのまま力に変えているようにも見えますし、このペースがどこまで続くのか楽しみで仕方ありません。西地区にはまだ強力なチームが並んでいますが、この調子が続くなら優勝争いの中心にスパーズの名前があっても不思議ではないと思います。次にどんな数字を見せてくれるのか、引き続き注目しておきたいです。

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