NBAで最も多くのチャンピオンリングを持っている選手は、ボストン セルティックスのビル ラッセルで11回です。2位は同じくセルティックスのサム ジョーンズで10回。上位はほぼ1950〜60年代のセルティックス王朝の選手が占めていて、セルティックス以外で最も多いのは7回のロバート オーリーです。
この記事では、Basketball-Referenceの優勝回数ランキングをもとに、4回以上優勝した全選手と、3回優勝した選手、3つのチームで優勝した選手、現役選手の最多記録まで整理しました。データは2026年ファイナル(ニックスが53年ぶりに優勝)終了時点のものです。
以前のこの記事では3回の欄にトニー パーカーを入れていましたが、正しくは4回(2003、05、07、14年)でした。ほかにも4回、5回の選手に抜けがあったため、2026年10月に一覧を全面的に作り直しています。
NBA優勝回数ランキング(選手別、4回以上)
まずは全体像です。4回以上優勝した選手は全部で44人います。表の「チーム」は優勝したときの所属チームです。
| 回数 | 選手 | 優勝したチーム |
|---|---|---|
| 11回 | ビル ラッセル | ボストン セルティックス(1957、1959〜66、1968、69年) |
| 10回 | サム ジョーンズ | ボストン セルティックス(1959〜66、1968、69年) |
| 8回 | ジョン ハブリチェック | ボストン セルティックス(1963〜66、1968、69、74、76年) |
| 8回 | トム ハインソーン | ボストン セルティックス |
| 8回 | K.C.ジョーンズ | ボストン セルティックス |
| 8回 | トム(サッチ)、サンダース | ボストン セルティックス |
| 7回 | ロバート オーリー | ヒューストン ロケッツ(1994、95年)、ロサンゼルス レイカーズ(2000〜02年)、サンアントニオ スパーズ(2005、07年) |
| 7回 | ジム ロスカトフ | ボストン セルティックス |
| 7回 | フランク ラムジー | ボストン セルティックス |
| 6回 | マイケル ジョーダン | シカゴ ブルズ(1991〜93、1996〜98年) |
| 6回 | スコッティ ピッペン | シカゴ ブルズ(1991〜93、1996〜98年) |
| 6回 | カリーム アブドゥル=ジャバー | ミルウォーキー バックス、ロサンゼルス レイカーズ |
| 6回 | ボブ クージー | ボストン セルティックス |
| 5回 | コービー ブライアント | ロサンゼルス レイカーズ(2000〜02、2009、10年) |
| 5回 | ティム ダンカン | サンアントニオ スパーズ(1999、2003、05、07、14年) |
| 5回 | マジック ジョンソン | ロサンゼルス レイカーズ |
| 5回 | デニス ロッドマン | デトロイト ピストンズ、シカゴ ブルズ |
| 5回 | デレック フィッシャー | ロサンゼルス レイカーズ |
| 5回 | マイケル クーパー | ロサンゼルス レイカーズ |
| 5回 | ロン ハーパー | シカゴ ブルズ、ロサンゼルス レイカーズ |
| 5回 | スティーブ カー | シカゴ ブルズ、サンアントニオ スパーズ |
| 5回 | ジョージ マイカン | ミネアポリス レイカーズ |
| 5回 | ジム ポラード | ミネアポリス レイカーズ |
| 5回 | スレーター マーティン | ミネアポリス レイカーズ、セントルイス ホークス |
| 5回 | ドン ネルソン | ボストン セルティックス |
| 5回 | ラリー シーグフリード | ボストン セルティックス |
| 4回 | レブロン ジェームズ | マイアミ ヒート(2012、13年)、クリーブランド キャバリアーズ(2016年)、ロサンゼルス レイカーズ(2020年) |
| 4回 | ステフィン カリー | ゴールデンステート ウォリアーズ(2015、17、18、22年) |
| 4回 | クレイ トンプソン | ゴールデンステート ウォリアーズ(2015、17、18、22年) |
| 4回 | ドレイモンド グリーン | ゴールデンステート ウォリアーズ(2015、17、18、22年) |
| 4回 | アンドレ イグダーラ | ゴールデンステート ウォリアーズ(2015、17、18、22年) |
| 4回 | シャキール オニール | ロサンゼルス レイカーズ(2000〜02年)、マイアミ ヒート(2006年) |
| 4回 | トニー パーカー | サンアントニオ スパーズ(2003、05、07、14年) |
| 4回 | マヌ ジノビリ | サンアントニオ スパーズ(2003、05、07、14年) |
| 4回 | ホーレス グラント | シカゴ ブルズ、ロサンゼルス レイカーズ |
| 4回 | ジョン サリー | デトロイト ピストンズ、シカゴ ブルズ、ロサンゼルス レイカーズ |
| 4回 | ロバート パリッシュ | ボストン セルティックス、シカゴ ブルズ |
| 4回 | ウィル パデュー | シカゴ ブルズ、サンアントニオ スパーズ |
| 4回 | カート ランビス | ロサンゼルス レイカーズ |
| 4回 | ジャマール ウィルクス | ゴールデンステート ウォリアーズ、ロサンゼルス レイカーズ |
| 4回 | ビル シャーマン | ボストン セルティックス |
| 4回 | ジーン グアリリア | ボストン セルティックス |
| 4回 | バーン ミッケルセン | ミネアポリス レイカーズ |
| 4回 | ペップ ソール | ロチェスター ロイヤルズ、ミネアポリス レイカーズ |
