NBA歴代ドラフト全体1位指名選手一覧【2026年最新版】|MVPを獲ったのは11人だけ、高校直行は3人だけ

記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

毎年6月、NBAドラフトの壇上で最初に名前を呼ばれる選手がいます。全体1位指名。チームの未来を丸ごと託される、1年にたった1人のポジションです。

ただ、この「1位指名」が必ず成功するとは限らないのがNBAの怖いところで、レブロン・ジェームズのような怪物が出る年もあれば、数年で戦力外になってしまう年もあります。この記事では、歴代の全体1位指名選手を一覧で整理しながら、1位指名という椅子に何が起きてきたのかを見ていきます。

2000年以降のNBAドラフト全体1位指名一覧

まずは現行のNBAを知るうえで欠かせない、2000年以降の全体1位を年ごとに並べます。

年 選手 指名チーム 出身
2000 ケニヨン・マーティン ニュージャージー・ネッツ シンシナティ大
2001 クワミ・ブラウン ワシントン・ウィザーズ 高校
2002 姚明(ヤオ・ミン) ヒューストン・ロケッツ 中国
2003 レブロン・ジェームズ クリーブランド・キャバリアーズ 高校
2004 ドワイト・ハワード オーランド・マジック 高校
2005 アンドリュー・ボーガット ミルウォーキー・バックス オーストラリア
2006 アンドレア・バルニャーニ トロント・ラプターズ イタリア
2007 グレッグ・オデン ポートランド・トレイルブレイザーズ オハイオ州立大
2008 デリック・ローズ シカゴ・ブルズ メンフィス大
2009 ブレイク・グリフィン ロサンゼルス・クリッパーズ オクラホマ大
2010 ジョン・ウォール ワシントン・ウィザーズ ケンタッキー大
2011 カイリー・アービング クリーブランド・キャバリアーズ デューク大
2012 アンソニー・デイビス ニューオーリンズ・ペリカンズ ケンタッキー大
2013 アンソニー・ベネット クリーブランド・キャバリアーズ カナダ
2014 アンドリュー・ウィギンス クリーブランド・キャバリアーズ カナダ
2015 カール・アンソニー・タウンズ ミネソタ・ティンバーウルブズ ケンタッキー大
2016 ベン・シモンズ フィラデルフィア・76ers オーストラリア
2017 マルケル・フルツ フィラデルフィア・76ers ワシントン大
2018 デアンドレ・エイトン フェニックス・サンズ バハマ
2019 ザイオン・ウィリアムソン ニューオーリンズ・ペリカンズ デューク大
2020 アンソニー・エドワーズ ミネソタ・ティンバーウルブズ ジョージア大
2021 ケイド・カニングハム デトロイト・ピストンズ オクラホマ州立大
2022 パオロ・バンケロ オーランド・マジック デューク大
2023 ビクター・ウェンバンヤマ サンアントニオ・スパーズ フランス
2024 ザカリー・リサシェ アトランタ・ホークス フランス
2025 クーパー・フラッグ ダラス・マーベリックス デューク大
2026 AJ・ダイバンツァ ワシントン・ウィザーズ BYU

2026年の全体1位はAJ・ダイバンツァ。ブリガムヤング大(BYU)からワシントン・ウィザーズに指名されました。

1990年代の全体1位指名

年 選手 指名チーム 出身
1990 デリック・コールマン ニュージャージー・ネッツ シラキュース大
1991 ラリー・ジョンソン シャーロット・ホーネッツ UNLV
1992 シャキール・オニール オーランド・マジック LSU
1993 クリス・ウェバー オーランド・マジック ミシガン大
1994 グレン・ロビンソン ミルウォーキー・バックス パデュー大
1995 ジョー・スミス ゴールデンステート・ウォリアーズ メリーランド大
1996 アレン・アイバーソン フィラデルフィア・76ers ジョージタウン大
1997 ティム・ダンカン サンアントニオ・スパーズ ウェイクフォレスト大
1998 マイケル・オロワカンディ ロサンゼルス・クリッパーズ ナイジェリア
1999 エルトン・ブランド シカゴ・ブルズ デューク大

1992年シャック、1996年アイバーソン、1997年ダンカン。この3人だけでNBAの20年が語れてしまうくらいの豊作期でした。特に1997年のダンカンは、スパーズという球団の20年を丸ごと変えた1位指名です。

歴史に名を刻んだ全体1位指名

1947年から続く全体1位の歴史から、特に語り継がれている指名をいくつか挙げます。

年 選手 指名チーム
1958 エルジン・ベイラー ミネアポリス・レイカーズ
1960 オスカー・ロバートソン シンシナティ・ロイヤルズ
1968 エルビン・ヘイズ サンディエゴ・ロケッツ
1969 ルー・アルシンダー(カリーム・アブドゥル・ジャバー) ミルウォーキー・バックス
1974 ビル・ウォルトン ポートランド・トレイルブレイザーズ
1979 マジック・ジョンソン ロサンゼルス・レイカーズ
1982 ジェームズ・ウォージー ロサンゼルス・レイカーズ
1984 ハキーム・オラジュワン ヒューストン・ロケッツ
1985 パトリック・ユーイング ニューヨーク・ニックス
1987 デビッド・ロビンソン サンアントニオ・スパーズ

