カワイ、ラプターズと最大2年1億2610万ドルの延長へ

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7年ぶりにトロントへ帰ってきたと思ったら、もう長期契約の話です。

カワイ・レナードとトロント・ラプターズが契約延長についてかなり進んだ交渉を行っており、合意に近づいていると報じられました。カワイは今季5030万ドルの契約最終年を迎えますが、最大で2年1億2610万ドルの延長が可能。契約が成立すれば、2028-29シーズンまでトロントに残ることになります。

1億2610万ドル。日本円にするとざっくり190億円規模。

しかもカワイは35歳です。

普通なら、35歳の選手にさらに2年の大型契約となればかなり慎重になりそうなところですが、相手はカワイ・レナード。昨季はクリッパーズで65試合に出場し、平均27.9得点、6.4リバウンド、3.6アシスト。FG50.5%、3P38.7%、TS62.9%と、むしろキャリア終盤とは思えないレベルのシーズンを送っています。MVP投票でも7位に入り、All-NBA Second Teamにも選ばれました。

35歳。

でも数字だけ見たら全然35歳じゃない。

ラプターズが大型延長を考えるのも、そりゃ分かります。

復帰したばかりなのにもう延長交渉

カワイはこのオフ、ロサンゼルス・クリッパーズからラプターズへトレードされました。

ラプターズが放出したのはブランドン・イングラム、グレイディ・ディック、将来の無保護1巡目指名権2本、1巡目スワップ権、さらに2巡目指名権2本。かなり大きなパッケージです。

