ラメロボールがNBA史上最速の311試合で3ポイント1000本に到達

ラメロボールがNBA史上最速の311試合で3ポイント1000本に到達
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ティンバーウルブズのラメロ ボールが、レギュラーシーズン通算311試合で3ポイントシュート1000本に到達しました。これはNBA史上最短試合数での到達で、従来の記録は現デトロイト ピストンズのダンカン ロビンソンが持っていた343試合でした。わずか32試合という差を考えると、かなり大きな更新だったと言えそうです。シーズンで言えばおよそ1シーズン弱の差にあたるので、感覚としてもかなりの短縮だと感じます。

記録が生まれたのは現地時間11月2日、本拠地ターゲット センターでのバックス戦です。ウルブズはこの試合に112対100で勝利し、5勝3敗としてウェスタン カンファレンス8位につけています。得点源のアンソニー エドワーズが右ヒザの負傷で欠場した中での勝利だったことを考えると、チームとしても収穫の多い一戦だったはずです。エースが抜けた試合をしっかり勝ちで終えられるかどうかは、プレーオフを見据えたときに大きな意味を持ってくると思います。

キャリア8年目、シーズンごとに積み重ねた記録

ボールは25歳のポイントガードで、シャーロット ホーネッツでキャリアをスタートさせました。2022-23シーズン以降は毎シーズン平均3.2本以上の3ポイントを成功させ続けていて、通算1000本という数字は決して一発の活躍で出てくるものではありません。シーズンをまたいで積み重ねてきた成果が、ここで形になったという印象です。ケガで試合数が伸びなかったシーズンもあったはずですが、出場した試合では常に高いペースで3ポイントを打ち続けてきたからこそ、311試合という数字に収まったのだと思います。1試合あたりの成功本数を見ても、ボールは年々安定感を増しているタイプの選手だという印象があります。

バックス戦でのボールのスタッツは今季最多の34得点、6リバウンド、3アシストでした。3ポイントは13本中6本が成功し、成功率は46.2パーセントです。普段のシュートタッチの良さがそのまま出た一戦だったと思います。試合を通して無理に打っている印象はなく、味方の動きを見ながら空いたところで打っているように見えたのも好調の理由だったと思います。

チーム全体の活躍もスタッツで見る

この日はボール以外のウルブズの選手も好調でした。主な選手のスタッツを表にまとめます。

選手得点リバウンドアシストその他
ラメロ ボール34633P6本成功
アヨ ドスンム19128
ジェイデン マクダニエルズ1363
トレイ ライルズ124
ルディ ゴベア1010
ジョナサン クミンガ81034ブロック

チームメイトのドスンムが19得点12リバウンド8アシストとほぼトリプルダブルの活躍を見せ、今季加入したクミンガも8得点10リバウンド3アシスト4ブロックと存在感を示しています。エドワーズが欠場する中でも複数の選手が穴を埋められたのは、チームの深さを示す結果だったと思います。マクダニエルズも13得点6リバウンド3アシストと安定した働きを見せ、守備の軸としての役割もこなしていました。ひとりに依存しない戦い方ができているのは、長いレギュラーシーズンを戦ううえで心強い材料だと思います。

ボールの今季成績は8試合で平均16.9得点、3.6リバウンド、5.9アシストです。スティールも1試合平均1.8本を記録しています。3ポイントは成功率36.6パーセントで平均3.3本を沈めています。派手な一戦だけでなく、シーズンを通して安定した数字を積み上げているのが伝わってくる成績です。

到達スピードという新しい指標

NBA歴代の3ポイント成功数ランキングでは、通算本数そのものはカリーが歴代1位に立っています。ボールの通算1000本という数字自体はランキング上位にはまだ遠い位置にありますが、到達までの試合数という点では歴代最速という新しい指標を打ち立てたことになります。本数のランキングとはまた別の角度から記録が評価される好例だと思います。

