レイカーズが25点差からウォリアーズに逆転負け、ドンチッチは前代未聞の第1クォーターを記録

レイカーズが25点差からウォリアーズに逆転負け、ドンチッチは前代未聞の第1クォーターを記録
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

10月30日、米国カリフォルニア州のチェイスセンターでウォリアーズとレイカーズが対戦しました。前半早々、試合はレイカーズの一方的な展開に見えました。第1クォーターだけで25点もリードを広げていたからです。ところがそこから試合は大きく動き、最終的にウォリアーズが112対95で勝利を収めています。レイカーズのドンチッチは37得点を記録しながらも、チームとしては逆転を許す結果になりました。

個人的には、スコアだけを見るとよくある逆転劇のひとつに見えますが、内容を調べてみるとかなり特殊な試合だったことが分かりました。特に第1クォーターのドンチッチの成績は、数字だけ並べても伝わりにくいくらい珍しい組み合わせでした。今回はこの一戦を振り返ってみます。

第1クォーターで見せた前代未聞のスタッツ

ドンチッチの第1クォーターの成績は21得点でした。これに加えて5アシストを記録しています。さらに1スティールと1ブロックも記録しました。試投27本中12本という荒れたシュート内容とは対照的に、この最初の12分間だけはほぼ完璧な出来だったと言ってよさそうです。

プレーバイプレーの記録が残る時代の中で、1クォーターにこの4項目をまとめて記録した選手は他に見当たらないとされています。得点だけが伸びる選手は珍しくありませんが、同じ12分間でアシストもスティールもブロックも記録に残したところに、ドンチッチらしい多才さが出た場面だったように見えます。

レイカーズはこの勢いのまま第1クォーターを38対15で終えました。一時は25点差まで試合を広げる場面もありました。会場の雰囲気も含めて、この時点ではレイカーズの大勝で終わってもおかしくない流れだったように見えます。

そもそも1クォーターだけで20得点を超える選手自体、そう多くはありません。そこにアシストとスティール、ブロックまで同時に積み上げるのは、得点力だけでなく試合全体を読む力が求められる場面です。ドンチッチがボール運びからフィニッシュ、守備側のパスカットまで一人で関わっていたことがうかがえる内容でした。

第2クォーターで流れが一気に変わった

ところがウォリアーズは第2クォーターに38得点を叩き込み、前半を53対53の同点に戻してしまいます。15分前まで大差をつけられていたチームが、わずか1クォーターで追いついたことになります。これだけでも十分に珍しい展開です。

試合の主導権はそのままウォリアーズに移りました。第3クォーターも32対27でウォリアーズが上回っています。第4クォーターは27対15とさらに突き放されました。結局レイカーズは最初の12分間に築いたリードを丸ごと失う形になっています。

クォーターレイカーズウォリアーズ
第1Q3815
第2Q1538
第3Q2732
第4Q1527
合計95112

ウォリアーズ側はカリーが31得点を記録しました。6アシストと4リバウンドも加えています。ベンチからはポジエムスキーが21得点、メルトンが16得点と援護しました。主力だけでなく控えの選手まで得点源になっていたのが、この逆転を支えた大きな理由に見えます。

25点差を追いついて逆転するには、単発の活躍だけでは足りません。チーム全体で得点源が分散していたからこそ、レイカーズとしては守る相手を絞れなかったのではないでしょうか。先発だけでなく途中出場の選手まで得点できるチームは、こういう場面で強さを発揮しやすいように思います。

ドンチッチ自身は悪くない数字を残していた

試合全体でのドンチッチの成績は37得点でした。リバウンドは7本、アシストは5本記録しています。さらに2ブロックと1スティールも加えました。3ポイントも6本沈めており、個人の数字だけ見ればかなり良い内容です。レイカーズ側ではケスラーが13リバウンドを記録しています。

だからこそ、この試合はドンチッチ個人の出来が悪かったから負けたという単純な話ではないように見えます。自分としては、むしろ第1クォーターにあれだけの差をつけた後の中だるみと、ウォリアーズのベンチ層の厚さが結果を分けたのではないかと感じます。

ドンチッチは今シーズン、開幕前にハムストリングの回復状況が注目されていました。ここまでの戦いぶりを見る限り、得点感覚が落ちた様子はありません。直前のジャズ戦でも52得点を挙げて逆転勝利に導いており、今回も個人としての勢いそのものは崩れていないと言えそうです。