※回数はBasketball-Referenceの集計(NBAと前身のBAAの優勝を含む)に基づきます。年が書かれていない選手は、チームのみ記載しています。
ビル ラッセルの11回は、なぜ破られないのか
ラッセルは1956-57シーズンにNBA入りし、13シーズンで11回優勝しました。13年間で優勝を逃したのは2回だけです。しかも最後の2回(1968、69年)は選手兼ヘッドコーチとしての優勝でした。
この記録が今後破られる可能性は、かなり低いと考えられます。当時のNBAは8〜14チームしかなく、今の30チームとは優勝の難しさがまったく違います。さらに現在はサラリーキャップやセカンドエプロンの制度があり、優勝したチームが同じメンバーを長く保つこと自体が難しくなっています。2026年に優勝したニックスでさえ、オフにミッチェル ロビンソンがセルティックスへ移籍しました。
実際、1990年代以降で最も多いのは、ジョーダンとピッペンの6回です。オーリーの7回は、3つの強豪を渡り歩いたからこそ届いた数字でした。
王朝ごとに見ると、リング上位の顔ぶれが分かる
この表は、ほぼNBAの「王朝」の一覧でもあります。4回以上の44人を時代ごとに分けると、次のようになります。
- 1950年代のミネアポリス レイカーズ:マイカン、ポラード、ミッケルセン、マーティンなど。NBA最初の王朝です。
- 1957〜69年のセルティックス:13年で11回優勝。ラッセル、サム ジョーンズ、ハブリチェックなど、7回以上優勝した9人のうち、オーリーを除く8人がここに入ります。
- 1980年代のレイカーズ:マジック、カリーム、クーパー、ランビス、ウィルクス。「ショータイム」で5回優勝しました。
- 1990年代のブルズ:ジョーダン、ピッペン、ロッドマン、ハーパー、カー、グラント、パデュー。8年で6回です。
- 1999〜2014年のスパーズ:ダンカン、パーカー、ジノビリ。中心選手が長く同じチームに残ったことで、15年で5回優勝しました。
- 2015〜22年のウォリアーズ:カリー、クレイ、ドレイモンド、イグダーラの4人がそろって4回です。
王朝のメンバーが固まって並ぶ一方、オーリー、カー、ハーパー、サリーのように、2つ以上の王朝に関わった選手もいます。主力でなくても、勝つチームに必要な役割を果たし続けた選手がリングを増やしてきたことが分かります。こうした「勝てるチームの作り方」は、連覇、王朝の歴史でも詳しく書いています。
3つのチームで優勝した選手
1つのチームで勝ち続けるのとは別の難しさがあるのが、異なるチームでの優勝です。3つのチームで優勝した選手は次の4人です。
| 選手 | 回数 | 優勝したチーム |
|---|---|---|
| ロバート オーリー | 7回 | ロケッツ、レイカーズ、スパーズ |
| ジョン サリー | 4回 | ピストンズ、ブルズ、レイカーズ |
| レブロン ジェームズ | 4回 | ヒート、キャバリアーズ、レイカーズ |
| ダニー グリーン | 3回 | スパーズ、ラプターズ、レイカーズ |
このなかでレブロンは、3つのチームすべてでファイナルMVPを受賞した史上唯一の選手です。ファイナルMVPの回数についてはファイナルMVP最多受賞ランキングで詳しくまとめています。
現役選手の最多は4回
2026-27シーズンを迎える時点で、現役選手の最多は4回です。並んでいるのは次の4人です。
- レブロン ジェームズ(76ers):41歳で迎える今季、4つ目のチームで5回目を狙います。
- ステフィン カリー(ウォリアーズ):2年の延長契約にサインし、ウォリアーズ一筋で5回目を目指します。
- ドレイモンド グリーン(ウォリアーズ):カリーとともに4回すべてをウォリアーズで獲得しています。
- クレイ トンプソン(ヒート):今季からヒートでプレーします。
確認した範囲では、2025年(サンダー)と2026年(ニックス)の優勝で、新たに3回以上に達した選手はいません。現役選手がこの表を上がっていくには、まず5回目が必要です。
3回優勝した選手
3回優勝した選手は39人います。代表的な選手は次のとおりです。
- 1980年代のセルティックス レイカーズ:ラリー バード、ケビン マクヘイル、デニス ジョンソン、ジェームズ ウォージー、バイロン スコット、A.C.グリーン
- 1990年代のブルズ:トニ クーコッチ、ルーク ロングリー、ジョン パクソン、B.J.アームストロング、ビル カートライト、スコット ウィリアムズ、ビル ウェニントン
- 2000年代のレイカーズ スパーズ:リック フォックス、ブライアン ショウ、ブルース ボウエン
- 2010年代のヒート:ドウェイン ウェイド、ユドニス ハズレム
- 2010〜20年代のウォリアーズ:ショーン リビングストン、ケボン ルーニー、パトリック マッコー、ジャベール マギー
- 複数チーム:ダニー グリーン、サム キャセール、マリオ エリー
よくある質問
NBAで一番優勝した選手は?
ビル ラッセルの11回です。すべてボストン セルティックスでの優勝です。
マイケル ジョーダンとレブロン ジェームズは何回優勝している?
ジョーダンは6回(すべてブルズ)、レブロンは4回(ヒート2回、キャバリアーズ1回、レイカーズ1回)です。
チーム別の優勝回数は?
チーム別では、セルティックスの18回が最多です。全30球団の一覧はNBAチーム別優勝回数ランキングにまとめています。
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※データは2026年ファイナル終了時点(2026年10月6日更新)。出典:Basketball-Reference
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