ボールは2020年のドラフト3位でホーネッツに入団し、ルーキーイヤーからシュートタッチの良さを評価されてきた選手です。昨シーズンにウルブズへ移ってからも、持ち味の3ポイントはそのままチームに持ち込まれています。トレードやチーム事情の変化があっても、個人の強みがぶれずに数字として残り続けているのは見ていて気持ちの良いところです。

エドワーズ離脱の中で見えたチームの底力

ウルブズにとってエドワーズの右ヒザの手術は開幕好調の中での誤算でした。得点源が長期で離脱する状況は、普通であればチームの勢いを削いでしまいかねません。それでもボールやドスンム、クミンガといった選手たちがそれぞれの持ち場で得点やリバウンドを積み上げ、5勝3敗という成績を保てているのは立派だと思います。ひとりのスターに頼らない戦い方ができるかどうかは、長いシーズンを乗り切るうえでかなり重要な要素になってきます。

クミンガは今季新たにウルブズへ加わった選手です。前のチームでの出場機会に悩んでいた時期もありましたが、この試合では10リバウンドと4ブロックを記録し、新しい環境でさっそく違いを見せています。エドワーズが戻ってくるまでの期間、こうした選手たちがどれだけ存在感を示せるかが、ウルブズのシーズン全体を左右しそうです。

3ポイント時代を象徴する記録

近年のNBAは、3ポイントシュートの重要性がシーズンを追うごとに増しています。ボールのように入団直後から積極的に3ポイントを打ち続けてきた選手が、311試合という短い期間で1000本に到達したのは、リーグ全体のプレースタイルの変化を象徴する出来事のようにも見えます。ひと昔前であれば、ポイントガードがこれだけ早いペースで3ポイントを積み上げることは珍しかったはずです。チームの作戦としても、ポイントガードがアウトサイドから打てることを前提にオフェンスを組むケースが増えてきていて、ボールのようなタイプの選手が重宝されやすい時代になっているとも言えそうです。守備側からすると、ポイントガードまでしっかり3ポイントラインの外で守らなければならない分、ディフェンスの負担はどんどん大きくなっているのではないかと思います。見ている側としても、こうした流れの変化を記録というかたちで実感できるのは面白いところです。

一方で、本数だけを追いかけるのではなく、チームの勝利にどれだけ結びついているかという視点も欠かせません。この日のボールは34得点を記録しながらチームの勝利にも直結する活躍を見せました。記録と勝利の両方が噛み合った試合だったからこそ、印象に残る一夜になったのだと思います。

ボールはこれまでもシーズンによって得点のペースを上げたり、アシストを重視するスタイルに切り替えたりと、チームの状況に応じて役割を変えてきた印象があります。ホーネッツで若いチームを率いていた時期と比べると、ウルブズでは勝ち切るための一本を求められる場面が増えているようにも見えます。その中でシュートタッチが落ちていないのは、普段の練習量の積み重ねがあってこそだと思います。移籍1年目からすぐにチームにフィットできているのも、技術の高さだけでなく性格的な適応力があるからなのかもしれません。チームメイトとの連携がすでにできあがっているように見えるのも、好調の理由のひとつだと思います。

まとめ

  • ラメロ ボールが通算311試合で3ポイント1000本に到達、NBA史上最速
  • 従来記録はダンカン ロビンソンの343試合
  • 記録達成の試合はウルブズがバックスに112対100で勝利
  • 今季8試合で平均16.9得点、5.9アシストと安定した成績を維持

通算本数のランキングだと歴代の名だたるシューターにはまだ及びませんが、到達スピードという切り口で見ると今の3ポイント時代を象徴する記録のひとつだと思います。エドワーズが戻ってきたときに、ボールがどんな形でボールを分け合っていくのかも含めて、この先のウルブズはまだ目が離せません。個人的には、ボールがこの先どこまで本数を伸ばしていくのか、そして今回のような大型記録をあと何度積み重ねていくのかをシーズンを通して追いかけてみたくなりました。同時に、エースが欠けても勝ち星を積み重ねられるチームの地力も、今後のウルブズを見るうえで注目しておきたいポイントです。

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