クリッパーズがヒートに116対117で逆転負け、八村塁はキャリアハイ7アシスト

クリッパーズがヒートに116対117で逆転負け、八村塁はキャリアハイ7アシスト
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八村塁は左大腿四頭筋の張りで2試合を欠場したあと、現地時間11月4日のヒート戦で復帰しました。立ち上がりから積極的にシュートを打ち続け、第1クォーターだけで11得点を記録しています。開始2分すぎに3ポイントシュートを沈めると、その後もミドルシュートを3本続けて決めました。チームは第1クォーターを24対33で終えてビハインドを背負いましたが、八村個人の入りは申し分ない内容でした。前節のサンダー戦ではわずか5得点に終わっていたこともあり、この日の積極性は太もものケガで2試合を欠場した復帰戦としてかなり心強いものだったと思います。ベンチに下がっていた期間が長くなかったこともあり、コンディション面の不安はあまり感じさせない立ち上がりでした。

八村のこの日のシュートはミドルレンジが中心でした。インサイドで強引に仕掛けるのではなく、スペースを生かしたジャンプショットで得点を重ねるスタイルは、新しいチームでの立ち位置を自分なりに探っている様子がうかがえます。前半だけで3ポイントを含む複数のシュートを沈めたことで、相手ディフェンスに守備範囲の広さを意識させられたのも大きかったはずです。インサイドで合わせるだけの選手ではないという印象を、改めて相手に植え付けた時間帯だったと思います。

第2クォーターで逆転、第3クォーターは演出役に

第2クォーターに入るとクリッパーズは9点のビハインドから反撃に転じます。ディックとワグラー、ストゥルース、ロペスが得点を重ねました。この10分間だけで43得点を奪う猛攻です。前半を終えた時点でクリッパーズはリードを奪う展開に持ち込んでいます。第3クォーターになると八村は自分で得点するのではなく、ダンとストゥルースの3ポイントシュートを演出する役回りに回りました。得点が伸びない時間帯でもチームのために働けるのは、八村がこのチームで求められている役割のひとつなのだと感じます。

第4クォーターから延長まで、目が離せない接戦に

第4クォーター残り7分ごろにコートへ戻った八村は、ロペスの得点をお膳立てしました。残り5分4秒にはファウルを受けながらジャンプショットを決め、自身の得点を20点に伸ばします。そこからは目が離せない展開になりました。クリッパーズが残り1分53秒の時点で1点のビハインドを背負うと、ガーランドが逆転のシュートを決めます。しかし残り10.8秒でヒートに再び逆転を許しました。最後に望みをつないだのは八村でした。残り2.7秒でファウルを受けてフリースローを2本獲得し、2本目を沈めて同点に追いつきます。

延長戦に入るとガーランドが9得点を奪う活躍を見せましたが、2点リードで迎えた終盤にヒートへ逆転の3ポイントシュートを許し、クリッパーズは116対117で敗れました。チームはこれで6連敗となり、今季は依然として苦しいスタートが続いています。次戦は11月8日(現地時間)、ホームでペリカンズと対戦する予定です。

スタッツで見る八村塁とチームメイトの活躍

この試合の主な選手のスタッツを表にまとめました。八村は21得点に加えて9リバウンド、7アシスト、1スティールを記録しています。見出しにもなった7アシストはキャリアハイです。第3クォーター終了時点ではすでに6アシストを記録していて、その時点でキャリアハイに並んでいました。

選手得点リバウンドアシストその他
八村塁21971スティール
ガーランド267
ロペス2082ブロック
ジョーンズJr.1283ブロック
ワグラー11

八村の出場時間は37分16秒でした。得点だけでなくリバウンドとアシストも二桁近くまで積み上げたことを考えると、復帰戦としてはかなり内容の濃い試合だったと言えそうです。

苦しいクリッパーズの序盤、八村の存在感

クリッパーズは開幕前からケガ人が相次いでいます。イングラムはアキレス腱の部分断裂で開幕に間に合わず、新加入のストラスも早い時期に負傷するなど厳しいスタートを強いられてきました。そこに八村自身の太もものケガも重なり、チームとしてまとまった時間を一緒に過ごせていない序盤戦だったと思います。6連敗という結果だけを見ると苦しい状況ですが、そのなかで八村が試合に出続けて21得点と自己最多タイのアシストを記録したのは、チームにとって数少ない明るい材料のひとつではないでしょうか。