1984年のハキーム・オラジュワンは、同じドラフトの3位にマイケル・ジョーダンがいたことで有名な年です。「1位指名が間違いだった」と語られることもありますが、オラジュワン自身はロケッツを2度の優勝に導いているので、単純な失敗とは言えません。1位指名の評価がいかに難しいかを示す例だと思います。

数字で見る全体1位指名の傾向

MVPを獲った1位指名は11人

全体1位指名からMVPを受賞したのは11人。最多はカリーム・アブドゥル・ジャバーの6回で、レブロン・ジェームズが4回、マジック・ジョンソンが3回、ティム・ダンカンが2回と続きます。

80年近い歴史の中で11人。逆に言えば、全体1位の大半はMVPに手が届いていないということでもあります。MVPの受賞回数については歴代MVP最多受賞ランキングで詳しくまとめています。

高校から直接1位指名されたのは3人だけ

大学を経ずに高校からそのまま全体1位で指名されたのは、クワミ・ブラウン(2001年)、レブロン・ジェームズ(2003年)、ドワイト・ハワード(2004年)の3人です。

この3人で終わっているのは、2005年の労使協定で年齢制限が導入され、高校から直接NBAに入る道が閉ざされたためです。この制度変更がどれだけ記録の形を変えたかはNBA歴代最年少記録まとめで整理しています。

米国大学を経ずに1位指名された4人

アメリカの大学でプレーした経験がないまま全体1位に選ばれたのは、次の4人です。

  • 2002年 姚明(中国)
  • 2006年 アンドレア・バルニャーニ(イタリア)
  • 2023年 ビクター・ウェンバンヤマ(フランス)
  • 2024年 ザカリー・リサシェ(フランス)

注目すべきは、2023年と2024年が2年連続でフランス人だったこと。ヨーロッパの育成環境がNBAのトップ評価に届くところまで来ている、という象徴的な出来事でした。

キャブスは4年間で3度の1位指名

クリーブランド・キャバリアーズは2011年(アービング)、2013年(ベネット)、2014年(ウィギンス)と、4年間で3度も全体1位を引き当てています。ロッタリーの抽選運という意味では史上屈指の当たり方です。

ただし、その3人のうちキャブスで長く主力を務めたのはアービングだけ。ベネットは早々に戦力外となり、ウィギンスはレブロン復帰に伴うトレードで即座に放出されました。1位指名を3回引いても、それが即戦力の積み上げにはならないという現実がよく表れています。抽選の仕組み自体はドラフトロッタリーの解説記事をご覧ください。

1位指名は「当たり」なのか

一覧を眺めて改めて思うのは、全体1位のばらつきの大きさです。

レブロン、ダンカン、シャック、アイバーソン、カリーム、マジックのように球団史を変える選手が出る一方で、怪我や環境の噛み合わせで期待された役割を果たせないまま終わる選手もいます。1972年のラルー・マーティン(ブレイザーズ)、1998年のマイケル・オロワカンディ(クリッパーズ)、2013年のアンソニー・ベネット(キャブス)あたりは、しばしばその文脈で名前が挙がる指名です。

だからこそNBAのフロントは、1位指名を「確定した未来」ではなく「最も確率の高いくじ」として扱います。指名権そのものがどれだけの価値を持つのかはドラフト指名権の当たり外れ率を調べた記事で、成功例と失敗例の分かれ目についてはスティールとバストの分析記事でそれぞれ掘り下げています。

また、各チームが将来どの年の指名権を持っているかはNBA全30チームの将来ドラフト指名権まとめで随時更新しています。来年以降どのチームが1位指名を狙える位置にいるのかを考えるときに便利です。

まとめ

  • 2026年の全体1位はAJ・ダイバンツァ(BYU→ウィザーズ)
  • 全体1位からのMVP受賞者は11人、最多はカリームの6回
  • 高校から直接の1位指名はクワミ・ブラウン、レブロン、ドワイト・ハワードの3人のみ
  • 米国大学を経ない1位指名は4人、うち2023・2024年は2年連続フランス人
  • キャブスは2011〜2014年の4年間で3度の1位指名を獲得

全体1位指名は、その年で最も評価の高い選手に与えられる番号です。ただ一覧にして並べてみると、番号が未来を保証してくれるわけではないことがはっきり分かります。ダイバンツァがどちらの側に名を連ねることになるのか、数年後にこの表を見返すのが楽しみです。

タイトルとURLをコピーしました