一方で、個人の数字が良くてもチームが勝てない試合が続くと、どうしても周囲の支え方に話が向かいます。レイカーズにとっては、ドンチッチが引いた大差をベンチ陣がどう守りきるかが、今後のシーズンを通じた課題になりそうです。エースが30得点台を記録した試合でも負けることがあるというのは、チームスポーツらしい一面だと感じます。

レイカーズとウォリアーズ、ここまでの対戦と順位

この結果によりレイカーズは4勝2敗、ウォリアーズは3勝3敗となりました。今シーズンの直接対戦はこれが2戦目です。開幕戦ではレイカーズが127対105で快勝していました。今回はウォリアーズが仕返しをした形になり、対戦成績は1勝1敗のタイに戻りました。開幕戦ではケスラーがシュートを全部成功させる活躍を見せていたので、わずか10日ほどの間に両チームとも見せ場を作り合った形です。

レブロン後の新時代をドンチッチを中心にどう勝ち切るのかという話題は今シーズンもずっと続いています。今回のような試合は、戦力は十分にあっても安定して勝ち続けることの難しさを改めて映し出した一戦だったように思います。シーズンはまだ6試合前後の段階なので、これだけで評価を決めつけるのは早いかもしれません。それでも、大差をつけた試合を終盤まできっちり守りきれるかどうかは、この先プレーオフを見据えたときに必ず問われてくる部分です。

ウォリアーズにとっても、開幕から出遅れていた中でのこの勝利は意味のある1勝だったはずです。25点差を追いついて勝てたという経験は、シーズン後半に苦しい展開になったときの自信につながっていくのではないでしょうか。

西地区はここまでまだ上位と下位の差がはっきりしない序盤戦です。1試合ごとの勝敗が順位表を大きく動かす時期でもあるので、こうした接戦や逆転劇の結果は後になって振り返ると大きな意味を持つことがあります。レイカーズとしては、今回の負け方を次の対戦までにどう修正してくるかが注目点になりそうです。

大差を守りきれなかったことをどう見るか

NBAでは25点差のような大きなリードであっても、終盤まで油断なく守りきれるかどうかは別の問題です。特にシーズン序盤は、チームとしての連係や交代のタイミングがまだ固まっていない時期でもあります。今回のレイカーズも、第1クォーターを終えた時点での圧勝ムードが、そのまま残り36分間続くとは限らなかったということでしょう。

自分が興味を持ったのは、直前のジャズ戦でレイカーズが見せた姿と今回がちょうど逆の構図になっている点です。ジャズ戦では18点差をひっくり返して勝ち切りましたが、今回は自分たちが追いつかれる側になりました。同じチームが短い期間で両方の立場を経験したことになり、勝敗を決める要素がどちらのチームにも転がりうることを示した2試合だったように感じます。

もちろん1試合だけで決めつけるのは早計です。それでも、点差がついた後の時間の使い方や選手の交代判断は、この先シーズンが深まるほど結果を左右してくる部分になりそうです。レイカーズがこの試合をどう受け止めて次に生かすのか、注目しておきたいところです。長いシーズンの中では、大差で勝てる試合よりも、こういう取りこぼしをどれだけ減らせるかの方が最終的な順位に直結してくるものです。

まとめ

  • ウォリアーズが112対95でレイカーズに勝利
  • ドンチッチは第1クォーターに21得点を記録し、5アシストと1スティール、1ブロックも加えた
  • レイカーズは25点差のリードを守れずに逆転負け
  • 試合全体ではドンチッチ37得点、カリー31得点
  • 両チームは4勝2敗と3勝3敗になり、今シーズンの対戦成績は1勝1敗に
  • レイカーズのベンチはケスラーが13リバウンドで奮闘した

個人的には、こうした圧倒的な12分間を経験してもチームが勝ちきれないところに、NBAの終わらない奥深さを感じます。シーズンはまだ始まったばかりなので、この一戦が今後どう響いてくるのか楽しみに見ていきたいです。次に両チームが顔を合わせるときに、今回の結果がどう生かされているかも合わせて追いかけていきたいと思います。

この記事に出てきた選手

楽天でチェック

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
タイトルとURLをコピーしました