個人的には、得点だけでなくアシストの数字が伸びてきている点が気になっています。味方を使う意識が強くなっているのは、チームの中で八村に求められている役割が少しずつ変わってきている証拠なのかもしれません。歴代の日本人NBA選手の記録のなかでも、八村のスタッツはすでに特別な位置にありますが、その記録がまだ更新され続けているのは素直にうれしいところです。

クォーター別で見る点差の動き

試合全体を見渡すと、点差が二度大きく動いた展開でした。クリッパーズは第1クォーターを24対33で終えて最大9点のビハインドを背負いましたが、第2クォーターだけで43得点を奪って一気に逆転します。前半を31対24で折り返すところまで持ち込めたのは大きな収穫でした。後半に入ってからはヒートも終盤にかけてしっかり追い上げてくる粘り強さを見せ、最終的には延長戦にまでもつれ込む展開になっています。

1Q2Q3Q4QOT
クリッパーズ244320209
ヒート3319262910

ホームのインテュイット ドームで迎えたこの試合は、クリッパーズにとって今季6連敗目です。接戦を落とす展開が続いていることを考えると、あと一歩を拾えるかどうかが今後のシーズンを左右しそうです。次戦のペリカンズ戦で、この悔しさをどう生かすのか注目したいところです。

チームメイトの活躍にも触れておきたいと思います。ガーランドは土壇場で逆転シュートを沈め、延長戦でも9得点を奪う働きを見せました。ロペスはインサイドで20得点8リバウンド2ブロックと存在感を発揮し、ジョーンズJr.もリバウンドとブロックで脇役の仕事をこなしています。チーム全体が最後まで食い下がったからこそ、延長までもつれ込む試合になったと言えそうです。惜しくも勝利には届きませんでしたが、内容を見れば次に繋がる負け方だったのではないでしょうか。1点差の試合はちょっとした判断の違いで結果が変わるので、次に同じ状況が来たときにどう振る舞うかが大事になってくると思います。

八村はこれまでどちらかというと得点が目立つタイプの選手として見られてきました。レイカーズ時代はベンチからの3ポイントや効率の良いシュートで存在感を示す場面が多かった印象です。今季はクリッパーズに移ってまだ間もない時期ですが、味方を使うプレーが増えているのは、チーム内での求められ方が少しずつ変わってきていることの表れかもしれません。フォワードでアシストが7本というのは決して小さい数字ではなく、八村自身のプレースタイルの幅が広がっている証拠のようにも見えます。

ヒート側もこの試合で3勝5敗という決して楽な状況ではありません。それでも接戦を拾い切ったことで、守備の粘り強さに自信を持てる白星になったはずです。接戦をどちらが拾うかでシーズン全体の印象が大きく変わってくるのは、NBAに限らずどのスポーツでも同じだと思います。クリッパーズにとっては、あと一歩のところで勝ち切れない試合が続いているのは気になるところです。守備の最後の詰めや終盤の判断など、細かい部分の精度を上げていく必要がありそうです。

まとめ

  • 八村塁は復帰戦でキャリアハイに並ぶ7アシストを記録
  • 第4クォーター終盤から延長まで目が離せない接戦に
  • クリッパーズは6連敗で依然として苦しい戦いが続く
  • 次戦は11月8日(現地時間)、ホームでペリカンズと対戦

延長で敗れたとはいえ、八村が最後まで試合に絡み続けたのは収穫だったと思います。得点だけでなくリバウンドとアシストでも存在感を示せたことは、復帰戦としては十分すぎる内容でした。個人的には、このアシストの多さが新しいチームでの役割を物語っている気がして、次の試合がますます楽しみになりました。6連敗という結果は重く受け止めるべきですが、接戦を重ねているのは決して悪いことばかりではないはずです。次戦のペリカンズ戦で、このわずかな差をどう詰めるのか、自分も引き続き注目していきたいと思います。

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