ここまで出してカワイを取った以上、最初から1年だけ使って終わるつもりではなかったと考える方が自然です。

今季のカワイは5030万ドルの契約最終年。

もし延長しなければ、来夏には再び契約問題が出てきます。

せっかく大型トレードで戻したのに、また1年後に去られる可能性を残す。

それではラプターズ側も落ち着きません。

だからこそ、移籍が正式成立した直後から延長交渉を進めている。

これはかなり筋が通っています。

2年1億2610万ドルは本当に高すぎるのか

数字だけを見ると、かなり大きいです。

2年で1億2610万ドル。

単純計算なら年平均約6300万ドル。

35歳の選手に払う金額としては相当なインパクトがあります。

でもNBAの契約は年齢だけで見ると分かりにくい。

大事なのは、今どれだけの価値を出しているかです。

昨季のカワイは平均27.9得点。

これはキャリアハイです。

しかも高効率。

FG50.5%。

3P38.7%。

FT89.2%。

TS62.9%。

この数字で守備でも高いレベルを保てるウイングは、NBA全体を見てもほとんどいません。

だから単純に35歳だから高いとは言い切れません。

むしろ今のパフォーマンスだけを見れば、エース級の金額を払う根拠は十分あります。

65試合出場したことがかなり大きい

カワイを語るとき、どうしても一番最初に出てくるのが怪我です。

実力は誰も疑っていない。

問題は健康。

これが長年の評価でした。

実際、2024-25シーズンは37試合しか出場していませんでした。

ところが昨季は65試合。

近年のカワイとしてはかなり多いです。

しかも65試合すべて先発。

平均32.1分出場。

そのうえで27.9得点。

これはラプターズにとってかなり大きな材料だと思います。

単に健康だっただけではなく、出場しながら高いパフォーマンスを維持できた。

もしこの状態をあと数年続けられると判断しているなら、2年延長はそこまで無謀ではありません。

それでも最大のリスクはやっぱり怪我

とはいえ、怖いものは怖いです。

カワイはキャリアを通して膝の問題を抱えてきました。

レギュラーシーズンをある程度乗り切れても、プレーオフの重要な時期に離脱したシーズンもあります。

35歳という年齢を考えれば、今後さらに負荷管理が重要になるのは間違いありません。

ラプターズが欲しいのは、1月に30得点取るカワイではありません。

4月、5月、6月に健康なカワイです。

だから延長契約を結ぶなら、ローテーションの組み方やロードマネジメントまで含めてチーム全体で管理していく必要があります。

でもプレーオフで欲しいのはまさにカワイ

それでもラプターズがカワイを欲しがる理由は分かりやすいです。

プレーオフでは、最終的に個人で点を取れる選手が必要になります。

レギュラーシーズンならチームオフェンスで崩せる。

でもプレーオフでは相手もセットを研究してきます。

残り2分。

同点。

セットプレーが崩れた。

誰かにボールを渡して点を取ってもらうしかない。

そのときにカワイがいる。

これはかなり大きい。

2019年のラプターズでも、まさにそうでした。

シクサーズとの第7戦で決めた伝説のシュートもそうですが、あの年のカワイはプレーオフで自分で点を作れる存在としてチームを何度も救いました。

あれから7年。

同じことを完全に再現できるとは思いません。

でも今のNBAでも、終盤にボールを任せられる選手としてはまだトップクラスです。

スコッティ・バーンズとの組み合わせも面白い

今のラプターズにはスコッティ・バーンズがいます。

2019年とは完全に違うチームです。

カワイが全てを背負う必要はありません。

バーンズがゲームを作る。

カワイが得点する。

守備では二人とも複数ポジションを守る。

かなり使いやすい組み合わせです。

特にカワイが年齢を重ねていることを考えると、バーンズがボール運びやプレーメイクを担えるのは大きい。

カワイの負担を減らしながら、勝負どころで最大火力を出す。

これが理想です。

ラプターズはもう勝負モードに入っている

今回の延長交渉を考えると、ラプターズの方向性もかなり分かりやすくなります。

再建ではない。

育成だけでもない。

今勝ちたい。

イングラム、ディック、指名権まで出してカワイを獲得。

その直後に延長交渉。

完全に勝負モードです。

若手を育てながら数年待つのではなく、バーンズが中心になっている今のタイミングでカワイを加えて上を狙う。

かなり攻めた判断です。

もし2年延長なら2029年までトロント

2年の延長が最大額で成立すれば、カワイは2028-29シーズンまでラプターズに残ることになります。

そのときカワイは37歳。

完全にキャリア終盤です。

そう考えると、今回の復帰は単なる懐かしい再会ではありません。

もしかすると、カワイがNBAキャリアの最後をトロントで迎える可能性まで出てきます。

2019年。

1年だけ在籍。

優勝。

Finals MVP。

その夏に退団。

7年後に復帰。

そしてそのままキャリア終盤までトロント。

もし本当にそうなったら、かなり綺麗な物語です。

クリッパーズ時代よりトロントの印象が強い不思議

カワイはクリッパーズで6シーズンプレーしました。

トロントでは1シーズンだけ。

普通ならクリッパーズ時代の方がキャリアの印象として強くなりそうです。

でも多くのNBAファンにとって、カワイといえば2019年のラプターズというイメージが今でも強いと思います。

理由は単純です。

あの1年が濃すぎた。

球団初優勝。

Finals MVP。

The Shot。

全部あの1年に詰まっています。

だから今回の復帰にもストーリーがあります。

そして長期延長まで決まれば、カワイとトロントの関係はさらに特別なものになりそうです。

190億円は高い。でも払いたくなる

正直、2年1億2610万ドルという数字だけ見たら高いです。

35歳。

怪我歴あり。

契約終了時には37歳。

リスクはかなりあります。

でも昨季27.9得点。

65試合出場。

TS62.9%。

MVP投票7位。

All-NBA Second Team。

これを見ると、払いたくなる気持ちも分かります。

結局、NBAではスーパースターを市場価格より安く取ることなんてほとんどできません。

優勝を狙うなら、どこかでリスクを取る必要があります。

ラプターズはそのリスクをカワイに賭ける。

それだけです。

個人的には2年ならかなりアリ

個人的には、2年ならかなりアリだと思います。

これが4年契約なら怖い。

でも2年。

今季を含めても3年間。

ラプターズが今勝負したいなら、タイムラインとしてはそこまで長くありません。

バーンズの全盛期に入り始める時期と、カワイがまだトップレベルで戦える可能性がある時期を重ねる。

かなり合理的です。

もちろん最大の条件は健康。

ここだけは誰にも分かりません。

でも健康なら、カワイはまだ普通にエースです。

7年ぶりの復帰は一時的なものじゃなさそう

最初に復帰ニュースを見たときは、2019年の英雄が帰ってくるというストーリー性が一番目立ちました。

でも今回の延長交渉を見ると、それだけではなさそうです。

ラプターズは思い出でカワイを取ったわけではありません。

今のカワイがまだ勝たせられる選手だと評価している。

だから大きなトレード資産を出した。

だからすぐ延長の話をしている。

かなり本気です。

35歳で最大2年1億2610万ドル。

数字だけならびっくりします。

でも今のカワイを見れば、完全に理解できない金額ではありません。

むしろ、この契約が成立したらラプターズの覚悟がはっきりします。

2019年の思い出をもう一度楽しむためではなく、もう一度本気で優勝を狙うためのカワイ復帰。

そう考えると、かなり面白くなってきました。

トロント、カワイ好きすぎる。笑

でもそれ以上に、まだカワイで勝てると思っている。

そこが今回の延長交渉で一番重要なポイントだと思います。

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