レブロン、76ers移籍の理由をPodcastで語る 「主役はエンビード」に見えた変化

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LeBron JamesとSteve Nashが共演するPodcast「Mind the Game」のシーズン4が、2026年9月25日(金)の朝に配信されました。このエピソードでレブロンは、今夏のフィラデルフィア76ers移籍について、その理由をまとまった形で初めて語っています。契約自体は7月に発表されていましたが、本人の口から詳しい経緯を聞けたのは今回が初めてで、76ersファンならずとも気になる内容でした。

マクシーとの関係は「コートの外まで」

まず印象的だったのが、タイリース・マクシーについての発言です。番組の中でレブロンはこう話しています。

"My relationship with Tyrese Maxey goes beyond the court."
(タイリース・マクシーとの関係は、コートの中だけにとどまらない)

付け加えて、マクシーは「毎日同じ人間でいられる」珍しいタイプの選手だと評価していて、それはスポーツ界では相当稀なことだとも話しています。実際、マクシーが19歳の頃からレブロンの自宅を訪れる関係が続いていて、レブロンがフリーエージェントになった際、真っ先に連絡してきたのもマクシーだったそうです。契約発表の時点では「レブロンが76ersに?」という驚きの方が大きかった自分ですが、こういう積み重ねを聞くと納得感が出てきますね。

エンビードへの敬意、そして「主役は自分じゃない」という発言

もう一つ話題になったのが、ジョエル・エンビードへの言及です。逐語での引用は媒体によって細部が微妙に違っていて(音源そのものは今回確認できていません)、一言一句までは断定できないのですが、要旨としては「エンビードがこのリーグで成し遂げていないのは優勝だけで、その最初のタイトル獲得を自分が手伝いたい」という趣旨のことを語ったようです。

これ、地味にレブロンらしくない発言だなと思いました。良くも悪くも、レブロンは移籍のたびに「自分がチームの中心」という前提で動いてきた選手というイメージが強かったので、41歳になって「主役はエンビード、自分は手伝う側」というポジションを自分から取りにいったのは、キャリア後期ならではの変化に見えます。マイアミ時代もレイカーズ時代も、レブロンが誰かの「サポート役」に徹すると公言すること自体、あまり記憶にないんですよね。

似たような発言をしたのはポール・ジョージ

余談ですが、似たような「主役は自分じゃない」という発言は、ポール・ジョージも今季ケルティックス入団の際にしています。9月15日のCeltics入団会見で「We have a superstar, and that’s JT」「主役を奪うためにここに来たわけじゃない、JTを助けるために来た」という趣旨のことを話していました。ただこちらはPodcastではなく入団会見での発言で、レブロンの発言とは時期も場も別物です。ジョージが76ersを離れてケルティックスへ移った経緯(後述)を考えると、同じ夏に「自分は主役じゃない」と言った選手が二人、しかもトレードで入れ替わる形で出てきたのは、なんだか面白い巡り合わせだなと感じます。

ジェイレン・ブラウン加入という「誰も予想してなかった」トレード

レブロンが76ers移籍を意識するようになったきっかけの一つとして語っていたのが、ジェイレン・ブラウンのトレードです。76ersはポール・ジョージと2028年・2031年のファーストラウンドピック、2028年・2030年のセカンドラウンドピックをセルティックスへ送り、ジェイレン・ブラウンを獲得しました。トレードが最初に報じられたのは7月1日前後、正式に成立したのは7月6日です。レブロンはこのトレードについて「誰も予想していなかった」という趣旨を語っていて、ブラウン本人についても「独自の声を持っている」「プレーへの理解力が好き」といった評価を口にしています。もともとエンビードとマクシーがいたチームに、ブラウンが加わったのを見て、76ersという選択肢が現実味を帯びていった、という流れのようです。

契約は2年800万ドル、プレイヤーオプション+15%トレードキッカー

レブロンの76ers契約自体は7月24日に報じられていて、内容は2年総額800万ドル、2年目にプレイヤーオプション、さらに15%のトレードキッカー付きです。この年俸はレブロンのキャリア史上最低額とされていて、大幅な減俸だったことは間違いありません。優勝を目指すためにここまで条件を下げてでも移籍する、というのはベテランらしい割り切りだと思う一方、ここまで年俸を落としてまで動ける選手も珍しいよなと素直に思います。

エンビードの故障歴、レブロンの41歳、優勝は現実的なのか

とはいえ、聞いていて素直に「よし、これは優勝あるぞ」とは思えない自分もいます。エンビードは故障がちな選手として知られていますし、レブロン自身も41歳です。二人とも全盛期のフィジカルではない状態で、シーズンを通して健康を保てるのかという不安はどうしても付きまといます。マクシーとの絆やブラウン加入で戦力が厚くなったのは確かですが、「優勝を手伝いたい」という言葉が本当に実現するかどうかは、正直蓋を開けてみないと分からない部分の方が大きい気がします。

76ersのメディアデーは9月28日

76ersのメディアデーは9月28日(月)に行われました。このPodcastでの発言が開幕直前のこのタイミングで出てきたのはある意味絶妙で、シーズンに向けた空気作りの狙いもあったのかもしれません。実際にコートで結果が出るのはまだ先ですが、レブロンが自分の言葉でここまで具体的に移籍理由を語ったのは今回が初めてで、開幕前の材料としては十分すぎるくらいの内容でした。

まとめ

「主役はエンビード」と言い切ったレブロンの発言は、これまでのキャリアを振り返るとちょっと意外でした。マクシーとの人間関係、ブラウン加入という予想外のトレード、そして大幅な減俸を受け入れてまでの移籍。理由を並べてみると筋は通っているように見えますが、エンビードの故障歴とレブロンの年齢を考えると、優勝という結果に結びつくかどうかはまだ何とも言えません。76ersの開幕、そして実際にコートで何が起きるのか、ここからしっかり追いかけていきたいと思います。

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